トニ・ボウはクラッシュし勝利を逃す。藤波は4位、ブストは6位。
トライアル選手権に5ラウンドの2日目がフランスで行われ、トニ・ボウは2位で終えた。3ラップ目をペナルティーなしで終了したにもかかわらず、2ラップ目に2つのミスをしたことで、2015年選手権の連勝を「9」で終えることになった。アダム・ラガが4ポイント差で優勝し、ボウは2位で終えた。この結果、ボウはラガと34ポイント差で総合リードをキープしている。
昨日の結果、藤波貴久は二日目の競技を強い気持ちで挑んでいた。日本人ライダーは三番目の表彰台を目指して好スタートを切ったが、最終ラップでのいくつかのミスが初日のような成功を阻んで4位でのフィニッシュとなった。このGPを終えて藤波は選手権で暫定4位へとジャンプアップした。
アブソルートクラスに参戦した新人ライダー、ハイメ・ブストは好スタートを切り、1周目はわずかなポイントに抑えてトップグループにくいこんでみせた。しかしバスク出身のライダーは2番目、3番目のパスを改善できず、6位でフィニッシュした。
トライアル世界選手権は次回、シーズン6戦目がアンドラのSant Julia Loriaで来週開催される。レプソル・ホンダチームのメンバーは、ピレネー山脈に位置する小さな町で、4日土曜日と5日日曜日に活動を再開する。
トニ・ボウ
2nd, 16points
2ラップ目がとても悪く、これらのミスをリカバーできなかった。ゾーン6で熱くなりすぎて、ゾーン12でクラッシュしてしまった。最終ラップでは多くのポイントをリカバーしてレースに勝つことは難しいと分かっていたので、2位を争った。もしも優勝が無理ならば2位が得られる最高の結果だから。今日はアダムが僕より彼に合っている簡単なトライアルの中で多くチャンスを掴んだ。こういうこともあるさ。アンドラではベスト尽くして戦い、クラッシュが続かないことを祈るよ。
藤波貴久
4th, 38points
1ラップ目はとても上手くいったことに満足している。2ラップ目、3ラップ目では若干の問題があったけど、上手く解決できると思った。表彰台を狙ったけど、4位もそんなに悪くない。最近のレースでは表彰台争いに絡んでいるように、身体的にも技術的にも調子が良いと感じている。
ハイメ・ブスト
6th, 42points
ゾーンの工程が若干変わって、藤波やCabestanyらと表彰台を争うグループにいた。さほど悪くなかったと思うけど、終盤ではもっと上手くやれたと思う。