レプソル・ホンダチームのトニ・ボウがイギリスGPで優勝し、24回目のチャンピオン(アウトドアでは12回目)を確定させた。ボウは土曜日のテストでトップ、第一パスを消化し3位だった。第2パスを見事にクリアし、今シーズン6勝目を獲得した。この結果、ボウはすでに獲得しているインドアの12回に加え、残り1戦を残してアウトドア12回目のチャンピオンを獲得した。また、チームも20回目のマニュファクチャリング・タイトルを獲得した。藤波貴久は第1パスを2位で通過したが最終的には4位だった。
トニ・ボウ 1位
「今日はとても特別な日になった。このレースは簡単にはいかず、ミスはできないと分かっていた。ゾーン7でとても厳しい失敗をした。それが残りのレースでより真剣に戦う材料になった。最後はとても僅差だったけど、6位か7位で終わった他の5つで、もしミスをしていなかったら(僅差でなく)勝てた。ナーバスになりプレッシャーもあったけどレースに勝ってチャンピオンを獲得することはこの上ない。ケガの影響でとても厳しい年だったのでとてもうれしい。今はチームで祝いたい。」
藤波貴久 4位
「悪い一日ではなかった。第1ラップでは2位で、トニと一緒に表彰台に立つチャンスがあることは分かっていた。第2パスでライバルがクリーンでパスしたゾーン5とゾーン12でミスをして、不利になった。表彰台を争ったここ3戦の結果と感覚にとても満足している。(最終戦)イタリアでレースに勝つことを楽しみにしている。最終戦で表彰台を獲得できるといいなと思っている。24回目のタイトルを獲得したトニ・ボウを祝いたい。こんな偉業を達成するなんて信じられない。彼のチームメイトであることがとても幸せ。彼は決してあきらめず、最後まで戦うライダーだよ。」