レプソル・ホンダチームのマルク・マルケスがイタリアGPで見事な勝利。熱く争ったレースの最終ラップでホルヘ・ロレンソを打ち破った。ダニ・ペドロサは、練習走行でのペースを見せることなく4位。
モトGPは最もすばらしいコースの一つであるムジェロで、今週の日曜日に開催された。トスカーナ地方の谷部にあるムジェロ・サーキットはマルケスとロレンソのバトルを見るために77,000人以上のファンに埋め尽くされた。二人は最終コーナーまで勝利のために戦い、マルケスがイタリアGPで勝利した。この勝利でマルケスは6連勝でチャンピオン争いトップ、チームメイトのダニ・ペドロサは4位で表彰台から外れた。
まさにスタートからムジェロでの勝利は獲得しなければならないのは明らかだった。ロレンソは1年前のスタートを繰り返そうとしていた。そしてマルケスは2位になるのに1周目の終わりにはアンドレア・イアンノーネをパスしなければならなかったが、23周回の15周目にトップのヤマハにたどり着いた。レースの残り3分の1、チャンピオンは何とかヤマハのスペイン人に追いついた。そして花火が打ち上がった。二人の間で9回抜きつ抜かれつ、そして決定的な動きが最終ラップの初めにあり、マルケスが6連勝を獲得した。
ペドロサにはさらに難しいレースになり、スタート時に二人のライダーに取り巻かれ、8位に後退した。ラップ毎に順位を回復し4位にたどり着いたが、トップ3からはかなり離れていた。6レースを終えて96ポイントで、2位のバレンティーノ・ロッシと1ポイント差の選手権3位。今シーズン全勝で、マルケスが150ポイントでリードしている。
マルク・マルケス
1st, 41:38.254
この勝利はとてもうれしい。ホルヘと僕はすばらしいバトルができたし、楽しめた。レースに勝つことを考えずに、ポイントを獲得する予定でこのサーキットに来たので、勝利を期待していなかった。でも、それが可能であり、他のレースよりもリスクがあった。それはホルヘとバレンティーノがとても速く、同じペースを維持するのは難しいと分かったから。この週末僕らはとてもすばらしい仕事をしたし、ウオームアップ時に6速のギアを変えたことがとても重要だった。これをしたことで、ストレートの終わりでスリップストリームを使ってパスすることができた。週末をすべてうまく進めたことにとても満足しているし、今は、いつもスペシャルなモントメロで僕のホームGPでトップを見るために時間だよ。
ダニ・ペドロサ
4th + 14.046 sec.
タフなレースだったし、ここで望んでいた結果が出せなかった。腕はまだ問題があり、100%プッシュできないので、まだ回復していないことに我慢してくれているチームに感謝している。今日のレースは面白かったし、マルクとホルヘのすばらしいバトルにおめでとうと言いたい。このように戦えていることと、いくつかの改良点があったことを前向きに捉えたいと思う。トップグループにいるには今は働き続けなくてはいけないし、それを楽しまなくてはいけない。でも、それができるように100%の体にする必要がある。明日はミル医師の検査に行く予定で、2週間後のモンテメロに向け間に合うようにしたい。