マルク・マルケスは、おとといバルセロナで受けた手術のため、チェコGPを欠場し、ステファン・ブラドルが出場する。アレックス・マルケスは、引き続き最高峰クラスへの適応と、さらなるポイント獲得を目指す。
チャンピオン、マルク・マルケスは、上腕骨の損傷したプレートを新しいものと交換するために、新たな処置を受けなければならなかった。ハビエル医師とそのチームは、月曜日に48時間以内に彼を退院させたいと報告した。昨年のチェコGPはマルクが見事なポールポジションで驚愕させた(2位のジャック・ミラーと2.5秒以上差)が、今週末はドイツ人のステファン・ブラドルが代わりに出場する。ブラドルはチェコGPが行われるブルーノで、彼が出場した7年間で3回のトップ10フィニッシュをしている。
昨年のチェコでのモト2を制したアレックス・マルケスは、ブルーノでの参戦を熱望している。彼のお気に入りのサーキットの一つで、2013年、GPにフル参戦を果たして以来、トップ5入りをしなかったのは、わずか1回だけである。ヘレスでの2レースは、12位と8位に終わったが、レース距離を超えて安定して進歩を遂げているモトGPルーキーは、流れるようなレイアウトのブルーノでホンダRC213Vで挑戦する自信を深めた。目標は前方との距離を縮め、新人トップの名誉のために戦うことである。
アレックス・マルケス
「これでモトGPバイクに乗った5番目のサーキットになり、いつもライディングを楽しんでいるサーキットであり、過去の自分のスタイルにとても適している。ヘレスでの2回の週末から多くの情報を集めたので、学んだことを新しいサーキットに活用することができる。セッション毎にモトGPとバイクについて学んでいる。激しいものになるだろうけれど、ブルーノで乗ることと、3週連続レースの週末が始まることを楽しみにしている。」
ステファン・ブラドル
「まず第1に、マルクの早期回復を願いたい。彼はヘレスで信じられないくらいすばらしかったし、本当のチャンピオン精神を見せた。世界的パンデミックで、いつも通りテストすることができないので、モトGPやバイクに適応するのに時間がかかるだろうけれど、何回かスーパーバイクに乗っているので、体調的には良い。レプソル・ホンダチームで戦うことはとても名誉なことで楽しみにしているし、ホンダに協力できることがうれしい。どのように週末が進むか見てみよう。」