マルク・マルケスとダニ・ペドロサは、日本に戻るHRCの技術者に価値のある情報を提供し、スペイン・ヘレスでの今年最後になる3日間のテストを終了した。
両ライダーは2016年仕様のバイクとマニエッティ・マレリのソフトウェアのテストに大半を費やし、新しいソフトウェアで2015年と2016年のエンジンの最終比較を行った。マルクはこの最終日に2回クラッシュし、幸いケガは避けることができ、67周回でベストタイムは1:39.17。ペドロサは77周回でベストタイムは1:39.93。
これは可能なベストな方法で2016年に向けて準備をするために重要なテストである。12月から1月にかけてテストは禁止されていて、次回ライダーは2月の始めにセパンでトラックに出る。
マルク・マルケス
今日は2回クラッシュした。一つ目はターン3で大きなハイサイド。安定したパワーでコーナーに進入したけど、リアが急に暴れた。ケガがなかったことはラッキーだった。2つ目は最高のフィードバックを得るために限界まで走ってエンジンを比較していた時に起こった。ミシュランタイヤのブレーキポイントが時々予知できない。とにかく、良い3日目を過ごしたし、HRCに今提供する多くの情報を得た。新しいものは古いものと比較してポテンシャルが少ししかない感触で望むレベルではない。セパンに向けていろいろ改善するために、ホンダが冬の間しっかり働いてくれるだろう。テストと今年、しっかり働いてくれたチームに感謝したい。今は休む時間だよ。
ダニ・ペドロサ
今日は気温が少し暖かくて、早く始めて遅くに終わったので、多くの周回を重ねた。僕らは方法が分からなくなっていたいくつかのことを、多く走ることで管理した。いくつか問題があるエンジンについてまだクリアになっていないし、それがエンジンか電子機器の問題なのかハッキリしていない。どちらにしても、この電気系に対して取り組んでベストな折衷案を探さなくてはならない。その時の多くの情報があるけど、どれがより良いフィットするのかハッキリしていない。より良い比較をする2回のロングランをしたけど、方向性を決定するために技術者ともっと話す必要がある。忙しい年だった。サポートしてくれたホンダのみんなに感謝したい。今は休息の時間だよ。