レプソル・ホンダチームのマルク・マルケスは、レースの最終コーナーまで勝利を争った。ダニ・ペドロサはマシントラブルがあり、8位で終えた。
マルク・マルケスはダッチTTでスリリングなフィナーレを演出した。バレンティーノ・ロッシと最後の瞬間まで勝利を争った。2位で終わり、マルケスは3度目の表彰台を記録し、89ポイントで選手権4位となっている。
ペドロサはウオームアップ中でのひどいクラッシュの影響で、レースでの第一バイクを失うことになり、マシントラブルがあり、8位で終えた。ペドロサは47ポイントで総合10位。
3番グリッドから素晴らしいスタートを切り、チャンピオン・マルケスは1周目の終わりにはポールポジションのロッシからホイール分の差で2位になった。しばらく両者は攻防を繰り広げ、マルケスが終わり3周までリードさえした。マルケスが差を縮めて有名な最終シケインでパスし、勝利を掴もうとする前に、ロッシが残り3周でリードを奪い返した。接触したが、両者はフィニッシュラインを越えることができた。
ダニ・ペドロサのレースはタフなものになった。ウオームアップ走行の終わりに近い時間に大きなクラッシュをしたせいで、セカンドバイクで出場しなければならなくなり、レースのスタートではクラッチの不調があり、8位に落ちた。ペドロサはラップ毎に12位から5位に動いたが、他のライダーはペドロサから離れて、最終シケインでは最後から2番目のタイムだったので、3人のライバルに抜かれた。ペドロサは結局8位で終わった。
次戦は2週間後ドイツで行われる。
マルク・マルケス
2nd at 1.242 sec.
表彰台に戻れてとてもうれしいし、最後まで勝利に向けて戦える良いレースができた。道義をわきまえた勝利だったと思うけど、最終シケインは限界で走っていた。週末ずっととても良く働けたし、世界で一番すばらしいチームと一緒にいて自信をもどせたから、チームに感謝しなくてはいけない。チームはとても僕を助けてくれたし、普段そんなに強くない時にトラックで最終コーナーまで勝利に向けて戦ったという事実が証明している。来たるレースで前向きにステップしていけるかどうかだろう。レースに勝つために最終ラップ、特に最終シケインまで乗った。よく勉強できたし、バレンティーノを抜くためにどこでブレーキしなければならないか分かったので、そのようにしたけど、思うようにいかなかった。
ダニ・ペドロサ
8th at 24.656 sec.
酷い一日だった。午前中にとても不可解なクラッシュをしてしまった。ストレートを走っていてブレーキングしてタイヤがすでに温まっているはずが、温まってなくて何の予兆もなくフロントグリップを失った。不運なことにバイクはダメージを受けて、グローブを外したら指を切ってしまったけど、レースに復帰することができた。セカンドバイクを使わなくてはならなかった。そのバイクに問題があった。バイクをスタートする時にクラッチを離しても作用しなかった。完全に離さなくてはいけなかったし、スライドし始めた。4位から13位になり、かなり順位を落としたけど、そのうえブレーキにも問題があった。慣れるようにしたけど、ブレーキングの時にバイクをコントロールできなかった。対応するのが難しかった。でも、最後には順位をいくつか戻すことができた。でも、うまくブレーキできなかったし、最終ラップではクラッチローにシケインで抜かれ、さらにポジションを落とした。