スペインGPが終わったが、レプソル・ホンダチームのライダー、マルク・マルケスと青山博一はヘレスのコースに戻り、HRCのテストを行った。
ケガの疲労と、回復する時間を与えるために、レースで2位だったマルケスは、わずか2時間テストしただけだったが、日本からHRCが用意した新しいスイングアームに対して、彼のフィードバックを得ることが重要だった。マルケスは全体の5番目、ベストタイム1:38.968、31ラップで終了した。
青山はレースの不運なクラッシュにより肩にひどく擦り傷を負っていたが、いくつかある彼のテストスケジュールを完遂した。彼もまた新しいスイングアームをテストし、ランチ後はオーリンズ・サスペンションと電気系のテストをした。青山は60ラップを走り、ベストラップは1:40.342。
マルク・マルケス
今日はテストできたことをうれしく思う。何周かして、基本的に昨晩計画をしていたスイングアームのテストをした。HRCエンジニアが僕らに今後のレースで使えるか、またどこが改良できるか、どの方向で改良を続けていくのが良いか分析してほしがっていた。僕らは今日、いくつかの方向で改善できるという非常にポジティブな結論を引き出した。そして、例えばコーナー侵入のような、今まで少し難しかった事に対する今後の開発のための様々な情報を得たよ。
青山博一
体力的コンディションは100%ではなかったけれど、実りの多いテストだった。今朝、また痛みが残っていたけど、大きなクラッシュの後、感覚を戻すのにはバイクに乗ることが重要だよ。今日は違ったスイングアームやいくつかのサスペンションを含む、新しいパーツのテストをした。日本に持ち帰り、シーズン中のテストでホンダを助けるためにエンジニアにとって有益なものだと思うポジティブな情報が見つかったよ。