レプソルホンダチームのマルク・マルケスはアルゼンチンのレースで、1周目からバレンティーノ・ロッシと接触する残り2周までレースをリードした。青山博一も最終周にクラッシュ。
レプソルホンダチームはアルゼンチンGPで不運を経験した。両ライダーともに後半でレースをリタイヤした。マルク・マルケスは残り1周半でクラッシュ、バレンティーノ・ロッシと勝利をかけて戦っている時だった。マルケスは前半戦を支配していたが後半リードを失い、残り2周でロッシと接触・転倒することになった。チームメイトの青山博一は11位だったが最終コーナーで他のライダーと接触して、報われなかったが非常に素晴らしい走りをした。
マルケスはポールポジションからスタートし、2位以下と4秒の差を確立しようとしていた。しかし、レース後半、ペースを維持できず、固めのコンパウンドタイヤで走っていたロッシに残り3周で捕まった。1周後ロッシの動きをかわしていたが、マルケスが2回目の攻撃でポジションを奪おうとした時に接触した。その衝撃でマルケスは転倒し、レースを早く終了した。
後方では、青山博一が22位から素晴らしい追い上げをした。15番グリッドからスタートし、スタートで7つポジションを落とした。しかし、残り2周で11位に順位を取り戻した。最終コーナーで他のライダーと接触し、マルケスと同じくレースを終えることができなかった。
次戦は2週間後、2015年最初のヨーロッパでのイベント、スペインGPがヘレスで行われる。
マルク・マルケス
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良いレースをしていたのに、恥ずかしいことをしてしまった。固めのコンパウンドで勝負したくないと思ったので、タイヤ選択がバレンティーノと違って興味深かった。この戦術は僕らにはうまくいった。残り2周については残念だったけど。バレンティーノが僕に詰めてきたと分かった時、タイヤを少し温存することにした。タイヤがまだ持ちこたえていることをチェックし、最後の周回は1’39後半に戻し、最後まで戦えるだろうと思った。バレンティーノが僕を捕らえ、何周か争い、不運なことに接触し、クラッシュした。いつも言っているけど、彼は僕にとってアイドルであり、お手本なので、いつも彼から学んでいる。今はヘレスのことを考えて、ポイントを回復しなければならない。
青山 博一
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スタート手順がとても速く、防御が少し遅れてしまったので、良いスタートができなかった。それですぐに始動できなかった。いくつか順位を失って、僕の前に多くのライダーがいたので、しっかい争わなければならなかったし、最終周には22位から11位にあがった。最終ラップの最終コーナーで不運なことに、ペトルッチが僕がパスしようとして接触し、前方をふさがれ、クラッシュした。このようなレースの終わり方で残念だ。マルクの接触も含め、レプソルホンダチームとして良い週末ではなかったし、チームにとても申し訳なかった。オフィシャルはペトルッチに減点というペナルティーを科したということは、接触を認定してくれたということで良かったけど、それはそれで僕らの結果には影響しない。