重要な優勝をしたスペインGPから一夜明け、レプソル・ホンダチームのマルク・マルケスは、ヘレスのコースに戻って、レースを想定したテストを一日行った。不運にもクラッシュに巻き込まれレースをリタイヤし、右脚を打撲したダニ・ペドロサもテスト・スケジュールをこなすことができた。
ダニ・ペドロサは、75ラップを周回、全体3位の1’37.980のファステストを記録した。マルク・マルケスは、前半にラップを刻み62周を周回、ベストタイムは1’38.232で全体の5位だった。両ライダーとも2週間後のフランスGPにむけて貴重なデータを取得した。
マルク・マルケス 5th 1’38.232
「良いテストだった。そんなに多くの周回をしなかったけど、主にエアロダイナミクス・パッケージに対して取り組み、予定通りに終了した。いくつかポジティブな所はあるけど、今シーズン、フェアリング承認の唯一の機会だから、他のサーキットでさらなる確認が必要だ。概ねバイクは昨日と同じように良い感触だよ。」
ダニ・ペドロサ 3rd 1’37.980
「バイクに乗ってテストに取り組めてとても満足している。今朝右側が痛くて硬くなっていたけど、ラップごとに感覚が戻り、テストを終了できたのでとても良かった。休憩しながら電気系統とエアロダイナミクスについて取り組み、テストした新しいアイテムを使ってバイクに乗っているうちに感覚、自信、リズムが良くなり、多くのポジティブな面を見つけた。チームがとてもすばらしい仕事をしてくれた。」