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MotoGP - San Marino Grand Prix. Race

サンマリノ・グランプリでは、ダニ・ペドロサとケーシー・ストーナーが高いレベルを示し、モトGPワールドチャンピオンシップに新たな一幕を刻んだ。それぞれ2位と3位、レプソル・ホンダチームのライダーたちは新たに表彰台を獲得し、ストーナーは今日のレースの勝者であるホルヘ・ロレンソに35ポイント差の総合トップを維持した。アンドレア・ドビツィオーソは、最終盤まで5位争いをした。

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スタートでホルヘ・ロレンソがイニシアティブを取り、僅差でストーナー、3番手にはダニ・ペドロサが、第二コーナーで前に出ようとしたが成功しなかった、ベン・スピースのプレッシャーを受けながら続いた。それだけでなくスピースは、最初の周回が終わる前に地元観衆の前で好スタートを切り、元気いっぱいのアンドレア・ドビツィオーソにも抜かれた。

周回が進むにつれロレンソ、ストーナーとペドロサは、5周目からペドロサが遅れだしたものの他者との間にマージンを築いていった。ケーシー・ストーナーはレース中盤、ミサノ・サーキットのひどい暑さと前週インディアナポリスGP後の休息不足で体調不良に苦しんで遅れ始めるまでのあいだ、ロレンソのヤマハの後ろを楽に走行していた。ロレンソとのコンタクトをなくしたあと、彼はまたペドロサに追い上げられるのを防ぐこともできず、残り6周でスペイン人ライダーは彼を捉え、抜き去ることができた。

その後ろでマルコ・シモンセリがアンドレア・ドビツィオーソを8周目に抜いた後、激しい4位争いが繰り広げられた。ベン・スピースとロッシのグループはドビツィオーソがアタックしてシモンセリを抜き去った残り3周までポジションを入れ替えながら争った。ハードなブレーキングとフィニッシュラインを越える長いスキッドマークを残して、最終的にはシモンセリが4位を獲得、ドビツィオーソは5位となった。

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2つの異なる大陸で2週続けての戦いの後、1週間半の休息の時が来た。ワールドチャンピオンシップは2週間後、再びスペイン・アラゴンサーキットで活動を再開する。


ダニ・ペドロサ 2位

マシンが予選ほど良いフィーリングではなかったので、少しがっかりしている。サスペンションを少し調整したけど、逆効果だった。ときどきそういうことはある。

1周目からフロントが切り込んだあとリアタイヤがスライドし、ホルヘとケーシーについていくことができないと感じた。後半は良かった。今日ホルヘはパーフェクトなレースをしていたけど、ラップごとにタイムを向上させてケーシーを捕まえることができたからね。

彼を抜いた後は2週連続での2位獲得のため、自分のリズムを保った。昨日よりは幾分涼しく、雨が降らなかったのでラッキーだった。

続けて2つの厳しいレースで、今日が多分シーズンで一番タフなレースだった。サーキットはハードブレーキングが多くて難しいし、とても暑く、それからインディのあと時差と疲労から回復するのは難しかった。少し休んで、アラゴンに向けて鋭気を養いたい。


アンドレア・ドビツィオーソ 5位

ハードにプッシュしてアグレッシブにライディングし、そして
燃費の問題でパワーを抑えなければならず、タフなレースだった。週末を通してこの問題で苦労したけど、ウォームアップのあと更にパワーを抑えなければならないっていう悪い知らせを受けた。

これは今年そんなに大きな問題じゃなかったし、実際シモンセリとアクセラレーションで争えないなんてことはなかった。ライディングスタイルと電子制御のセッティング、特にエンジンブレーキが原因で起こることだ。パワーを抑えることで表彰台争いは不可能になると知っていたから、モチベーションに大きな影響があった。

マルコやスピースといいバトルをした。今回、このシーズン中初めてマルコに負かされた。マルコ、おめでとう。いいバトルだったけど、目標はロレンソよりもポイントを稼ぐことだったから、それはできなかった。とても重要なことだけど、依然チャンピオンシップ3位に留まっている。自信を持って次に臨むよ。


ケーシー・ストーナー 3位

レース序盤は少し雨が降っていたから慎重に走った。クリアーになった時、ホルヘの後ろを楽に走っていたのでプッシュする必要があるとは感じなかったけど、そのあと突然疲れが襲ってきた。

ブレーキングポイントを見つけてマシンの向きを変えるのが難しかった。タイヤにもマシンにも問題はなく、チームが最高の仕事をして素晴らしいマシンを与えてくれたのに、ボクは消耗しきっていた。

いくつかのレースのあと、ラグナやブルノで、いつもよりハードなライディングをして多くの努力をしなければならなかった。このことがアッセンでのけがと同時にネックになって、ついには過密なレースカレンダーのためにトレーニング不足だったことがたたった。

レース後半は単純にとても疲れていたので、表彰台に乗れたことはとてもありがたい。ホルヘは素晴らしいレースをした。アラゴンまでには回復して体調を整えたい。


1. Jorge Lorenzo (Yamaha) 44:11.877
2. Dani Pedrosa (Repsol Honda Team) +7.299
3. Casey Stoner (Repsol Honda Team) +11.967
4. Marco Simoncelli (Honda) +17.353
5. Andrea Dovizioso (Repsol Honda Team) +17.390

1. Casey Stoner (Repsol Honda Team) 259 points
2. Jorge Lorenzo (Yamaha) 224 points
3. Andrea Dovizioso (Repsol Honda Team) 185 points
4. Dani Pedrosa (Repsol Honda Team) 150 points
5. Ben Spies (Yamaha) 135 points



2011年9月5日 17:06  | 2011 MotoGP情報
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MotoGP - Indianapolis Grand Prix. Race

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レプソルライダーはシーズン7勝目を挙げ、チャンピオンシップ争いでもロレンソとの差を44ポイントと広げた。ダニ・ペドロサが2位に入賞してレプソル・ホンダの1-2を達成、ドビツィオーソは5位。
ケーシー・ストーナーは、6周目にダニ・ペドロサを抜き去った後レースを支配し、アメリカで3戦連続のシーズン7勝目を達成した。ペドロサも同時に表彰台に立ち、フランス・イギリスそしてチェコに続く今季4度目の1-2となった。レースを通して調子を上げ続けたアンドレア・ドビツィオーソは、4位に0.5秒遅れの5位でフィニッシュラインを通過した。

ケーシー・ストーナーは過去にインディアナポリスで好成績を残したことがなかったが、今シーズンは高い競争力を見せつけ、このアメリカでのレース後2位に44ポイント差をつけてチャンピオンシップをリードしている。レプソルライダーは、ペドロサの素晴らしいスタートをみると同時に、ロレンソにも追い抜かれた。
彼は3周目に2位を回復したが、その1周後、テレビカメラには映らなかったもののほとんど転倒しかけた。彼のRC212Vのフロントタイヤがコーナーでスライドしてステアリングがブロックされたが、アスファルトに接触していた左肘のおかげで転倒を免れた。その後彼は6周目にペドロサを捕まえることができ、レースをリードした。

その瞬間からストーナーは、ライバルたちにいかなるチャンスをも残さなかった。レプソルライダーはレコードペースでコンマ1秒ずつ差を広げていき、レース中のファステストラップを刻んだ20週目にはコースレコードを記録した。彼の背後でダニ・ペドロサもまた、最終的にはレプソル・ホンダチームのライダーに10秒以上も遅れて3位に入賞したベン・スピースに大きく差をつけ、2位のポジションを固めていた。

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アンドレア・ドビツィオーソにとっては苦しい展開のレースだった。彼は1周目6位でラインを通過し、その後5周目までニッキー・ヘイデンと争った。周回が進み、ヘイデンは少しアドバンテージを広げたが、コンスタントなペースをキープしたレプソルライダーは差を縮め、10周目に彼を抜き去った。しかし同じ周、ベン・スピースに抜かれて再度6位へと後退。1分40秒台のペースで安定して走り続けたドビツィオーソは、マルコ・シモンセリを捕まえることができ、彼を13周目にパス、さらにラップごとにホルヘ・ロレンソとの差を詰めていった。ヤマハのロレンソよりも速いペースで最終的に間近まで迫ったものの、ドビツィオーソは彼を抜くことはできなかった。

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ほんの少しの休息をはさんで、モトGPワールドチャンピオンシップは来週末にヨーロッパへ戻り、サンマリノグ・ランプリが行われる。


ダニ・ペドロサ 2位

いろんな意味で、今日の2位にとても満足している。昨日の予選後、ケーシーとの1秒の差を埋めるためにハードワークしなければならなかった。彼にそんなに離されるなんて、普通じゃないからね。

ブルノでクラッシュした後に2位でフィニッシュ出来たことは素晴らしいことだ。レースでのペースがケーシーほど速くなかったことは分かっていたけど、チームはとても良い仕事をしてくれた。フロントのフィーリングが良くなって、ケーシーとほんのコンマ3~4秒しか変わらない、良いリズムを見つけることができた。単独でタフなレースだったけど、自分のラップタイムに集中して最後にはベストラップを出せたので、自分とマシンのパフォーマンスに満足だ。


ブルノでクラッシュした後に20ポイント獲得できたのは悪くない。次のミサノではさらに先へ行きたい。


アンドレア・ドビツィオーソ 5位

ボクらの目標は表彰台獲得と、ロレンソとのポイント差を縮めることだったから今日の結果には満足できないけど、同時にポジティブにならないと。レースのファイナルラップでベストタイムの1分40秒1を出せたことはうれしい。

コースの難しさと気温が高かったことを考えると、このタイムは、終盤充分速かったことを示している。スタートが悪くヘイデンにブロックされ、それからベンと第4コーナーで接触して、タイムとポジションをロストしてしまった。その時から集中力を切らさないようにして、ラップが進むごとにポジションを回復できるペースが出せると気付いた。

レースはタフだろうと思ったけど、本当にそうだった。奇妙なことに最初からリアタイヤのグリップがなくて、特に序盤はフロントがひどく滑るようなフィーリングだった。でも、タイヤをベストな方法でマネージするために気持ちを切り替えて、コンディションに合わせてライディングスタイルを変え、コンスタントな走りをした。

ボクらはコンペティティブだ。ホームGPのミサノに、自信をもって臨むよ。


ケーシー・ストーナー 優勝

まあまあのスタートだったけど、第1コーナーではもう少しアグレッシブに行くべきだった。2コーナーに入ってダニがかなりハードにブレーキングしたときはまだブレーキが温まっていなかったので止まることが難しく、どうすることもできなかった。無事に1周目を終えることができてラッキーだった。

レースはタフだった。コンディションはとても暑く、コースは練習走行や予選の時よりも滑りやすかったので、どれくらいプッシュすべきかを知るのが難しかった。1度フロントが滑ってマシンが膝の上に落ちた時、ほとんど倒れそうになったけど何とか持ちこたえた。それからダニをパスし、何周かいいタイムを出してアドバンテージを広げた。

チャレンジングなコースコンディションでこの週末はすべてが本当にうまく運んだ。クルーは最高の仕事をして素晴らしいマシンを与えてくれた。彼らすべてにとても感謝している。


1. Casey Stoner (Repsol Honda Team) 46:52.786
2. Dani Pedrosa (Repsol Honda Team) +4.828
3. Ben Spies (Yamaha) +10.603
4. Jorge Lorenzo (Yamaha) +16.576
5. Andrea Dovizioso (Repsol Honda Team) +17.202


1. Casey Stoner (Repsol Honda Team) 243 points
2. Jorge Lorenzo (Yamaha) 199 points
3. Andrea Dovizioso (Repsol Honda Team) 174 points
4. Dani Pedrosa (Repsol Honda Team) 130 points
5. Ben Spies (Yamaha) 125 points




2011年8月30日 22:00  | 2011 MotoGP情報
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MotoGP - Czech Republic Grand Prix. Race

ストーナーが6勝目を挙げ、総合トップのアドバンテージを広げた。ペドロサがレース序盤でクラッシュするもドビツィオーソは素晴らしいレースをして2位でフィニッシュ。
 
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ケーシー・ストーナーがシーズン6勝目を挙げた、モトGPワールドチャンピオンシップ11ラウンドのブルノ・サーキットには、15万人もの観衆がつめかけた。ロレンソに32ポイントの差をつけて総合順位をリードするレプソルライダーは、チームメイトのドビツィオーソを伴って表彰台に立った。3周目トップに立った後、わずか数コーナーで転倒を喫したペドロサにとっては不運なレースだった。

レッドシグナルが消えた後、ペドロサはポールポジションから良好なスタートを切り、ケーシー・ストーナーが続いた。ストーナーは最初の数メーターでロレンソを抜いたものの第二コーナーで抜き返され、レプソル・ホンダチームの3人目のライダー、アンドレア・ドビツィオーソにも抜かれてその後2周の間彼の後塵を喫した。

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その1周後、ケーシー・ストーナーが近づいてくる間、ダニ・ペドロサはストレートエンドでロレンソを捕まえてトップに立った。しかしスペイン人ライダーのリードは短かった。ほんの数メートル後、右の第4コーナーでフロントタイヤのグリップを失ってクラッシュ、トップをチームメイトに譲った。その後ストーナーはライバルたちとの差を広げ、シーズン6勝目へ向けて進んだ。
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この結果、レプソルライダー・ストーナーは総合順位で、アンドレア・ドビツィオーソに23ポイント差と詰め寄られたロレンソから32ポイントと差を広げてリード。レプソル・ホンダチームのイタリアンは、チェコでヤマハのスペイン人を9周目にパスし、その後、レースの大半を接戦で戦ったにもかかわらずドビツィオーソに1秒以上遅れてフィニッシュした同郷のシモンセリによるアタックをしのぎ、価値ある2位を獲得した。

ワールドチャンピオンシップは2週間後、アメリカ・インディアナポリスサーキットで活動を再開する。


ダニ・ペドロサ 転倒

残念だ。フロントが滑ってクラッシュした、それだけだ。トップを奪ったところでそんなにハードにプッシュしていなかったけど、マシンを倒し過ぎたかもしれない。たぶんタイヤが充分に温まっていなかったのに気付かなかった。

問題は、とてもよく準備できた大事なレースを失ったこと。この週末、すばらしいマシンを与えてくれたチームに感謝しなければならない。同時に、ミスをしてしまったことを謝らなければ。準備万端で、プラクティスセッションと比べてとてもスローなペースだったのに、何もできずただ次のレースに向け、トップに戻ることを考えるだけなのはつらい。

明日1000ccのテストがドライで出来ることを期待したい。へレスでのテストに参加できず、ニューマシンがどんなか楽しみにしていた。いい結果を出したい。


アンドレア・ドビツィオーソ 2位

表彰台に戻ってこられて本当にうれしい。難しい週末の後に得た良い結果だし、2位入賞はチャンピオンシップにとっても重要だ。ウォームアップで少しセッティングを変え、フィーリングが向上した。高いモチベーションでレースに臨み、7番手からとても良いスタートが切れた。

序盤はタイヤをセーブするため、注意深く走った。良いペースだったし、ダニがクラッシュした後ケーシーについていこうとしたけど、13コーナーでミスをしてコースアウトしそうになった。彼との接点を失い、その時からケーシーは捕まえることが出来ないほど差を広げ始めた。

まずロレンソ、そしてシモンセリと争い、2位を確保できたことには満足だ。最後の5周、マルコとの差を保つためハードにプッシュして1'58を切るペースで走った。最後彼と競り合いたくなかったからね。

週末少し苦しんだけどレースで再び存在感を示すことが出来、ホンダとチームのグッドワークに感謝したい。
2週間後のインディが本当に楽しみだ。


ケーシー・ストーナー 優勝

表彰台に向けて強力にチャレンジすることが出来るとわかっていたけど、優勝できるとは思わなかった。レースが始まってすぐにアンドレアといいバトルをしたけど、少し時間を取られたのでホルヘとダニが遠くへ逃げてしまうのではないかと心配だった。でもすぐに、追いつくのに十分なペースが出せることに気付いたし、マシンのフィーリングも素晴らしかった。

ホルヘをパスし、残念にもダニがクラッシュしてしまったので、後続との差を広げられるかを確認するためにプッシュして、とても素早くそれをすることが出来た。そのあとはレースをコントロールすることに集中した。ダニのクラッシュはとても残念だ。彼は今日とても調子が良かったから。

ハードな週末のあと、心地よい勝利を得られてファンタスティックだ。あきらめなかったチームに感謝したい。彼らはいつもボクをサポートしてくれるので、本当に感謝している。明日は1000ccでのテスト。ボクたちのために天気がドライのままでいてくれることを願うよ。


1. Casey Stoner (Repsol Honda Team) 43:16.796
2. Andrea Dovizioso (Repsol Honda Team) +6.532
3. Marco Simoncelli (Honda) +7.792
4. Jorge Lorenzo (Yamaha) +8.513
5. Ben Spies (Yamaha) +10.186

-. Dani Pedrosa (Repsol Honda Team) 転倒


1. Casey Stoner (Repsol Honda Team) 218 points
2. Jorge Lorenzo (Yamaha) 186 points
3. Andrea Dovizioso (Repsol Honda Team) 163 points
4. Valentino Rossi (Ducati) 118 points
5. Dani Pedrosa (Repsol Honda Team) 110 points




2011年8月15日 22:00  | 2011 MotoGP情報
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レプソル・ホンダライダーが知性と威信を以てアメリカのコースで勝利した。ダニ・ペドロサは3位、アンドレア・ドビツィオーソは5位と、チームにとっても上出来の週末だった。

ラグナ・セカラウンドでは、トップの交代は一度きりだった。しかしその交代はアメリカ・グランプリの勝者の名前をも変えるものだった。レプソル・ホンダチームのオーストラリアン、ケーシー・ストーナーはラグナ・セカで2008年以来のリベンジを果たし、モーターサイクルのワールドチャンピオンシップ・カレンダーの中で最も短いコースで勝利を納めた。

 

シグナルが消えた時、ロレンソがとても速いスタートを切り、速いペースの121秒台でコンスタントに周回した。レース序盤はペドロサだけが同郷の彼のペースを追いかけることができ、3位にストーナー、4位にドビツィオーソが続いた。ストーナーは2人のスペイン人から少し離れて走行していたが、このデュオを捕まえることができなくても、彼はあきらめなかった。

 

レース前半を終えたとき、ロレンソとペドロサはストーナーの前方1秒未満の差でレースをリード、ドビツィオーソは単独で4位を走行していた。それからストーナーは差を詰め始め、32周のレース中盤、残り17周でロレンソとペドロサを捕まえた。オーストラリアンはペドロサを抜くのに待つことをせず、2周後コークスクリュー入口で、素晴らしいライディングでそれを成し遂げた。ペドロサとコンマ数秒差で前を行くロレンソも、彼の手中にあった。

 

ストーナーはそれから4周後のレース残り11周で、依然として怪我の後遺症に苦しむペドロサが、前週のドイツよりも身体的に厳しいアメリカのコースでの疲れに苦しみ、すでに1秒半ほどの差をつけられている間にロレンソをつかまえた。ダニは3位を確保し、昨年クラッシュのため完走できなかったこのサーキットで表彰台を得たことに、最終的には満足していた。

 

ドビツィオーソは4位をキープしながらも、結局は彼を5位のポジションに追いやった地元ライダー・スピースに追い上げられていた。ロレンソが依然レースをリードしていたが、ストーナーがラップごとに差を詰め、前日のクラッシュで身体的問題を抱えたスペイン人を残り7周でつかまえた。そしてストーナーは、ストレート中央、フィニッシュライン手前でついにロレンソをかわした。その後彼は限界ぎりぎりのペースでしかも無駄なく、フィニッシュラインを通過するまでリードを広げてロレンソに6秒近くもの差をつけた。

 

この結果によりストーナーはロレンソに20ポイント差と総合トップの座を固めた。ドビツィオーソも3位をキープしたが、チームメイトからの差は今や50ポイント、ペドロサはストーナーから83ポイント差の4位に浮上。このあとワールドチャンピオンシップは2週間の休息の後、8/14にチェコ・ブルノで再開される。

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ダニ・ペドロサ 3 at 9.467 sec.

 

けがから復帰した後で2度目の表彰台はハッピーだ。ラグナ・セカに来る前から、この結果は予測できた。なぜならここは自分にとって身体的にとてもタフなことが分かっていたから。この2レースで、ケーシー・ホルヘと同等のペースがキープできたことは素晴らしい。

今日はレース中盤から疲れがひどかった。左腕に充分力が入らなかったけど、このコースでは休む間がない。そのため順位を落とすしかなかった。この週末マシンのセットアップがとても難しくてグリップが足りなかったけど、チームはよく頑張ってくれた。

これから何日か休日がある。数日の間体を休めてリラックスし、ブルノに万全で入れるようにトレーニングを再開できるのでありがたい。

 

 

アンドレア・ドビツィオーソ 5 at 20.885 sec.

 

ここは短くてハードなブレーキングが必要な骨の折れるコースなので、とてもタフなレースになると思った。良いスタートで4位に上がることが出来、序盤はケーシーやダニ、ロレンソについていくためハードにプッシュした。T3T11などいくつかのコーナーでかなり遅れたので、リカバーするために他のコーナーでプッシュした。

多くのエネルギーを費やして、32ラップをコンスタントに走ることができなかった。今日は良い結果を出すために争えるペースで走れていた - 実際、ファステストラップからコンマ2秒差だった のに、コンスタントでなかった。スピースとのバトルに敗れたけど、バトルで負けたのは今年初めてだ。

良かった点は、速く走れたこと。今は集中して作業を続けなければならない。チャンピオンシップ3位につけているので、戦い続けたい。3週間の休みでバッテリーをチャージして、ブルノに臨む。ケーシーとダニにおめでとうを言いたい。

 

ケーシー・ストーナー 1 - 43:52.145

 

週末を通して苦労したので、レースでホルヘやダニと走れるかどうか少し自信がなかった。でも、今朝のウォームアップで、少し好材料を見つけた。レース前はリラックスできて、自信が出てきて落ち着いた。徐々にタイヤが温まるように少しゆっくりとスタートを切ったけど、タンクは燃料でいっぱいでマシンのフィーリングは良くなかった。

だから我慢して、じっくりとホルヘとダニについていき、差をコントロールして彼らが離れすぎないようにした。もっとペースを上げられると感じたが、時期を待って様子をうかがうことにした。ダニが苦しんでホルヘから遅れ始めたので、このポイントでアタックした。

ホルヘを捕まえるや否や、彼がミスをしないか観察しながらプレッシャーをかけ、それから動くタイミングを選んで、ゆっくりと差をつけてレースを自分のものにすることができた。難しい週末から素晴らしい勝利を得られてファンタスティックだ。チームの全員にとても感謝している。

2011年7月27日 13:20  | 2011 MotoGP情報
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レプソルライダーは、ザクセンリンク通算5度目の優勝で今季2勝目を達成。ワールドチャンピオンシップは、4位のアンドレア・ドビツィオーソを抑えて今日3位のケーシー・ストーナーが依然リード。

ダニ・ペドロサが2年連続で表彰台の最上段を獲得してドイツグランプリを終えた。これは彼にとってザクセンリンクで5度目、今季2度目の優勝であり、彼が2度の鎖骨骨折から完全に回復したことを示す結果となった。今日彼はそれぞれ2位と3位のホルヘ・ロレンソとケーシー・ストーナーを凌いで優勝、このレースでアンドレア・ドビツィオーソは4位だった。

レースは、スターティンググリッド最前列のストーナーとペドロサのリードで始まった。レッドシグナルが消えた時、ナンバー26のレプソル・ホンダがレースをリードした。オープニングラップ終了前にペドロサにパスされたオーストラリアンは、ホルヘ・ロレンソにも同じように抜かれてしまった。彼らの後方でアンドレア・ドビツィオーソもまた良いスタートを切り、2周目にストーナーを、3周目にはペドロサを抜いた。

それでもストーナーは1周後にペドロサを追い抜き、続く周回でドビツィオーソとロレンソを捕まえてレース中盤までトップを走行した。イタリアンはロレンソとペドロサにも抜かれ、周ごとに差を広げられた。ドビツィオーソと同郷のシモンセリは、残りのレースの間4位争いをした。彼らの前方では、優勝とその他2つの表彰台が最高峰カテゴリーの3強によって占められることが決まりつつあった。

ストーナーは14周目、ぴたりとつけていたロレンソが彼をパスするまでレースをリードした。ロレンソは、ペドロサがトップの座を奪ってペースを上げはじめた、残り9周までの間レースを支配した。ロレンソとストーナーは注意深く、スペイン人が逃げるのを許さなかった。しかし残り2周、ダニはペースを変え、ストーナーとロレンソに1秒以上の差をつけて最終ラップに入った。最終的に勝利は、フランスでの骨折から困難な回復を遂げた、ダニ・ペドロサのものとなった。

彼の背後で、ストーナーが2位を守るためにベストを尽くしたが、タイヤに問題を抱えており すでに彼のリアタイヤは、摩耗のためグリップがゼロに近かった - 、ロレンソの最終コーナーでのファイナルアタックを防御できず、3位で終わらざるを得なかった。にもかかわらず、オーストラリアンは2位・スペインのホルヘ・ロレンソに15ポイント差でチャンピオンシップのリードを守った。

総合3位は依然として、同郷シモンセリとのバトルを制して今日13ポイントを獲得したアンドレア・ドビツィオーソ。レプソル・ホンダチームのイタリアンライダーはレース全体を通してシモンセリと競り合い、最終的に4位を獲得した。

ダニ・ペドロサの優勝、ケーシーストーナーの3位入賞そしてアンドレア・ドビツィオーソの4位獲得の結果、レプソル・ホンダチームにとって最高の週末となった。GERMAN.jpg

 


ダニ・ペドロサ 1st - 41:12.482

 

復帰してこんなに早く優勝できるなんて信じられない気持ちだ。予想していなかったけど、このサーキットではいつも良い結果が出せていたし、今回もそうだった。昨日の予選で2位だったことに驚いたけど、こんな風に週末を終えられたことは素晴らしく、怪我で厳しい時間を過ごした後で大きな安心だ。

ここではレイアウトのおかげでムジェロほど苦労しなかったけど、レース中今までに感じたことのないような奇妙な感覚があった。レース序盤ではあまり感触は良くなかった。その時4位だったけど、あまりナーバスになったり心配したりしなかった。なぜなら、計算上はまだチャンピオンシップ争いから脱落してはいないけど、チャンピオンを取ることはほとんど不可能だとわかっているから。

だからただラップを重ねることに専念した。レース中盤、タンクの燃料が減ってタイヤがスライドし始めた時にペースアップを決断し、それが完全にうまくいった。この勝利は本当にうれしい。このコースは肉体的にきつくないにもかかわらず、大いに苦労した。まだ完全じゃないから。

ここに戻ってこられるよう手伝ってくれた、家族とドクターに感謝している。彼らみんな、どれほど大変だったか知っているから。それから、あきらめなかったチームとファンにも。

 

 


アンドレア・ドビツィオーソ 
4th at 10.513 sec.

このコースは小さくて難しいので、タフなレースだった。表彰台を狙っていたので4位に終わったことには少しがっかりしているけど、大局的に見たときにレース中のペースという点で、このサーキットでの以前のタイムと比較して大きな進歩があった。

良いスタートが切れ、先頭集団についていこうと試みた。シモンセリ・スピースとの4位争いはいいバトルだったし、このバトルに勝てて満足している。週末を通して速かったし、今日は苦労したけど4位でフィニッシュ出来た。

たとえロレンソやケーシーよりも多くのポイントを獲得することが目的だったとしても、チャンピオンシップ3位をキープしている。ダニとケーシー、ホルヘの素晴らしいレースにおめでとうを言いたい。

 

 


ケーシー・ストーナー 3th at 1.568 sec.

 

今日はハードなレースになりそうだと思っていた。昨日の予選でいいセットアップを見つけたけどリアタイヤに問題があり、温度が上がりすぎてスピンがひどかった。レース前半は落ち着いて、ムジェロの時よりもゆっくりと温度が上がるようにしてタイヤを温存しようとした。

数周後前に出ることに決め、小さなアドバンテージを作ることが出来たけど、思ったほどの差をつけられなかったので、ペースを戻してスムーズなライディングを心がけ、様子を見ることにした。

彼らはボクを追い抜いていった。ダニのライディングは力強く、ボクが捕まえる前にホルヘを抜き去った。彼は小さなアドバンテージを築き、ボクはホルヘを捕まえてから必死で追いつこうとした。いくつかミスをして、そのためにボクとホルヘは残り数周でおいていかれてしまった。

可能な限り無駄のないライディングでラインをブロックしたけど、ホルヘはコースの状態が悪い部分で近づいてきた。とてもリスクが高いと思ったけれどかれは路面に食いつくようにしてやり遂げ、ボクは3位で終わらざるを得なかった。でも依然としてチャンピオンシップをリードしているし、今日ここでのポイントはありがたい。

2011年7月27日 01:28  | 2011 MotoGP情報
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