マルク・マルケスはオープニングコーナーで大きく膨らんだが、驚異的な追い上げ。ダニ・ペドロサはレースを通して腕に問題を抱えながら6位。
今シーズンのモトGP開幕戦は、マルク・マルケスとダニ・ペドロサにとっては難しいレースになった。オープニング・コーナーで膨らみ、マルケスは5位に登るには最後尾から戦うことを強いられた。彼はその工程で19人のライダーを抜き去った。
ダニ・ペドロサはレース中右腕の状態が思わしくない状態に苦しみながら、マルケスのすぐ後ろの6位でレースを終了した。
フロントローからスタートした、二人のレプソル・ホンダのライダーはレース序盤で順位を落とした。マルケスは第一コーナーに進入の際にトラックからはみ出し、最後尾に降格した。その頃ペドロサは7位で1周目の終わりごろにはさらに二つ順位を落とした。レプソル・ホンダの二人は先頭を走る4人のライダーには4秒以上の差があってたどり着けなかったが、マルケスは5位、ペドロサ6位に、徐々に順位を回復した。
次のラウンドは2週間後、アメリカのオースティンで行われる。ここではマルケスとペドロサは2回ともワンツーフィニッシュをしている。
マルク・マルケス
5th, at 7.036 sec.
11ポイントを救出できたので喜ぶべきだよ。0だったものからここまで残すことは簡単ではなかった。第一コーナーでミスをして最後尾に落ちてしまい、タフなレースになった。順位を回復させないといけなかったので、レース中激しくプッシュしたけど、最後まで先頭集団を捕らえられなかった。今日のレースで良かったことは、先頭集団と同じペースで走れたこと。オースティンではさらに強い気持ちを持って、しっかりがんばるよ。
ダニ・ペドロサ
6th, at 10.755 sec.
今日のレースは予定通りに進まなかったし、不運にも僕にとって良いニュースではないが、右腕に深刻な問題があった。昨シーズンどのレースでも苦しんだので、問題を解決するためにこの冬の間とてもよく働いた。どの医者にも再手術をしないように薦められて、選択肢を探してみたけど、ものの見方によって前向きに動いていない。今は選択肢を評価し、何ができるか見なくてはならない。たぶん自身のキャリアのもっとも難しい時を迎えている。よい解決策を探すことに全力を尽くすけど、どのようにできるかイメージできない。