レプソル・ホンダチームのライダー、ペドロサはウェットコンディションの日本GPを制し、50回目の優勝を果たし、アンヘル・ニエトに並ぶ通算139回目の表彰台へと上がった。
2015年10月11日、日曜日、日本のツインリンクもてぎで、難しいコンディション・レースの中、ダニ・ペドロサが通算50勝目を達成し、ファンの記憶に刻まれた。アンヘル・ニエトに並ぶ通算139回目の表彰台になった。ペドロサはレースが進むにつれ上位に迫っていき、ウェットコンディションからドライに変わっていく予測のしにくいレース後半で、4位から表彰台の一番上に登りつめた。マルク・マルケスもレース後半をうまく疾走し、4位でフィニッシュした。
第15戦もてぎでの日本グランプリは、レプソル・ホンダチームのライダーにとって、ペドロサが5番手、マルケスは6番手のオープニングラップを刻み、厳しいスタートとなりました。ペドロサは1ラップの終わり際、アンドレア・イアンノーネを追い抜いたが、その後7ラップの間、4位で先頭のホルヘ・ロレンソから9秒遅れていた。アスファルトがドライになるにつれて、タイヤのグリップが落ちてきたが、レプソル・ホンダチームのライダーはペースを上げ、先頭との距離を縮めていった。
11周目、アンドレア・ドビツィオーソを抜き、続いて16周目にバレンティーノ・ロッシも抜き去り、2位に躍り出た。そしてついに、18周目、ペドロサは最後の奮闘を見せ6周を残し、ホルヘ・ロレンソを抜いた。
マルケスにとっては2周目で2度アンドレア・イアンノーネを追い越す試みをするなどタフな展開のレースとなってしまった。ラップを重ねるにつれ、マルケスも後半、ペドロサ同様ペースを上げていったが、結果4位に終わった。マルケスは、アンドレア・ドビツィオーソと最大8秒差あったが、残り5周を残し追いつき、次周で追い抜き、圧倒した。4位に終わった現チャンピオン、マルケスは13ポイントを獲得し、選手権争いで197ポイント、3位を維持している。ペドロサは154ポイントで5位。
つかの間の勝利の余韻に浸り、モトGPは来週のオーストラリア・フィリップアイランド・サーキットに移る。
マルク・マルケス
4th at 17.841 sec
厳しい日曜日だった。ウェットの状況下で理想的なセットアップが難しくウオームアップができなかった。全く快調だと一切感じる事がなかった。僕たちはレースに向けて、多すぎるリスクをとることはできないので、小さな修正を何回か行ったが、一切良くなったと感じる事なく結局4位に終わってしまった。僕の手の状態はウェットの状況下では大した影響はなかった。ドライだったらもっと影響があっただろう。僕たちにはこのレースのデータを持って帰らなければいけない。そしてフィリップ・アイランドに向かうことを楽しみにしている。なぜならそのサーキットは僕たちにとってベターであり、何より僕にとって好きなコースの一つだからね。アレックス・デ・アンジェリスの幸運を祈っている。一日でも早い回復を待っているよ。
ダニ・ペドロサ
1st 46:50.767
このレースに勝ててうれしい。長いこと勝利から遠ざかっていたので本当にうれしい。面白いレースだった。序盤ゆっくりと行き、多くの時間をかけてしまったが、路面が徐々にドライになるにつれ、作戦通りのレース運びができた。地面がドライになっていくことは僕にとっては大きなポイントだった。今年は自分にとって難しいシーズンだったので、ホンダのホームである日本で勝つことができてうれしい。そしてチームのため、スポンサーのため、また家族や友達のためにも勝ててうれしい。日本でのレースは簡単ではなかった。アレックス・デ・アンジェリスには幸運を祈ると共に、彼が一刻も早くレースに戻ってくることを願っているよ。