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Aragon Grand Prix
2010/9/19
ペドロサ、2位入賞でポイント差を縮小

スペイン人のレプソル・ホンダライダーはシーズン後半、強力なパフォーマンスを発揮。チェコでの2位獲得とインディアナポリス、サンマリノでの連勝に続き、アラゴンのコースでも3連勝を目指して戦い、結果価値ある20ポイントを獲得する2位に入賞した。

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先のレースで起きた、スタート直後のストレートエンドでのアクシデントを受け、モトGPライダーたちはモーターランドアラゴンの第一コーナーに注意深くアプローチした。3番グリッドからスタートしたダニ・ペドロサは、同じ順位のままこのコーナーに到達した。しかし加速時に、彼のホンダRC212Vのリアホイールは激しくスライドし、レプソルライダーを振り落としそうになった。このハプニングによりペドロサは、ニッキー・ヘイデンとベン・スピースが彼を追い抜くのを止めることができなかった。1周目は、終盤にスピースを抜き返して4位で周回を終えた。

彼の後ろで3列目、8位スタートだったチームメイトのアンドレア・ドビツィオーツォは1つ順位を上げて7位で1周目を終えた。シモンチェリの後方につけ、同郷のライダーを5周目で抜き去ったが、トップグループとはすでに差が開いてしまっていた。ロッシを振り切ろうとしながらスピースとの差をラップごとに詰めていき、レース終盤では彼を抜き去ろうとしたが、アメリカ人ライダーは彼のポジションを守るため激しく戦った。

前線では、ペドロサが2周目にヘイデンをパスし、3周目にはロレンソを抜いて順調に後続との差を広げようとするオーストラリア人のストーナーを追撃する態勢に入った。ペドロサが2位に浮上した時すでにストーナーは2秒半の差をつけて先行しており、スペイン人ライダーがコンマ8秒まで差を詰めてもなお、ペースを落とすことはしなかった。最終的に、レースの3/4の間プレッシャーをかけ続けた後にフロントタイヤから継続的な警告を感じ、レプソル・ホンダチームライダーは2位でフィニッシュして20ポイントを獲得することを決めた。この結果によりペドロサは、ポイントリーダーのロレンソとの差を7ポイント縮めて56ポイントとした。

ダニ・ペドロサが2位でフィニッシュし、レプソル・ホンダチームはスピースと5位争いをしているアンドレア・ドビツィオーツォへと目を向けた。アンドレアは最終ラップ、スピースを追い抜くために出来ることすべてに挑戦した。12コーナーで彼のRC212Vはリアホイールのグリップを失い、ドビツィオーツォは転倒してしまった。良いレースをしていた彼にとって、無情の結末となった。

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アラゴングランプリが終わり、ワールドチャンピオンシップは日本、マレーシアそしてオーストラリアなどの、伝統のアジア・オセアニアツアーへと向かう。


ダニ・ペドロサ >> 2位

"スペインのファンの前で勝ちたかったが、2位という結果には満足している。第一コーナーでのスライドでいくつか順位を落とし、ケーシーの後ろに付くまでに数周を要した。そのために彼との差が開いてしまい、この時点で同じくらいのペースだったので、差を詰めて彼をつかまえるために相当ハードにプッシュしなければならなかった。しかしその後リアホイールがスライドし始めて彼に付いて行くのが難しくなったため、今日は2位で終えることにしようと思った。我々のマシンはここでは、他よりもタイヤの消耗に苦しんだが2位という順位は悪くない。ロレンソをつかまえることは難しいかもしれないが、チャンピオンシップはまだ続いている。本当にハードワークしてくれたチームに感謝している。ここ最近全てのレースで速かったので、この勢いを維持したい。もてぎでのホンダのホームレースが楽しみだ。"

アンドレア・ドビツィオーツォ >> リタイア

"レース中の順位は悪くなく、スピースとのバトルはエキサイティングだったのに、こんな結果に終わって本当に残念だ。クラッシュは、第12コーナーと13コーナーの間に起きた。スピースは深く侵入したので、インから彼を抜こうとした。そのため切り返しの時スピードが速く、ハイサイドを起こしてしまった。目標としているチャンピオンシップ3位を失ってしまい、今日ゼロポイントだったことでさらに難しくなった。序盤でいくつかミスをして、トップグループと差が付いてしまったが、レース中盤でのペースはとても速かった。スピースとのバトルの間、お互い何度も抜きあって楽しかったが、クラッシュが台無しにしてしまった。しかし十分に戦えるペースを立証できたので、もてぎでのファイトにまた戻ってくる。"


2010年9月19日 22:00  | 2010 MotoGP情報
世界中
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MotoGP. San Marino Grand Prix. Misano Circuit. Race
Official press release
2010/9/6
レプソル・ホンダライダー、サンマリノグランプリで優勝
アンドレア・ドビツィオーツォは惜しくも表彰台に届かず

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若干19歳の富沢選手が亡くなったモト2クラスでのアクシデントのあと、ダニ・ペドロサが厳然とモトGPレースを支配したミサノ・サーキットはほろ苦い1日となった。シーズン4勝目に向かうペドロサを誰も止めることはできなかった。アンドレア・ドビツィオーツォは前日の予選から劇的な進歩を遂げ、バレンティーノ・ロッシとの3位争いを経て4位でフィニッシュ。

シグナルが消えたとき、ダニ・ペドロサはベストなスタートで飛び出してライバルたちに付け入る隙を与えず、ストーナー、ロレンソを抑えて集団の先頭で第一コーナーへと侵入していった。8位スタートのドビツィオーツォも、難しいイタリアのコース初盤を攻略してヤマハのコーリン・エドワースをパスする前に2つポジションを上げ、5位で1周目を終えた。イタリアンライダー同士、アンドレア・ドビツィオーツォとバレンティーノ・ロッシが争う中、イタリアの観客たちはダニ・ペドロサが着々と後続に差をつけるのを見ることになった。

2周目、スペイン人レプソル・ホンダライダーは1分35秒を切るペースで周回し、ライバルたちは誰もついていくことができなかった。ペドロサは連勝によってモトGPクラスで初めてのシーズン4勝目に向けてリードを広げた。7周目にファステストラップを記録したレプソルライダーは、ポールトゥウィンで完璧な週末を締めくくった。

今日アンドレア・ドビツィオーツォはミサノ・サーキットで重要な進歩を遂げた。前日午後の集中的な作業を経て彼のホンダRC212Vのセットアップとパフォーマンスを大幅に改善した。朝のウォーミングアップでマシンセットアップの目覚ましい進歩の兆しを見せ、ペドロサとロレンソに次ぐ3番手のタイムを記録した。イタリア人レプソル・ホンダライダーは、同郷のイタリア人ライダー、バレンティーノ・ロッシに続く4位という結果を残した。

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この結果によりレプソル・ホンダチームライダーたちは、ダニ・ペドロサが2位、アンドレア・ドビツィオーツォ3位と、チャンピオンシップでのポジションをより確固たるものとした。

今日サンマリノのコースで起きた事故に配慮し、表彰はライダー出身国の国旗を半旗掲揚とし、シャンパンセレモニーは取りやめになった。レプソル・ホンダチームは富沢選手の冥福を祈り、彼の家族と友人に深い哀悼の意をささげた。


コメント

ダニ・ペドロサ >> 1位

“この勝利は言葉にし難い。とてもハッピーな気持ちでパークフェルメに着いたが、瞬時にムードが違うことに気付いた。まだヘルメットをかぶった状態のままで富沢のことを知らされ、言葉を失った。大きなショックを受けた。信じられなくて3回聞き返した。とても残念で恐ろしいことで、二度と起こってほしくない。個人として言えることは、彼はとても陽気でいつもにこやかにジョークを言っていた。ライダーとしては、短期間で皆から尊敬を集め、早くて勇敢だった。週に2人ものライダーを失うのは本当につらいことだ。

チャンピオンシップに関わるすべての人が同じ気持ちだと思う。ご家族にお悔やみを言いたい。生を受けたものには何をして生きるかを選択することができる。トミはライダーであることを選び、実際に素晴らしい仕事をした。彼は夢を実現できて幸せだったと思う。
レースについては、素晴らしい仕事をしてくれたチームに感謝している。申し分のない予選、レース中のハイペースそして連続でシーズン4回目の優勝と、週末を通じて完璧だった。地に足をつけてレースに集中したい。マシンのフィーリングはとても良く、この調子を維持していきたい。ただ、正直今はそのことを考えることができない。”

アンドレア・ドビツィオーツォ >> 4位

“ボクの心は富沢と共にある。レースの後知らせを聞いて、平手打ちを受けたような気持だった。2つのレースで2度の悲しい事故はとても辛いことで、我々の仕事がいかに危険かを思い知らされる。富沢選手のご家族にお悔やみ申し上げます。父親になった今、このことが家族にとってどんなに辛いことかがわかる。

レースについては、最大限やった。週末は複雑だったが、予選の思わしくない結果から良いレースへと転じることができた。表彰台を狙っていたので、4位というポジションは満足なものではない。今日はマシンも良好で、予選とは乗り方を変えてライディングも良くなった。ハイペースでレースをすることができ、これは大切なポイントだ。とてもハードにプッシュし、特にレース中盤ではバレンティーノとかなり速いペースで周回した。ロッシをつかまえようとしたが、結局できなかった。ここから次のレースが始まる。我々は速く、そして次は結果がほしい。”


オフィシャルリザルト

1. ダニ・ペドロサ (レプソル・ホンダチーム) 44:22.059
2. ホルヘ・ロレンソ (ヤマハ) + 1.900
3. バレンティーノ・ロッシ (ヤマハ)  + 3.183
4. アンドレア・ドビツィオーツォ (レプソル・ホンダチーム) + 6.454
5. ケーシー・ストーナー (ドゥカティ) + 18.479


ワールドチャンピオンシップ

1. ホルヘ・ロレンソ (ヤマハ) 271 ポイント
2. ダニ・ペドロサ (レプソル・ホンダチーム) 208 ポイント
3. アンドレア・ドビツィオーツォ (レプソル・ホンダチーム) 139 ポイント
4. バレンティーノ・ロッシ (ヤマハ)  130 ポイント
5. ケーシー・ストーナー (ドゥカティ)  130ポイント


2010年9月6日 22:00  | 2010 MotoGP情報
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