ソニー損保さんは、毎年 【新成人のカーライフ意識調査】 という調査をされており、今年も調査結果が公開されました。
2013、14、15、16年に引き続き、その調査結果の中で気になった項目をピックアップしてまとめてみました。
まずは恒例のこの項目からご紹介します。
BMWは今年の 「新成人が欲しい車」 の3位でした。
2014年は2位でしたが、2015年に3位になり、それ以降は同順位です。
今回も、輸入車の中での最上位をキープしています。
ベスト10の昨年からの変化としては、
・モデルチェンジしたプリウスが、アクアを抜いて1位に返り咲きました。
・VW、AUDI、レクサス、ベンツが順位を上げました。
・フィット、キューブは順位を下げ、ノート、ステップワゴンはベスト10外になりました。
傾向としては輸入車や高級車への憧れがより強く感じられるようになりました。
(ちなみにアンケートは約100車種からの選択制とのことです)
次は、これも恒例の男女別の「新成人が欲しい車」のランキングです。
ここで、個人的に残念な結果が出ています。
2014年以来3年連続で「BMWは男性の1位」でしたが、今回は3位になってしまいました。
しかも、2010年に同調査が始まってからずっと「BMWは男性の輸入車の中の最高位」でしたが、AUDIに抜かれ「僅差の2番手」になってしまいました...。
(男女合計だとBMWはAUDIに勝っているので、女性はAUDIよりBMWを支持していると思われます。)
個人的には少しショックを受ける結果でしたが、これも「新成人の車への興味が増している傾向」の現れでもある、と思い直すことにします。
(元々、男性は「いつか欲しい車」を、女性は「現実的に手の届く中で欲しい車」を選んでいるような傾向がありましたが、今回は女性も「憧れ」の要素が強まった印象があり、久々に輸入車:VWがベスト10入りしました。)
そして、この「新成人の車への興味が増している」という傾向は、他の調査結果にも明確に表れています。
「マイカー所有率」は、ここ数年減少傾向でしたが、今回は明確に上昇しました!
特に「地方」では著しく増加しました!
「同年代で車を所有している人はカッコイイと思う割合」は、2年連続で上昇しました!
特に「都市部」での上昇は著しく、「地方」と逆転しました。
このソニー損保さんの毎年の調査結果は、回答者が1000人と大規模です。
そして上記の2つのグラフを見ても、不可解な乱高下がなく、滑らかに推移しています。
なので、「マイカー所有率」や「車への憧れ」が増したという結果は、かなりの信頼性があると思います!
ソニー損保さんの他には、こんな調査結果(?)もありました。
日本最大級のクルマ総合情報サイト、カービューさんによると、
20代の女性が「男性に乗ってほしい理想の車」は、「BMWのスポーツセダン!」とのことです。
調査対象は2人しかいない上にキャラクターが偏っているので、一般性のある調査結果かというと疑問ですが...(汗)
話を元に戻しまして・・・
「若者の車離れ」が報じられる昨今ですが、大規模なアンケート調査で、
「新成人の車への興味や、マイカー所有率が増した」 という結果が出たことを、喜しく思います。
ぜひこの傾向が今後も続いて欲しいと思います! G.Sekido