Posted on April 06, 2013 (Sat.)
witten by モトキチ
英国のバンド、ステレオフォニックス8作目のオリジナルアルバム「グラフィティ・オン・ザ・トレイン」を手に入れました。
この作品はこれまで所属していたレーベルを離れ、新たなレーベルと契約してリリースされています。その背景にある、商業的にならず自分達の音を鳴らしてファンを大切にしていく、というバンドの姿勢にこの作品を再生する前からすでに心打たれてしまいました。。。
そして、収録されている楽曲を聴いていくと、サウンドはどっしりとしていて力強く、一聴して今作に込められた気合を感じられます!加えて、ステレオフォニックスらしいブレないどっしりとした安定感に包まれます。
その中でもアルバムタイトルにもなっている曲「グラフィティ・オン・ザ・トレイン」はストーリー仕立てになっていて、プロポーズのメッセージを彼女に残したまま主人公の男が亡くなるという内容は、切なくて、まるでドラマか映画でも見ているような気になりました。
また、作品の最後の曲「ノー・ワンズ・パーフェクト」では、“完璧な人間なんて一人もいない”“君のおかげでマシな人間になれたんだ”と等身大な姿を現すフレーズもあり、多くの共感をまたこのバンドは得るんだろうな…と思えます。
そんな傑作を聴かせてくれたステレオフォニックス。この作品が発表されるまでは、レーベル移籍ということもあって心配もしましたが、ちゃんと‘ステレオフォニックス’でありました!きっとこれからもそう在り続けるんだろうな。。。ホント、いいバンドだ