レプソル・ホンダチームのトニ・ボウがGP2日目に勝利し、肩を負傷しているにもかかわらずトップに立った。ハイメ・ブストはまたも表彰台に届かず4位、藤波貴久は続いて5位。
スペインGP2日目はベストなトニ・ボウを見ることができた。右肩のケガを抱えながら、ボウは前日届かなかった表彰台のトップを獲得。今シーズン初勝利を達成し、タイトル争いをリードすることになった。チームメイトのハイメ・ブストと藤波貴久は、両者とも表彰台圏外だったが、良いパフォーマンスを見せ、それぞれ4位と5位だった。
昨日より痛みが和らいだボウは、完璧な一日で、1ラップ目からリードし、わずか10ポイントで終了した。2位のアダム・ラガより14ポイント、3位のハメス・ダビルより29ポイントも少なかった。ハイメ・ブストは、今回も素晴らしいパフォーマンスだったが、表彰台まで6ポイント足りず、さらにチームメイトの藤波貴久とは2ポイント差だった。
この結果、ボウが37ポイントでリーダーに、ブストが4位、藤波が7位。次戦は4月23/24日に日本で2ラウンドが行われる。
トニ・ボウ
眠れない夜を過ごしたし、複雑な週末だったけど、今日は昨日より苦痛を我慢することができたので、とてもうれしい。なぜだか分からないけど、今日はアダムとハイレベルな争いができた。4つのエリアで変更があり、特にゾーン6が良かった。そこで3回ともうまくいったけど、ラガはできなかった。ケガをしていても争えて、この結果にはとても満足している。10日前にはこのGPを終えてタイトル争いをリードしているなんて予想さえしなかったから。
藤波貴久
今日良かったことは、5位で終われたことぐらい。良いシェイプと技術面でも良かったので、問題は全てが頭の中にあったと思う。去年より良くなっているけど、いくつか難しいゾーンではうまくいって、簡単なゾーンで失敗している。今日は簡単に3位で終われることができたけど、終われなかった。日本GPまでの2週間、ベストな状態で母国GPに挑むために精神面を鍛えるよ。
ハイメ・ブスト
今日は昨日とはまったく逆で最悪だった。結果は同じだったけど、フィーリングが良くなかった。今日はひどいライディングでばかげたミスをしてしまった。あまり良くなかったけど、多くのポイントを取れた。今は日本GPに向けて準備する必要がある。今回より良い結果になることを望んでいるよ。