FCAジャパン株式会社は、Jeep®(ジープ)の本格オフローダー「Wrangler Unlimited(ラングラー・アンリミテッド)」に、SUVの草分けである「ウィリスオーバーランドCJ-3A」にインスピレーションを受けた限定車「Wrangler Unlimited Willys(ラングラー・アンリミテッド・ウィリス)」を設定し、2021年9月4日より、300台限定で販売すると発表した。
ラングラー・アンリミテッド・ウィリスがオマージュを捧げる「ウィリスオーバーランドCJ-3A」は1948年に発表され、現代のSUVの道筋を付けたパイオニア的な存在である。当時軍用車や農耕用車両として使用されていたオフロード車を民生用として広め、人々に未舗装の地を駆け巡る自由な楽しみや冒険の喜びを提供した。
また、前型であるCJ-2Aに対して快適性や走行性能が強化され、高いオフロード性能を維持しながら実用面でも進化を遂げるCJ シリーズの礎を固めていった。当限定車はそうしたCJ-3Aの精神を受け継ぎ、オフロード性能のさらなる進化と、タフネスを表現したエクステリアを特徴としている。
機能面については、悪路で車体下部を保護するロックレールや、滑りやすい路面でタイヤの空転を抑えることで推進力を高めるアンチスピンリアディファレンシャル、ラングラーきってのハードコアモデルである「ルビコン」と共通のDana社製M220リアアクスルを搭載し、オフロード性能が強化されている。
エクステリアにはブラック仕上げの専用フロントグリルやグロスブラックに塗装された17インチアルミホイール、「WILLYS」ボンネットデカール、4 WHEEL DRIVEリアゲートデカールが装備されるほか、JeepバッジとTrailRatedバッジはマットブラック仕上げが施されている。
ボディカラーは、ミリタリー感を演出する限定車専用色のサージグリーンC/C(100台限定)と、通常はルビコン専用色であるスティンググレーC/C(200台限定)の2色が特別に設定されている。
装備はベース車である「アンリミテッド・スポーツ」に準じており、LEDヘッドライトや車庫入れをサポートするParkSenseフロント・リアパークアシスト、Parkview™リアバックアップカメラ、前走車との車間距離を維持するSTOP機能付アダプティブクルーズコントロールなどを装備。
SUVの父としてジープの歴史に名を刻んだCJ-3A。ラングラー・アンリミテッド・ウィリスはその血統を名実ともに受け継ぐ特別な1台となっている。
車両本体価格 (消費税10%込)
Wrangler Unlimited Willys:5,680,000円