マルケスは過去にミック・ドゥーハンしか達成していない、シーズン12回目の優勝。
ダニ・ペドロサは2度のクラッシュで結局マレーシアGPをリタイヤ。
マルク・マルケスはマレーシアGPで勝利に返り咲き、歴史を作り続けた。前日年間ポールポジションの記録を打ち破り、今度は年間勝利数で1997年に同じくレプソル・ホンダーチームだったミック・ドゥーハンに並んだ。ダニ・ペドロサはセパンでは不運で、2度のクラッシュ:1度目は2位走行中の2周目に、2度目はほぼトップ10に入ったレース中盤。
レースは1周目、ホルヘ・ロレンソに抜かれるまでペドロサのリードで始まった。2周目、ペドロサは最終コーナーで転倒。彼の背後にはバレンティーノ・ロッシとマルク・マルケスがいた。ペドロサは8位に後退。そこではコーナーの入口でロレンソと接触しながら乗っていた。レース中盤、ロッシとマルケスはロレンソをパス。周回後、マルケスがロッシのミスに乗じてリードを奪った。その瞬間から、マルケスはロッシとの差をうまく対処し、年間12勝目を手にした。遅れて、ペドロサはレースに復帰し、トップと争えるタイムを記録したが、12位から11位にアップした残り7周でクラッシュし、リタイヤした。
今シーズン最後のレースは、2週間後、スペインで4度目になるバレンシアGPとして行われる。
マルク・マルケス
1st - 40:45.523
今回は今年のレースで体力的に最もタフなレースの一つになったけど、ミック・ドゥーハンの記録に並べてうれしい。マレーシアでこのような天気になるだろうと分かっていたけど、今日は特別暑かったし、みんなレースを乗り切るのは大変だったことが分かる。レースの中盤、ペースが落ちていた。それはみんな一息つく必要があったのだろうと思う。第一コーナーは少し悪夢だったけど、トップに立ててその間タイヤとブレーキを冷やす事ができたので、レースの仕方に満足している。残り10周でアタックを始め、5周で差を広げた。
ダニ・ペドロサ
リタイヤ
すごく良い週末を楽しめたけど、レースでは結果を出せなかった。いろんな理由があるけど、フロントエンドのグリップを失い、転倒してしまった。限界まで走っていなかったので、何が起こったのか分からなかった。幸いレースに戻ることができた。レースを続けて,順位を回復した。それからはとてもいい感じで乗れていたのに、また同じ事が起こってしまった。限界まで走っていなかったのに、同じように2度目の転倒をしてしまった。タイヤの同じサイドで続けて2回起こったので、何が起こったのか検証するつもりだよ。週末ずっと良い仕事をしていたので、違った方法でレースを終えたかった。こんなふうになるとは思いもしなかった。