イギリスGPで選手権争いトップのマルケスが激しい戦いで勝利。今週末はどの練習走行でもトップの末、勝利を取り戻した。ペドロサは4位。表彰台に1000分の1秒足りなかった。
マルク・マルケスとホルヘ・ロレンソは、昨年のイギリスGPを終わった所からまた始まり、レースでスリリングなバトルに没頭した。今回は勝ったのはチャンピオンのマルケスで、昨年のリベンジを果たした。マルケスは12レースで11勝目への道筋で、どの練習走行でもトップ、前日ポールポジションを獲得し、レース当日の朝のウオームアップではファステストラップを記録するという申し分のない週末を過ごした。別の戦いでは、3位をかけてダニ・ペドロサは表彰台まで0.175秒の4位で終えた。
スタート後、ポールシッターからリードを奪ったのはホルヘ・ロレンソだった。ロレンソとマルケスはロッシ、ペドロサ、ドビツィオーソの3位争いをしている第2集団から離れていった。残り7周、マルケスがリードしたが、2周後ミスをして2位に順位を落とした。残り3周でトップに返り咲き、チェッカーフラッグを受けるまで限界までプッシュした。マルケスとロレンソの後ろでは、ペドロサは最終ラップまで表彰台をかけた争いの中にいた。ドビツィオーソは抜いたがロッシの後ろ0.175秒で終えた。
この結果、マルケスは今シーズン獲得可能な300ポイントのうち、288ポイントを獲得。ペドロサは199ポイントで2位を堅守。3位のロッシとは10ポイント差。
マルク・マルケス
1st, 40:51.835
勝ててとてもうれしい。昨日の練習で起こったことを伝えて、少し違うレースになることを期待していたけど、今日は気温が高く、ホルヘとバレンティーノが前進したように思った。何よりホルヘだった。彼はすごいペースだったし、最後までまじめに戦ってきた。ブルーノで負けた後だったし、今日勝つことは重要だった。また、ホルヘが最終コーナーで僕を打ち負かした去年に決着をつける理由があったので、表彰台のトップに戻れたことはうれしい。
ダニ・ペドロサ
4th +8.694 sec.
今日のレースは簡単ではなかった。ひどいスタートをしてしまい、オープニングラップでトップグループから少し離されてしまった。けれども正直その後もトップと同じようなペースで走れなかった。でも、バレンティーノとアンドレアと争ったし、ついに最終ラップで順位を回復した。ベストな週末ではなかったけど、次のGPではまたトップに戻れるようにするよ。