現在、日本の中古車情報(サイトおよび雑誌)の大手には、2つの系列があります。
プロトコーポレーション 系と、リクルート 系です。
プロトコーポレーションは、「Goo-net」等のサイトと、「クルマ情報誌Goo」等を運営しています。
ちなみに、プロトコーポレーションは名古屋市に本社を置く当地方発祥の企業です。
自己資本比率は80%・売上高営業利益率は約20%と極めて高く、企業安定性および収益性に優れた会社でもあります。
中古車情報誌の元祖とも言える「月間中古車通信」を1977年に名古屋で創刊し、販売地域を次第に全国に広げました。
歴代のTVCMには、上戸彩 ~ 佐々木希 ~ 板野友美 ~ 山本美月 等、女性タレントが登場することが多いのも特徴ですね。
弊社も以前から、情報誌(GooWORLD東海版)・サイト(Goo-netおよびGooWORLD)共に在庫情報を掲載しております。
MINI一宮も同様に利用・掲載しています。
一方、リクルートは 「カーセンサー,net」等のサイトと、「情報誌 カーセンサー」等を運営しています。
リクルートは、「広告を主体にした、出版およびインターネットにおける情報サービス、人材紹介、教育など多方面に事業を手掛ける」言わずと知れた大企業です。
従業員数は、プロトコーポレーションの5倍以上にもなります。
(現在は非上場企業のため業績や企業概要は公開されていませんが、今年中の再上場が噂されています。)
TVCMは、最近は安心感をPRするものが多いですね。(以前はタレントを使っていたことも有ります)
リクルートは、「カーセンサー」誌を1984年に首都圏で販売したのを皮切りに中古車情報ビジネスに参入しました。
始めは「Goo」誌の非販売地域を中心に展開されましたが、後に全国各地でバッティングするようになりました。
まさに国盗り合戦というか、全面戦争の様相です。
両社は情報誌の販売部数はもちろん、掲載物件数・サイトのビュー数等を争ってきました。
そして主戦場は情報誌からインターネットへと推移しました。
全国規模で見ると当初はリクルートが優位に立っていたものの、ウェブサイトの開設や携帯電話向けサイトへの対応に先んじたこともあり、2006年頃からプロトコーポレーションが逆転したとのことです。
カタログ情報(新車のスペック)を掲載し出したのもGoo-netの方が早かったような記憶があります。
2011年時点での論文では、情報誌シェアと掲載台数で、20%程プロトコーポレーション系が上回っているようです。
(ウェブサイトのページビュー数が2倍以上の差になっているのはサイト構造の違い等に起因し、実際の利用者数はこれほどの差は無いと思います)
2011年の投資家向け資料でも、プロトコーポレーション系の優位が説明されています。
(個人的には、情報メディアビジネス界の巨人であるリクルートを相手に、中部地方に本拠を置く会社が互角以上の戦いをするというのは、痛快な感じがします。)
ですが、今日現在では・・・。
Goo-net の掲載台数326,960台に対し、カーセンサー.net の掲載台数は329,185台と、ほとんど変わりません。
その差は1%も無い程の、大接戦です。
さすがは大企業リクルート、大きく巻き返したようです!!
と、いうことで・・・。
カーセンサー、始めました。
(Gooも引き続き利用し、基本的に両サイト・両誌に同じ車両を掲載致します。)
両社のサイトは検索方法やお気に入りの登録などが違い、特色を持っていますので、ぜひお好みのサイトでご覧・ご利用願います。
諸般の事情からサイトに掲載できない車両も合わせ、現在35台程の在庫がございます。
ぜひBPS一宮にお越しの上、ご確認願います。
お電話・メール等でのお問い合わせ、リクエストもお待ちしております。
よろしくお願い致します。 G.Sekido