「憧れを憧れのままで終わらせない」というブランドコンセプトで、コレクタブルカーの共同所有サービスをローンチさせた株式会社RENDEZ-VOUS(ランデヴー)。 その販売車両の展示を取材してきました。
場所は、東京都渋谷区の蔦屋書店DAIKANYAMA T-SITE。その店内に、フェラーリテスタロッサが鎮座していました。
早速、代表取締役の浅岡亮太氏に話を聴きました。
まず、このサービスの仕組みですが、8人で1台の車を共同所有するというもの。 例えば、このテスタロッサであれば、3,425,000円で共同所有者になることができます。この価格には、車両購入費に維持管理費(税金、保険、保管費、整備費など)が含まれており、面倒な維持管理は全てお任せで所有者になることができます。
ただし制約条件もあり、共同所有できるのは購入(8人の共同所有者が揃った時点)から1年間であり、期限が来たらその車両は売却されます。そして、その売却価格は共同所有者に分配されることになります。例えば、購入時費用より高額で売却できれば利益が出ることにもなります。 次に展示車両について話を聴いてみました。 なんとこのテスタロッサは、海外の1オーナー車であり、国内未登録なので令和初登録のテスタロッサになると言う。さらに驚きなのが、走行距離が僅か15,000km程度であり、塗装もオリジナルのままという極上の車両です。
浅岡氏は、「このテスタロッサに、実はカセットテープ・チェンジャーが付いており、元オーナーが聴いていたと思われるテープがそのまま装填されている。そのようなことから、この車両のストーリーが見えてくるところも面白い」と、嬉しそうに語ってくれました。
その他、この車両のディテールについて自慢気に語ってくれたところも、クルマを愛する人間であることがうかがえました。
今回ローンチされた車両は、テスタロッサの他にフェラーリ365 GT4 BBとのこと。よくこのような車両を揃えたものだと感心しきり。
そして浅岡氏は、この事業はよくある投機対象としてのクルマではないことを主張してくれました。 それは、所有者としてこの車両を運転することができるということ。年間12日という制約はあるものの、3rd、4thカーとして所有することを考えると、1か月に1度運転する機会があるというのは必要にして十分かもしれません。
最後に浅岡氏はこう語ってくれました。 「期待したいことは、所有者どうしのコミュニティの活性化です。テスタロッサが大好きな人が所有者になるわけですから、そこで色々な交流が生まれることを期待したいのです」
憧れのクルマを所有するためのハードルを下げるという仕組みをデザインしたRENDEZ-VOUSですが、その根底には忘れかけていた人間臭いコミュニケーションを大好きなクルマを通して思い出してほしいといったビジョンがあるように感じました。 日本のクルマ文化を推進するには、このような事業が必要なのかもしれませんね。
RENDEZ-VOUS公式ホームページ
COMMON CLASSICフェア:2022年11月22日(火)-12月7日(水)代官山T-SITE蔦屋書店2号館1階クルマフロア
モデナ発 : マセラティは、10 月 29 日から 31 日にかけて開催された G20 ローマサミットに協力し、この重要な外交イベントにおいて各国首脳の移動用に 40 台の車を提供しました。
マセラティは真のメイド・イン・イタリーの素晴らしさを象徴しており、G20 ローマサミットとのパートナーシップは、マセラティがイタリアの価値を世界に伝える理想的な大使であることを改めて証明しました。
フラッグシップモデルのクアトロポルテ、スポーツセダンのギブリ、SUV のレヴァンテが、G20 のゲストを乗せてローマ市内を移動しました。実務会議は、EUR 地区にあるローマ・コンベンション・センター(スタジオ・フクサスが設計した”ヌーボラ”(イタリア語で雲の意))で行われ、同場所では、トライデントが誇る最高のパフォーマンスを象徴するスーパースポーツカー、MC20 も展示されました。