406クーペの最終型に標準で付いていないモノ。
言わずと知れたブレンボのブレーキシステムである。
別に現行のブレーキシステムに特に不満があるわけではないけど
ホイールからチラッと見えるキャリパーが
どうにも気になって仕方がない。
ということで
最終型にD8のブレンボってどうなのよ?
を実際にやってみましたコーナー!
自分で用意したのはD8クーペに付いていたキャリパー、ディスクローター(ブレンボ純正)、マスターシリンダー。(いずれも中古品)
ご注意!
現行の法律上では改造届は不必要だけど
何と言っても最重要保安部品なので
中古部品を使用する場合、取付・施工はあくまでも自己責任で。
キャリパー、ローターとも加工不要のポン付けOK!
最終型の純正ホイールであればキャリパーとの干渉もなし。
取付後ホイールとのクリアランスは小指1本ほど。
●ディスクローター
外径、厚み、高さともサイズが異なるので、現車のルーカス流用は不可と思われる。
ちなみに外径はルーカスが283mm、ブレンボで305mm。
●マスターシリンダー
交換の必要なし。
というかD8の部品は一見形状が似ているものの
取付口やABS回路の構造が違うため、逆に取り換え不可だった。
●ブレーキホース
上がブレンボ、下がルーカスのキャリパーに付いていたもの。
画像からわかるようにネジ穴径は同じでも外径の厚さ・形状が違う。
上はBosch製、下はATe製だったそうだ。
●加工必須ポイント
ブレーキパイプホールド穴の加工が必要。
ホイールハウス左側(LHDの運転席側)の加工部分
ホイールハウス右側の加工部分
●装着後のテスト
通常の速度域からのブレーキングと、人け&クルマけのない時間と場所で
時速40kmからのフルブレーキを何度か敢行する。
少しウエットな路面状態だとABSの作動チェックもできた。
自分はサーキット走行も超高速走行もしないので
制動距離など含めたブレーキのきき具合については
通常使用では大差はないような気がするけど
特筆すべきはブレーキタッチの良さ。
エンジンマウントやATFはわからなかったけど、
こちらは違いがバリわかり。
踏力に応じたリニアさがブレーキングにとても安心感を与えてくれる。
もう少し使い込むとアタリがついてきて
もっと制動力が上がるだろうとはチーフメカの弁。
でも最後はやっぱり、このチラリズムが欲しかった?