当社が開発するSCUDインテグラルパワー製品群は全て、ドライバーの運転を楽しくするために開発されています。
ドライバーが身体で感じることのできる運転感覚は加速度と振動です。(振動も加速度の内ですが)
音も大事な感覚です。
速度は視覚で把握することはできますが視覚情報はあまり快感を感じることができません。
運転を楽しく感じるには加減速Gや横Gがとても重要なのです。
また、そのGの変化度合いも大切です。
もし、ピークパワーがある代りにパワーバンドが狭いエンジンが有ったとしたらどう感じるのでしょうか?
低い回転から加速した場合、パワーバンド手前まで加速力を感じず、パワーバンドに入り始めると一気にGが変化するので凄い加速力があるように感じます。しかし、アッと言う間にパワーバンドが終わって加速力を失い、減速したように感じます。
当然トータルの加速力は劣ってしまいます。
このようなエンジン特性はパワーバンドに入る瞬間に快感を感じるのですが、パワーバンド以外ではスロットルの反応にも鈍く加速しないので、頻繁なギヤチェンジが必要だったりして、排気量のあるエンジンの様なアクセル一つで加速できる快感を味わうことができません。
つまり、加速性能はトルクの積分値(インテグラル)で決まります。
限られたギヤ段数で加速力を上げるにはトルクが大きくてパワーバンドが広いことが必要になるからです。
SCUDインテグラルパワー製品は全て積分値を上げるため、レスポンスを上げるための製品群なのです。」