ベントレーは、最新モデルであるフライングスパーハイブリッドの導入を記念した新しい限定モデルの詳細を発表した。
フライングスパーハイブリッド オデッシアンエディションは、2035年のラグジュアリーモビリティに対するベントレーの見解を示すコンセプトカー「EXP 100 GT」からインスピレーションを得たモデルとなっている。また、今後ベントレーがビヨンド100戦略の一環として持続可能な新素材を導入していくにあたり、その第一歩でもある。
フライングスパーハイブリッド オデッシアンエディションは、最高出力544PS、最大トルク750Nmを発揮する先進的なハイブリッドパワートレインを搭載しているだけでなく、より持続可能な新素材をキャビン全体に採用しており、デザインは100周年記念のコンセプトカーのディテールをそのまま反映している。 キャビンには、100%英国産ウールを使用した美しいツイードのパネルがあり、同系色をブレンドした特注の糸を使ってベントレーのために特別に作られたユニークでナチュラルな高級テキスタイルが使用されている。
持続可能性に配慮し、オープンポア仕上げのコア材を使用したフェイシアとウエストレールは、ハイグロス仕上げと比べてラッカーの使用量を90%削減し、木の自然な表面の質感と美しさを楽しむことができる。入手可能な中で最も良質な木材を厳選し、合計わずか0.1mmの極薄の3層ラッカーだけで仕上げられている。
センターコンソールは、洗練されたミニマルなピアノリネンパネルで仕上げられており、専用の3色のレザースキームがインテリア全体に新たな深みを与える。新素材に加えて、長期的な耐久性を持つサステナブルレザーがキャビン全体に広く使用されている。参考にしたのはベントレーの1955年製S1フライングスパーで、この車は66年前のオリジナルのレザーインテリアが今でも無傷で残っている。
インテリアのアクセントとなるのは、オータムと呼ばれる柔らかく温かみのあるハイドで、ベルーガ、ポーポイズ、クリケットボール、ブルネル、バーントオークの各レザーと、軽やかでモダンなリネンハイドを組み合わせた5つの仕様から選ぶことができる。乗降時にはオデッシアンエディション独自のトレッドプレートが現れ、エクステリアのDピラーバッジとマッチするようになっている。
EXP 100 GTのインテリアに見られるオンブレ(ぼかし)仕上げと同様に、独自の新しい刺繍スタイルでは、糸の色をグラデーションにしてフライングスパー特有の「ロフトダイヤモンド」パターンをより際立たせる。
深いパイルのオーバーマットにはコントラストの効いたバインディングが施されており、ラムウールのラグにアップグレードすることもでき、インテリアに占めるウールの割合をさらに高めることも可能。
エクステリアでは、21インチの10本ツインスポークホイールと下部のブライトウェア(フロント・リアバンパー、ヘッドライト・テールライトサラウンド、ボディサイド下部のクローム)にペイントされたペールブロッガーのアクセントが、他にはない落ち着いた特徴を生み出し、ペールブロッガーのアクセントと調和するように厳選された6色の他、ベントレーの全パレットの中から選択することもできる。
フライングスパーハイブリッド オデッシアンエディションは、ハイブリッドであってもラグジュアリーさやパフォーマンスに妥協はないことを証明している。内燃機関と電気モーターの融合により、ドライビングモードやスタイルを問わず、洗練された静けさを提供する。
この新しいパワートレインは、2.9リッターV6ガソリンエンジンと先進の電気モーターを組み合わせたものとなり、高いパワーリザーブ、優れたトルク、素早いスロットルレスポンスを備えた最新のハイブリッドモデルは、加速性能でフライングスパーV8に引けを取らず、停止状態から60mphまでは4.1秒(0-100km/hは4.3秒)。
最高出力は544PS、最大トルク750Nmで、ベンテイガハイブリッドに比べて95PS増加しており、フライングスパーハイブリッドオディシアエディションは、フル充電で700km以上の走行が可能となっている。
車両本体価格 (消費税10%込)
フライングスパーハイブリッド オデッシアンエディション:30,800,000円