レプソル・ホンダのライダー、トニ・ボウが非常に厳しいレースで3勝目を達成(すでに行われている3戦で)、新人のハイメ・ブストは4位の快挙、藤波は6位だった。
ソコロフというチェコの町でトライアル選手権第3戦が行われ、トニ・ボウが今シーズンすでに行われた3戦での3勝という勝利を自身の記録にさらに追加した。そして現在シリーズ2位のアダム・ラガに15ポイントのアドバンテージを得てトップの座を強固なものにしている。藤波貴久が6位だった複雑なラウンドで、新人のハイメ・ブストにとってはトラック・コンディションや天候は4位を獲得することに何の障害にもならなかった。
1ラップ目、トニ・ボウはいくつかのポイントで失敗したが、彼の2ラップ目での反応は完璧な内容で、16ポイントの獲得に対してわずか7ポイントという、2ラップ中ベストだった。最終ラップ、いつものことだが、何度かチャンピオンを獲得しているボウは表彰台の1番で終えるためにライバルを超える優位性を発揮した。この結果、トニ・ボウの総合得点は60ポイントになった。
チームメイトのハイメ・ブストは、注意して取り組まなくてはならなかったが、複雑なゾーンで素晴らしいライディングをして、みんなを驚かせた。ハイメ・ブストは4位を獲得し、惜しくも表彰台圏外で一日を終えた。バスク人ライダーはまだ総合では6位。
トライアルはとても肉体的に厳しいにもかかわらず、ひざの手術後いくつか問題を抱えている藤波貴久は6位でフィニッシュ。この結果、3位と1ポイント差の総合4位をキープしている。
チェコGP2日目、最終日の第2戦は10kmのルートを12のゾーンに分けて行われる。そこを3ラップ周回する。
トニ・ボウ
1st, 47points
今日は勝つのは簡単ではなかった。トライアルが複雑だった。いくつか難しいゾーンがあって、ミスをしやすかった。加えて、ノンストップ・システムを適用していて、コントロールがとても難しかった。ポイントを獲得することが簡単だった。どうであれシーズン3勝目を達成出来て良かった。次のレースではもっと難しくなると思うので、自分たちの優位性を増すことはとても重要なことだ。
藤波 貴久
6th, 76 points
この結果にあまり満足できない。表彰台か少なくても4位になることができた。1ラップであまりうまくいかなかったけど、2ラップ目でよりうまくいった。最終ラップでポイントを集め、6位で終わった。とにかく、チームがサポートをよくしてくれて、医者もかなり助けてくれたので、満足している。地チームの仕事ぶりが良かったし、明日に向けてポジティブになれるよ。
ハイメ・ブスト
4th, 72 points
このようなトライアルは自分のスタイルに合わないけど、今日は快適に感じていた。1ラップであまりうまくいかなかった。3ラップ目にはいくつかサインに触ってしまったけど、この結果を喜ばなくてはいけない。レース毎に学んでいるところだから。4位はすごいと思うし、ライディングが良かったということだと思う。ゾーンはとても滑りやすかったけど、あまりミスをしなかった。明日もベスト尽くすよ。