今シーズン9戦を消化し、アルベルト・プーチがドイツGPで起こったことを分析、8月に再開するレースのことを見据えている。
モトGP世界選手権は、今シーズン19戦の9戦を終えたところで夏休みに突入、マルケスが総合トップに立っている。マルケスは、ドイツGPで優勝、ザクセンリンクで10連勝、シリーズ58ポイント差でトップに立っている。マルケスは、ポールポジション、ファステスト・ラップ、レースと練習走行でサーキット・レコードを記録した。ケガのホルヘ・ロレンソに代わって出場のステファン・ブラドルは、ポジティブな10位でレースを終えた。
Q:「ザクセンリンクでの戦略は?」
Puig:「戦略は徐々に差を開き、1周あたり0.1から0.2秒の差を開くことだった。このようにして、マルクは最初のラップであまりに多くのリスクを避けて抜け出すことができた。マルクには完璧なレースだったと言いたい。すべてのホンダのライダーが多かれ少なかれ良いタイヤ選択をしたと思う。全体として、トップ10に3台のRC213Vが入り、優れたパフォーマンスを示し、基本的に全てのライダーがその結果に満足している。」
Q:「ポジティブな点とネガティブな点は?」
Puig:「幸いネガティブな点について話すことはない。マルクとクラッチローが表彰台を獲得したし、ステファン・ブラドルは、テストライダーとして素晴らしい仕事をしていた。テストライダーとしてだけではなく、速いライダーだということを確認できた。ザクセンリンクでは間違いなくポジティブだった。」
Q:「レースをどのようにみていましたか?」
Puig:「マルケスはこのコースでの保証がある。彼は毎年ここで勝っているから我々は楽観的にいられる。彼は本当にコースのどこでリスクを冒すことができるかできないかのポイントを理解しているのは明らか。もちろんレースはレースであり、どのコースでも練習走行中でさえクラッシュする可能性がある。マルケスは速いペースがあり、チームと共にしっかり働いている。勝利はレース前には獲得できないけれど、我々は良い計画とポジティブな感覚があったことは明確だった。」
Q:「HRCはどのようにこの先を取り組んでいくべきですか?」
Puig:「我々はいつも先を見て、前向きに仕事を続けている。夏休みの間、ブルーノで勝つために同じ目的を持って、まだ改善できるところを確実に考えるだろう。これが常に我々の目標である。0ポイント差だと思ってブルーノに行かなくてはならない。確かにライダーと日本にいるエンジニアは今は次のレースと残りのシーズンに向けて、少しリラックスして自身のバッテリーを充電しているだろう。ホルヘ・ロレンソについては、良い状態で早く回復して、ブルーノで合流できることを願っている。チームは彼を待っている。確かにケガからの回復は簡単なことではないけれど、我々は彼が心の中で自身がチャンピオンであり、良い形で戻って争えて、新たなモチベーションを望んでいることを知っている。」