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イラストレーター、ロゴデザイン等を行っております。カーイベントでは愛車の似顔絵屋として関東中部周辺を中心に活動中のほか、カーくる内にて別枠でクルマ語録マンガ「RED Equipe’s冒険隊」を連載中。
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つい少し前にEUでは今後バッテリーEVに舵を切ると言っておきながらやっぱりムリ!と掌返しをしたばかりですが、果たして難しいと言いつつも地道には進めているようです。

地方や僻地、また極寒等の環境では運用がむずかしいとの観点から完全なるEV化はできないとも言われています。そこで少し前に岡田斗司夫が言っていたAIをSF的に考えるという話をしていた事を思い出し、同じようにEVをSF的に考えてみたいと思います。

現在EVは大きく分けてバッテリーEVとFCV(水素自動車)の2種類に分かれていますが、いずれEVとしては水素が主流になるのではないかとか様々な憶測が飛んでいます。ですがボクはSF的に考えるとその両方とりわけ乗用車に関してはBEV(バッテリーEV)だと考えています。

なぜそうなのか。それは今後の交通事情の前提を自動運転で考えるからです。現在EVはガソリン車と同様ノズル(コネクタ)を使って充電しています。ですがこれ等は非接触充電に置き換えることができるので、自動運転には都合がいいのです。それにより個人単位で所有しなくても運用が可能になってきます。ここからがSF的に考える話になってきます。

全てが自動運転に置き換わることで個人宅にガレージを必要としなくなります。これからはカーシェアの延長上でスマホから必要な車種をチョイスして近場を移動中の空き車両もしくはプールに待機中の車両を呼び出し、乗り込みます。この際に本人確認はやはりスマホ等からになるでしょう。システムとしては過去に横浜市がチョイモビというシステムでカード決算により動かしていた実績があるのでその延長線上にあると考えればよいと思います。目的地に着いたら人と荷物を下ろし、車両は再び次のお客を探すかプールに戻るわけです。プールに戻るとそこがそのまま充電スペースになりますから非接触充電は非常に有効になります。当然そこではAI管理になりますから普通の駐車場と違い鮨詰めにしても問題ありません。AIが必要な車両を動かして出してきますので。

では皆が使い始めたら足りなくなるのでは?可能性はあります。ですが世の中にカーシェアが出た時に調査したところ国内の車両の稼働率は3割を切っていたそうです。

トラックやバスはともかく乗用車はこれだけ余剰があればひとまずその可能性は低いと思います。そしてバスやトラックはFCVに置き換わると考えます。というのはこれらは自動管理の必要が低くまた距離を走る可能性を考えるとその方が効率が良いからです。たとえ長距離で走るバスのようなものであっても、会社内で車庫保管して運用する以上は水素充填も人が行うことに不便はないと思えますので。人々はバスや鉄道のステーションまで自動運転車で向かいそこから長距離旅行へ出る訳です。もちろんそのまま乗用車で出る人もいるでしょう。

トラックも長距離はFCVが受け持ち近距離はバッテリーEVでも可能です。ドライバーという呼称はなくなり、行き先を入力して運行管理するためだけに乗り込む事になるでしょう。近場は都度バーコードを読み込ませるとそこの住所へ向かい荷物を置く人となると思います。

起きる逆転現象

これ等によっていずれ運転免許証というものは無くなるでしょう。乗用車は移動対象者がバス、トラック共に運行管理者や配送員のみが乗り込む形になります。同時に交通法規も大きく変わるでしょう。

まずクルマと軽車両、歩行者の立場が大きく変わるでしょう。今は交通弱者として何があってもクルマが悪いという目線はなくなり、クルマはAI管理になっているのでミスは無いという前提となります。これは歩行者あるいは軽車両が急に飛び出したから悪いとなる可能性です。もちろん100%というわけではないでしょうが、ドライブレコーダーが今は記録を残しますのでそうなる可能性は高いでしょう。歩行者はどう動いても自由なのだからそんなことはないと考えるかも知れません。ですがこれを鉄道に置き換えたらどうでしょうか?線路内に人が侵入したからと鉄道会社が取り締まられる訳ではありません。それと同じことが今後適応される可能性があると言う話です。またすべてがバッテリーEVになったら豪雪地帯などで取り残されたらどうするのか?という問いも出るかと思いますが、やはり鉄道同様運休という形でそうしたところへ一定期間運航しないように判断すると思います。

もっともこうしたシステムを構築してそこまで行くのには相当な時間を要するのではないかとは思いますが。

ですがそれ等の準備は着々と進行中なのではないかと思っています。そのひとつが近年急激にしっかり取り締まり始めた横断歩道の取り締まりです。歩行者がいた場合止まらなければならないというものですね。昔から道交法にはありましたが厳しく監督する様になったのは最近になってのことだと感じます。またながら運転と呼ばれるものも電話等を弄っていると捕まりますが、今後はもっと厳しくたとえばオニギリ片手に運転しても捕まる可能性があります。なぜ急激に厳格化を始めたのでしょうか?そこに自動運転が絡んでいると考えています。つまりドライバーは余計なことをしない。運転する機械に徹しなさいというメッセージにも感じます。今後AIと一緒に走るんだからそれと同様の技術で走らないと困りますと言う布石なのかも知れません。またAI化することによって信号も劇的に減ることになると思います。というのも自動運転は個々の車両が個別に判断するのではなく、近隣に接近中の車両と相互に通信を行うことで接近や優先権をお互いで判断して行き来するからです。したがって歩行者や軽車両はことさらに信号に対して厳格に対応を迫られると思います。もちろんこれらの自動化により犯罪も少なくなると思われます。まず管理システムが個人の裁量で運用を認めませんから逃走に不向きです。記録の残る車両よりも鉄道の方が逃げやすいと思われます。ましてテロ行為などならいざ知らず金品の強奪などはほとんど成立しにくくなるでしょう。自動運転が主になった世界が住みやすいかそれとも窮屈で息苦しいデストピア的な世の中となるのかは正直わかりません。完全自動運転もどこまで実現できるかも不透明です。ですが、SF的に考えた予測をボクはこう考えてみました。皆様はいかがでしょうか?

2022年7月24日 14:41  | 未分類  | コメント(0)  | トラックバック(0)
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