順調にリードしていたマルケスをクラッシュが襲う。
ダニ・ペドロサはライバルとの接触で6周目にリタイヤ。
レプソル・ホンダチームのライダーにはオーストラリアGPで厳しい日曜日だった。二人ともレースを最後まで走りきれなかった。ダニ・ペドロサはライバルによって後方から接触され、初めてのリタイヤになった。それからマルク・マルケスは早い段階でレースを終了し、バレンティーノ・ロッシに勝利をゆずった。
ポールからスタートしたマルケスは、ホルヘ・ロレンソにラインの外側から抜かれたが、オープニングラップで抜き返し、引き離した。ペドロサは第一コーナーで4位、急速にポジションを落とし、2周目に入る時には9位になっていた。6周目、アンドレア・イアンノーネが後方から襲いかかってきて、リアタイヤとリムにダメージを受け、ピットに入ることを強いられた。
マルケスは18周目まで2秒以上の差を付けレースをリードしていたが、ターン10のブレーキング時にフロントホイールがロックしてしまい、突然終了になった。
最後から2番目になる今シーズンのイベント、マレーシアGPがある1週間以内に両ライダーは改良する機会がある。
マルク・マルケス
リタイヤ
今日はプレッシャーがなかった。スタートから激しくプッシュするという違うアプローチをして、可能な限り差を広げようとした。クラッシュするまでは良いレースをしていた。前の周と比べて限界走行ではないし、速くもなかったのにクラッシュして残念だった。多くのクラッシュがあったレースだし、ほとんど僕がフロントホイールをロックさせてしまった同じ場所で起こっていた。気温が急に下がった、そのようなものも今日の要因かもしれない。今日起こって良かった。それで来年に向けていい経験になった。いつもこんなに挑戦する機会があるとは限らない。
ダニ・ペドロサ
リタイヤ
今日は運がなかった。良いスタートができなかった。初めの2周でかなり順位を落としたし、その後起こったことにさらされたままだった。密集した中でいつも事故はある。そして今日は僕の番だった。幸いクラッシュはしなかったけど、バイクがダメージを負ってレースを続けることができなかった。