「電気で走るBMW」である i3 と i8 が、ついに国内でも発表になりました!!
価格や、サブブランド「BMW i」の国内展開についても併せて発表されました。
詳細につきましては、ぜひ下記プレスリリースをご覧ください。
【「BMW i3」および「BMW i8」を発表】:(価格等が掲載されています)
【BMWのサブ・ブランド「BMW i」の導入】:(新しい販売形態等の解説です)
車両も販売形態も、新機軸のオンパレードです。
(消費税が8%表示になっているのも、時代を先取り?しています)
【次世代のプレミアムブランド「BWM i」を発表】:Car Watch
では、i3およびi8の各部の詳細な写真や解説がご覧いただけます。
クローズアップしてご紹介したい項目が多すぎて、絞り切れませんが・・・
全体を総括するなら、「BMWが全力を投じて開発・販売する、現実的な近未来車」といったところでしょうか。
他メーカーに見られるような、将来への布石として及び腰で作ったような実験的な車とはモノが違います。
ではその走りはどうかというと・・・。
オランダのアムステルダムで催された国際試乗会のレポートが、ネット上に多数掲載されています。
(ちなみにオランダは海抜0m地帯が多いこともあり地球温暖化対策には熱心で、EVに対する充電インフラや補助金制度が整っているようです。)
【電気で駆けぬける歓び】:webCG
【BMW i3 海外試乗レポート】:オートックワン
【EVもハンドリング性能が評価される時代】:Response
レンジ・エクステンダー(発電専用エンジン搭載)モデルの試乗記もあります。
【BMW i3 レンジ・エクステンダー 初試乗】:AUTOCAR JAPAN
総じて、走行性能に対する評価は極めて高いです。
「電気自動車としては」 という限定無しで、
数ある小型自動車の中でも極めて優れているという評価です。
カーボン骨格を採用したことによる高い剛性感・軽量化・優れた加速性能、
床下にバッテリーを配することによる重心の低さ、
後輪駆動・前後50対50の重量配分による優れたハンドリングと、
i3が備える素質は、走行性能に明らかなアドバンテージをもたらしています。
そして、i8のプロトタイプ(試作車)の試乗記も公開されています。
【唯一無二のスポーツカー】:webCG
【BMW流ハイブリッドはサラブレット】:carview
【スポーツカー新時代をひと足先に体験】:OPENERS
【待つだけの価値はある】:autoblog
i3が持つ優れた資質は、そのままi8にもあてはまります。
i8も、同価格帯のスポーツカーの中でも優れているという評価です。
走行性能的にはポルシェ911(カレラ4S:約1600万円)辺りがライバルといった印象ですが、先進性や環境性能では比較の対象になりません。
「極めて燃費が良い4人乗れるミッドシップスポーツカー」という要素だけでも
比較対象が見当たらない程です。
まさに、「他の追随を許さない」走りです。
思い起こせば十数年ほど前までは、BMWは保守的にも見えるブランドでした。
ほとんどのモデルが自然吸気エンジン&後輪駆動で、車種も今より限られていました。
ですが今にして思えば、保守的な戦略をとったというよりも・・・
商品性や走りに対して真摯に向き合った結果そのラインナップになった、という事ではないでしょうか。
そして電子技術や素材技術や動力源が進化・多様化した現在においても同様に、
商品性や走りに対して真摯に向き合った結果が、現在のBMWラインナップなのではないかと思います。
その結果、カーボン骨格の量産小型車への導入やランフラットタイヤの全車標準装備等、BMWは世界で最も先進的でアグレッシブなメーカーの一つになりました。
「駆け抜ける歓び」から「EfficientDynamics」へとキャッチフレーズが変わり、
テクノロジーやラインナップが進化・変化しても、
優れた自動車を追い求める思いは変わりません。
今後のBMW i の展開に、ぜひご期待下さい。 G.Sekido