今回は消耗品のミッションオイルの話です。
我が家のデルタ1.9Multijetは6速MTですが、6速MTの場合、1.6Multijetの以外はガソリンも含めTUTERA CAR MATRYX SAE 75W-85 API GL4が純正指定です。まあ純正のTUTERAである必要はないものの、数値グレードは同等品を入れるべきだと考えていましたが、ショップ在庫のミッションオイルは SAE 75W-90 API GL5でした。
メカニックが大黒さんにも普段使用しているミッションオイルを確認してくれたのですが、やはりSAE 75W-90 API GL5だとのことで、こちらのほうがより過酷な環境にも耐えるから問題無いだろうとの見解でした。後に156時代の主治医にも在庫しているミッションオイルを確認したところやはりSAE 75W-90 API GL5とのことで、一般にアルファやFIAT、クライスラーイプシロンともこの規格が一般的に使用されているようです。
以上のことから、1000km点検時にこの規格でも問題はないだろうとの判断からショップ在庫のミッションオイルで交換しました。しかし、交換直後こそスコスコ軽く感じたのですが、しばらく走り込むとシフトアップ時なんとなくシンクロの同期が渋い感じで、ギア鳴りこそしないものの、1速から2速、2速から3速で、ひっかかりや硬さを感じます。当初は慣らしが進み、エンジンとギアボックスが温まれば問題はなくなるだろうと考えていたのですが、一向に改善しません。暖機や慣らしの問題なら、シフトダウンでも同様の感覚があると推測しますが、回転をあわせシフトダウンすると気持ちよくスコスコ入ります。で何が問題なのか考えると思い当たるのは指定規格のオイルを使用していないことです。
ネットで調べると規格により添加剤の違いなどからギアへのダメージだのフィールが相当変わるような解説もあるのですが、実際そこまでシビアに感じ取れるか疑問です。
一般にはミッションオイルのこの程度の数値の違いを感じとることなど有り得ない気もしますが、他に思い当たることもありませんので、ショップと相談して純正指定のオイルに再度交換することになりました。結果、直ぐに問題の感触が解消したわけではありませんが、徐々によくなっていると感じております。ただ、気候も良くなり、問題の顕著だった時期から外気温も高くなり、改善に向かっている理由がオイルを変更したためなのか、環境の変化によるものなのか今のところ判断できない状況です。
まあ、エンジンオイルの変更でエンジンの調子が変わったと感じることがあるのも事実ですから、次の冬を迎えるともう少ししっかりした判断ができるかもしれませんね。