レプソル・ホンダチームのダニ・ペドロサが、チェコGPで勝利し主役になった。マルケスの連勝記録は彼が4位だったことで終了した。
ダニ・ペドロサは今シーズン第11戦目チェコGPで勝ち、スターになった。5番手からスタートし、マルケスが連勝記録を続けるのを妨げるようなパフォーマンスを見せてオープニングラップで次第に順位を上げていった。チャンピオンのマルケスはブルーノで4位だった。
オープニングラップが最もエキサイティングな瞬間だった。スタートに失敗したマルケスは1周目を6位で終えた。序盤は抜きつ抜かれつの展開だったが、一方ではホルヘとペドロサが路面を味方にし、初めのリーダー、イアンノーネとドビツィオーソをかわした。マルケスはバレンティーノ・ロッシをパスするのが難しいと分かった。
6周目、ペドロサがリードをし、モトGP26勝目に向けて逃げにかかった。彼の背後にはロレンソが依然2位のままでいた。マルケスは3位に上がったが、ラップが進むにつれ、ロッシが彼にとって強すぎて、チャンピオンを4位に追いやった。以前のレースのような良い感覚がなく、マルケスはそれでも13ポイントを成績表に加え、263ポイントとした。マルケスは総合2位のペドロサを77ポイントリードしている。
次戦はイギリスGP、2週間後シルバーストーンで行われる。
マルク・マルケス
4th at 10.454 sec.
今日は快適さを感じることもなかったし、バイクのベストなセットアップを見つけることもできなかった日曜日だった。それは僕のミスでもないし、チームのミスでもなく、単に今までの日曜日と同じ感じではなかったということ。誰もレース毎に勝てるかどうか尋ねてこなくなるだろうから、ある意味肩の荷が下りた。4位になれたことが重要。たとえ勝つために戦っていなくてもタフだった。選手権争いにとって重要な13ポイントを獲得した。僕らは大きなアドバンテージを持っている。大事なことは誰がタイトルを取るかで、誰が多くのレースで勝つかではない。
ダニ・ペドロサ
1st - 42:47.800
レースに勝てて本当にうれしい。今年は勝利への道のりが厳しかったけど、今日はチームのみんながとてもハッピーだ。彼らの笑顔をみると、僕も嬉しくなる。なぜならいつもベストを出しているのに、いつもそのような良い結果になるとは限らないから。今年はマルクという強力なライバルがいる。今まで彼はどのレースでも素晴らしいパフォーマンスを見せてきた。今日は彼のベストな日にはならなかったかもしれないけど、僕らがこの週末さらによく働いたと思う。チームに勝利をもたらせたことは最高だよ。