ストーナーがラグナセカで勝利、ペドロサは3位
この二人の表彰台で、レプソル・ホンダチームは300回目の表彰台を達成
ディフェンディングチャンピオン、ケーシー・ストーナーはラグナセカのアメリカGPで、この日曜日に表彰台のトップに返り咲いた。
ケーシー・ストーナーは残り11周目までリードしていた選手権トップのホルヘ・ロレンソを抜き、チェッカーフラッグまでリードを保った。
チームメイトのダニ・ペドロサもまた、3位で表彰台を獲得した。
この結果は1995年から始まったレプソル・ホンダチームの300回目の表彰台となった。
2列目からスタートしたダニ・ペドロサはチームメイトをラインから外れて抜いたが、第一コーナーでポール・ポジションのホルヘ・ロレンソを捕らえるには至らなかった。
ストーナーは第一コーナーでベン・スピーズのアタックから守ったが、動転したものの、彼の前方の二人のスペイン人のレースについていった。
ロレンソは逃げたが、ストーナーは超越したペースで走り3周目にペドロサをパスした。ペドロサはそんなに遠く後ろではなかったが、彼はロレンソのリアホイールにぴたりとついた。そして5周目にレースのファステスト・ラップを記録した。
3人はほぼ同時にスタートしたが、ロレンソはペドロサがクラッシュしかかった10周目にプッシュを仕掛けた。
過度なアクセルワークによりリアタイヤがスリップアウトしそうになり、レプソルライダーはストーナーに接触するのではないかと不安になった。転倒を避けた後、スペイン人は彼のライバルに追いつくように走ったが、ラップ毎に10分の1秒ずつ失い、かなり離されてしまった。
それとは対照的にストーナーは残り14周目でロレンソから1秒以上離されずにいた。2ラップ後、オーストラリア人はライバルとの差を縮め、ラグナセカの息を飲むような最終セクターの勾配のある曲がったストレートで彼を動かせた。ストーナーはその後自分のペースを保ち、ロレンソの3秒以上前方を走った。
オーストラリア人のシーズン4勝目はラグナセカでの2011年の繰り返しになった。そして総合順位の差を縮めた。ストーナーはリーダーのロレンソとの差は32ポイントで3位のままである。ダニ・ペドロサはトップと23ポイント差の2位にいる。MOTO GPはこのレース後2週間半のつかの間の休息をとり、8月17日からインディアナポリスで再開する。
ダニ・ペドロサ 3位
このレースでのベストを尽くしたし、3位は今回最高の結果だった。序盤はとても自信があったし、ケーシーにパスされても落ち着いていた。なぜなら彼はリアタイヤにソフトを選択していて、それはレースでかなりリスキーな選択だったから。でもそれが最後まで彼にとって完璧な働きをした。僕も良いペースだったけど、ケーシーを再び捕まえ抜こうとして、スロットルを早く開けすぎて勢いが良すぎてもう少しで転倒するところだった。
僕はリーダーから離れてしまったけど、また差を縮めようとハードブレーキングをし始めたら、何度かフロントのグリップを失って、レースを走りきれるかギリギリだった。今日は結果は充分ではなかったけど、100%出し切って最後までプッシュできたから満足している。小さなミスでも充分に勝てない理由になる。とにかくここで初めて新しいバイクを乗って表彰台を取った。僕らはインディアナポリスでより強く戻るのに何を改善したらいいのか分かった。
ケーシー・ストーナー 優勝
特にハードタイヤが上手く使えず僕らにとって全体的に難しい週末になった。それでレースではソフトタイヤでタイヤに気を配り、少し多くのトラクションを稼ぎ、あまりスピンさせないようにしながら行くことに決めた。レース序盤、前に出ようとしたけど、ダニとホルヘがとても良いラインを走っていて抜くことができなかった。だから少しだけ遅いラップタイムでタイヤを温存し最後にスパートをかけることにした。このレースに勝つためのペース配分に自信があったので、最後までタイヤをもたせる必要があった。トップに出たとき、数ラップ速く走り、少し差を広げ、その差を守った。
本当に本当に良かった。チームにすごく感謝している。