マルク・マルケスが「ブリックヤード」で勝利。シーズン10連勝、1997年のミック・ドゥーハンの偉業に並んだ。ダニ・ペドロサはいくつか順位を上げ、4位でフィニッシュ。
マルク・マルケスはインディアナポリスで再び勝利した。マルク・マルケスは、一列目からスタートし、10勝目を獲得、1997年に同じくレプソル・カラーだったミック・ドゥーハンが同じ偉業を達成して以来の最高峰クラスでの前代未聞の記録を達成した。チームメイトのダニ・ペドロサは8番グリッドからレースをスタート、最後には4位でフィニッシュした。
レースはマルケスのひどいスタートとペドロサがいくつかポジションをあげるスタートで始まり、オープニングラップの終わりにはレプソル・ホンダチームはそれぞれ4位と5位だった。その前ではロッシがすぐ後ろにつけているドビツィオーソとイアンノーネと共に逃げにかかっていた。
マルケスは順位を少しずつ戻し、初めにイアンノーネ、次にドビツィオーソをパスした。その頃、ロレンソがチャンピオン・マルケスに食いつき、ふたりはロッシを追撃した。彼らの背後では、ペドロサがイアンノーネをパスするのに時間がかかったことで、前方の3ライダーからはすでに差を広げられていた。
残り17周、マルケスはすばらしいラップタイムを記録し、短時間のロレンソとの激しい争いを経てリードを奪った。マルケスは背後と2秒以上の差を広げ、一人でフィニッシュラインを越えた。インディアナポリスの勝利でマルケスは総合順位でパーフェクトの250ポイントを獲得、かなり充分な余裕を持ってのリードになった。
マルケスは現在89ポイント差でライバルをリード、ペドロサは2位のままだが、ロッシが4ポイント後方に迫っている。モトGPは夏休みを終えて、今シーズン第11戦目はチェコのブルーノ・サーキットで来週行われる。
マルク・マルケス
1st - 42:07.041
勝ててとてもうれしい。夏休み後の始まりはとても重要だよね。昨日は前回のままのレースのように見えるだろうけど、まったく反対だった。肉体的にとてもハードだったし、とても蒸し暑くですごく汗をかいた。今日は路面温度が10度上がり、タイヤのセッティングが難しかった。自信をいつもと同じくらいのレベルに持っていくのが厳しかった。序盤は我慢して、良いフィーリングを取り戻してからプッシュすることを決めた。2秒以上の差を広げ、最後は勝つのに充分だった。
ダニ・ペドロサ
4th at 10.016 sec.
全体的に難しい週末だった。バイクの良い感触は全くなかった。レースで良いセットアップを見つけることができなかった。レースでは、いくつか順位を上げたけど、表彰台を目指していたつもりが、ずっとペースを落としていた。