管理画面のプロフィール編集(オーナーズクラブでは”クラブプロフィール設定”)から「プロフィール画像の確認・変更」ボタンをクリックし「Image1」に画像をアップロードしてください。
 

   2013年11月1日 00:00  |  技術

世界中
うんうんする
0


autoblog 日本語版というサイトでは、以前にもご紹介した人気コーナー
The-List (リスト):車マニアが死ぬまでにやりたいこと1001を始め、面白い記事が掲載されています。


このサイトに、先日こんな興味深い記事が出ていました。


news131022ifg-3-thumb-471x301-23847.jpg

【BMW Mモデルの歴史がひと目で分かるインフォグラフィックス 】 という記事です。

(ちなみにインフォグラフィックとは「情報、データ、知識を視覚的に表現したもの」とのことです。)

> このインフォグラフィックスはイギリス自動車金融ブローカー『Carfinance247』が作成し、車情報サイト『AutoWeek』に掲載されたもの。Mモデルの発展を時系列で見ることができ、モデルの性能をクモの巣チャートで比較することができる。

とのことで、面白い企画だと思います。


しかし、詳しく見てみると、色々と残念な点が見つかります・・・。


クモの巣チャート(レーダーチャート)は、多角形の形や面積で直感的に特性が判断できるようにするのが一般的ですが、この記事のチャートには以下のような不備があります。

・このチャートが表す5項目(排気量・馬力・トルク・最高速・0-60マイル/h加速)は、全て数値の大きいものが外側に配されています。その結果、加速性能に関しては内側が優・外側が劣とほかの4項目と逆向きであり、直感的に読み取れません。

・最高速は大部分のモデルが250km/h(155マイル/h)リミッターで制限されているので、車両が持つポテンシャルを表しておらずあまり意味がありません。

・明らかな数値や語句の誤りも見受けられます。


試みは面白いと思いますが、結果として作成されたクモの巣チャートからは、残念ながら情報が効率的に伝わってきません。

(企画した人と作成した人が別人で、さらにそれがほとんどノーチェックで公開されたのでしょうか・・?)

本来は明確な意図をもって取りくんだはずが、いつの間にか資料の作成自体が目的となってしてしまい、十分な吟味や考察が無いままに終わってしまうという、ありがちな?過ちに陥っているように思います。



・・・と、文句ばかり付けていても非建設的なので、このアイディアを基に私も作成してみました。

まず、代表的なMである歴代M3とM5の性能・諸元を一覧表にしました。


CapD20131101_2-thumb-471x158-23849.jpeg
 

エンジン性能だけでは面白くないので、日本での価格(消費税を除く)と、ボディの大きさを表す代表的な数値としてホイールベース、車重を項目に入れました。

パワーウエイトレシオ(PWR)は加速性能を推し量るときによく用いる概念です。
日本では重量÷馬力を用いることが多いですが、今回は馬力÷重量を用いました。数値が大きい方が加速性能が優れています。


これらの数値から各項目別で偏差値を求め、クモの巣チャートにしました。


M3-thumb-471x370-23858.jpeg
 

4代のM3を比較した場合です。

※各項目の向きに関しては、一般的な高性能化、すなわち「ゴージャスで速い」ものを外側としました。なので価格は外側が高く、車重は外側が重いです。

0-100km/h加速に関しては、外側を優れさせるために「100から各々の偏差値を引いた値」を表してあります。


ほぼ全ての項目が、モデルチェンジの度に成長・進化しています。

価格に関しては、「E30型が割高」と考えるか、「E36やE46が割安」と考えるかは難しいところですが・・・。
専用設計のエンジンブロックを用いたスペシャル・エンジンを搭載しながら、ベース車両との価格差が小さかったことを考えると、「E36やE46が割安」と言って良いと思います。

ホイールベースはE36で一気に伸びています。(スタイリングはぐっと現代的になり、前後重量配分50:50を謳うようになりました。)

E92は、8気筒になり排気量が大きく増加した割には加速性能の伸びは限定的にも思えます。
「排気量に頼った差別化の限界」が垣間見えるようです。




M5-thumb-471x370-23864.jpeg

4代のM5を比較するとこうなりました。

E60の価格が非常に良心的というか、コストパフォーマンスが高いのが分かります。
この車(とM6)専用のV10エンジンを載せていたのですから、尚更です。
非常に稀有な存在であったと再認識しました。

F10はダウンサイジングターボ化されたことにより、排気量は減少させつつトルクは大幅に増え、ドライバビリティの向上が伺えます。

逆にE60は高回転高出力型の尖った性格が表れています。




新旧-thumb-471x370-23866.jpeg

3世代前のM3&M5と、現行のM3&M5の比較です。

 

E92 M3と、E34 M5は、ホイールベースがほぼ同一で、ボディサイズも似通っています。(E92の方が若干大きいです)

直6のE34に対し、E92はV8を搭載しているにも関わらず、軽量で高出力でうんと速く、安いです。
20年分の技術の進化が表れています。




ALL-thumb-471x365-23905.jpeg

最後に、M3&M5の8台のグラフです。

「E36 M3、E46 M3、E60 M5の割安な価格」 
「E60 M5のリアルスポーツ的な尖った性質」 とともに、
「F10 M5のダウンサイジングターボ化による効果的な性能向上」
が表れていると思います。

「M」が新しい時代に入ったことの証明です。




 m3-m4-000-thumb-471x314-23907.jpg

来年?に発表になる新型M3(セダン)およびM4(クーペ)は、いよいよダウンサイジングターボ化を果たします。

> 3.0リッター直列6気筒ツインターボは最高出力430psと最大トルク51.0kgmを発揮するという。先代M3の4.0リッターV型8気筒に比べると約30%もトルクが増強されているにも拘わらず、燃料消費と排出ガスは約25%削減しているそうだ。これにはジャスト1,500kgに抑えられたという車両重量の軽量化も寄与している(日本仕様の先代M3に比べると、なんと150kgも軽くなっている)。

という情報も公開されました。

新型M3およびM4の「クモの巣チャート」は、どんな形になるのでしょうか。

その飛躍的な進化が今から楽しみです! G.Sekido






世界中
うんうんする
0


autoblog 日本語版というサイトでは、以前にもご紹介した人気コーナー
The-List (リスト):車マニアが死ぬまでにやりたいこと1001を始め、面白い記事が掲載されています。


このサイトに、先日こんな興味深い記事が出ていました。


news131022ifg-3-thumb-471x301-23847.jpg

【BMW Mモデルの歴史がひと目で分かるインフォグラフィックス 】 という記事です。

(ちなみにインフォグラフィックとは「情報、データ、知識を視覚的に表現したもの」とのことです。)

> このインフォグラフィックスはイギリス自動車金融ブローカー『Carfinance247』が作成し、車情報サイト『AutoWeek』に掲載されたもの。Mモデルの発展を時系列で見ることができ、モデルの性能をクモの巣チャートで比較することができる。

とのことで、面白い企画だと思います。


しかし、詳しく見てみると、色々と残念な点が見つかります・・・。


クモの巣チャート(レーダーチャート)は、多角形の形や面積で直感的に特性が判断できるようにするのが一般的ですが、この記事のチャートには以下のような不備があります。

・このチャートが表す5項目(排気量・馬力・トルク・最高速・0-60マイル/h加速)は、全て数値の大きいものが外側に配されています。その結果、加速性能に関しては内側が優・外側が劣とほかの4項目と逆向きであり、直感的に読み取れません。

・最高速は大部分のモデルが250km/h(155マイル/h)リミッターで制限されているので、車両が持つポテンシャルを表しておらずあまり意味がありません。

・明らかな数値や語句の誤りも見受けられます。


試みは面白いと思いますが、結果として作成されたクモの巣チャートからは、残念ながら情報が効率的に伝わってきません。

(企画した人と作成した人が別人で、さらにそれがほとんどノーチェックで公開されたのでしょうか・・?)

本来は明確な意図をもって取りくんだはずが、いつの間にか資料の作成自体が目的となってしてしまい、十分な吟味や考察が無いままに終わってしまうという、ありがちな?過ちに陥っているように思います。



・・・と、文句ばかり付けていても非建設的なので、このアイディアを基に私も作成してみました。

まず、代表的なMである歴代M3とM5の性能・諸元を一覧表にしました。


CapD20131101_2-thumb-471x158-23849.jpeg
 

エンジン性能だけでは面白くないので、日本での価格(消費税を除く)と、ボディの大きさを表す代表的な数値としてホイールベース、車重を項目に入れました。

パワーウエイトレシオ(PWR)は加速性能を推し量るときによく用いる概念です。
日本では重量÷馬力を用いることが多いですが、今回は馬力÷重量を用いました。数値が大きい方が加速性能が優れています。


これらの数値から各項目別で偏差値を求め、クモの巣チャートにしました。


M3-thumb-471x370-23858.jpeg
 

4代のM3を比較した場合です。

※各項目の向きに関しては、一般的な高性能化、すなわち「ゴージャスで速い」ものを外側としました。なので価格は外側が高く、車重は外側が重いです。

0-100km/h加速に関しては、外側を優れさせるために「100から各々の偏差値を引いた値」を表してあります。


ほぼ全ての項目が、モデルチェンジの度に成長・進化しています。

価格に関しては、「E30型が割高」と考えるか、「E36やE46が割安」と考えるかは難しいところですが・・・。
専用設計のエンジンブロックを用いたスペシャル・エンジンを搭載しながら、ベース車両との価格差が小さかったことを考えると、「E36やE46が割安」と言って良いと思います。

ホイールベースはE36で一気に伸びています。(スタイリングはぐっと現代的になり、前後重量配分50:50を謳うようになりました。)

E92は、8気筒になり排気量が大きく増加した割には加速性能の伸びは限定的にも思えます。
「排気量に頼った差別化の限界」が垣間見えるようです。




M5-thumb-471x370-23864.jpeg

4代のM5を比較するとこうなりました。

E60の価格が非常に良心的というか、コストパフォーマンスが高いのが分かります。
この車(とM6)専用のV10エンジンを載せていたのですから、尚更です。
非常に稀有な存在であったと再認識しました。

F10はダウンサイジングターボ化されたことにより、排気量は減少させつつトルクは大幅に増え、ドライバビリティの向上が伺えます。

逆にE60は高回転高出力型の尖った性格が表れています。




新旧-thumb-471x370-23866.jpeg

3世代前のM3&M5と、現行のM3&M5の比較です。

 

E92 M3と、E34 M5は、ホイールベースがほぼ同一で、ボディサイズも似通っています。(E92の方が若干大きいです)

直6のE34に対し、E92はV8を搭載しているにも関わらず、軽量で高出力でうんと速く、安いです。
20年分の技術の進化が表れています。




ALL-thumb-471x365-23905.jpeg

最後に、M3&M5の8台のグラフです。

「E36 M3、E46 M3、E60 M5の割安な価格」 
「E60 M5のリアルスポーツ的な尖った性質」 とともに、
「F10 M5のダウンサイジングターボ化による効果的な性能向上」
が表れていると思います。

「M」が新しい時代に入ったことの証明です。




 m3-m4-000-thumb-471x314-23907.jpg

来年?に発表になる新型M3(セダン)およびM4(クーペ)は、いよいよダウンサイジングターボ化を果たします。

> 3.0リッター直列6気筒ツインターボは最高出力430psと最大トルク51.0kgmを発揮するという。先代M3の4.0リッターV型8気筒に比べると約30%もトルクが増強されているにも拘わらず、燃料消費と排出ガスは約25%削減しているそうだ。これにはジャスト1,500kgに抑えられたという車両重量の軽量化も寄与している(日本仕様の先代M3に比べると、なんと150kgも軽くなっている)。

という情報も公開されました。

新型M3およびM4の「クモの巣チャート」は、どんな形になるのでしょうか。

その飛躍的な進化が今から楽しみです! G.Sekido






   2013年6月22日 00:00  |  技術

世界中
うんうんする
0


先日、こんなニュースを見かけました。

02T-thumb-471x271-11783.jpg

【フルカラータイヤ印刷技術を使った「カラーサイドタイヤ」発表会】:Car Watch

タイヤの側面にカラフルな印刷をする技術が確立され、
写真のような印刷を施したタイヤが発売されたそうです。




ECOPIA_EP001S_COLORSIDE_side-3-thumb-471x453-11785.jpg

変化がイメージしやすいように、ペイント無しの画像も作成して並べてみました。(^^ゞ

ファッション性が増すのはもちろん、ペイントの位置と色によっては
視覚的に「インチアップ」したような効果も期待できそうですね。




16t-thumb-471x246-11795.jpg

「今後はさまざまなデザインにも対応する構え」だそうです。

このサンプルのデザインの個人的な好みはさておき、クルマのデザインや自己表現の可能性が広がりそうです。




また、このブリヂストンの技術とは異なると思われますが
タイヤにペイントを施す機械をすでに販売している会社もあるようです。

tire_printer-thumb-471x426-11804.jpg

こんな感じに回転させながらペイントするようです。




CapD20130621_1-thumb-471x288-11806.jpeg

動画もあります。楽しい技術ですね!
サイドウォール(タイヤ側面)の凹凸の上も問題なくペイントできるようです。




タイヤに関する新しい技術と言えば、こんなニュースもありました。

04t-thumb-471x314-11814.jpg

【ラージ&ナローコンセプトタイヤ(LNC)を発表 】:Car Watch

幅がとても狭く、径がとても大きいタイヤ&ホイールにより、転がり抵抗を30%も低減し、省燃費を図るという発想です。

ちなみに写真のタイヤは155/55R19という見たことも聞いたこともないサイズです。
扁平率は特に低いわけでもなく、既存の大径タイヤとは一線を画します。

幅は狭くてもタイヤの接地面は縦長になることにより確保し、各種の走行性能は悪化させずに省燃費化が図れるとのことです。

ただしタイヤの直径は大きくなる(今まで15~17インチを履いていた性能の車が19~21インチに置き換わる)ので、車両自体の設計から変える必要があります。



このタイヤの採用を前提とした車創りをすると、デザイン的にも楽しくなりそうです。


mini-rocketman-concept-3-thumb-471x275-11816.jpg
 

コンパクトカーに採用したとしたら、こんなイメージでしょうか・・?
(このコンセプトカー自体は、残念ながらお蔵入り?してしまったようですが)




ラン・フラット・タイヤ(RFT)を始めとする既存のタイヤもどんどん進化しています。

40T-thumb-471x353-11865.jpg

【市販ランフラットタイヤ「POTENZA S001 RFT」説明&試乗会・前編】




「第3世代」のRFTでは、パンクしてたわんだ時の発熱を抑制する素材を開発・採用してサイドウォールの薄肉化を実現し、乗り心地を向上させています。



37T2-thumb-471x312-11867.jpg

【市販ランフラットタイヤ「POTENZA S001 RFT」説明&試乗会・後篇】


目視でも分かるほどサイドウォールは薄くなり、一般のタイヤ(非RFT)とほとんど変わらないばね係数(たわみにくさ)になりました。

現実に、RFTを装着したBMWやMINIの乗り心地はここ数年で飛躍的に向上し、そのネガをほとんど感じなくなりました。
 

 t222-thumb-471x313-11869.jpg

目に見えるドレスアップから目に見えない素材の進化まで、タイヤも日々変わっているようです。

「クルマといえばガソリンで走るもの」という常識が変わりつつあるように、
「タイヤといえば黒くて丸いもの」という常識も変わっていくのかもしれませんね!  G.Sekido






世界中
うんうんする
0


先日、こんなニュースを見かけました。

02T-thumb-471x271-11783.jpg

【フルカラータイヤ印刷技術を使った「カラーサイドタイヤ」発表会】:Car Watch

タイヤの側面にカラフルな印刷をする技術が確立され、
写真のような印刷を施したタイヤが発売されたそうです。




ECOPIA_EP001S_COLORSIDE_side-3-thumb-471x453-11785.jpg

変化がイメージしやすいように、ペイント無しの画像も作成して並べてみました。(^^ゞ

ファッション性が増すのはもちろん、ペイントの位置と色によっては
視覚的に「インチアップ」したような効果も期待できそうですね。




16t-thumb-471x246-11795.jpg

「今後はさまざまなデザインにも対応する構え」だそうです。

このサンプルのデザインの個人的な好みはさておき、クルマのデザインや自己表現の可能性が広がりそうです。




また、このブリヂストンの技術とは異なると思われますが
タイヤにペイントを施す機械をすでに販売している会社もあるようです。

tire_printer-thumb-471x426-11804.jpg

こんな感じに回転させながらペイントするようです。




CapD20130621_1-thumb-471x288-11806.jpeg

動画もあります。楽しい技術ですね!
サイドウォール(タイヤ側面)の凹凸の上も問題なくペイントできるようです。




タイヤに関する新しい技術と言えば、こんなニュースもありました。

04t-thumb-471x314-11814.jpg

【ラージ&ナローコンセプトタイヤ(LNC)を発表 】:Car Watch

幅がとても狭く、径がとても大きいタイヤ&ホイールにより、転がり抵抗を30%も低減し、省燃費を図るという発想です。

ちなみに写真のタイヤは155/55R19という見たことも聞いたこともないサイズです。
扁平率は特に低いわけでもなく、既存の大径タイヤとは一線を画します。

幅は狭くてもタイヤの接地面は縦長になることにより確保し、各種の走行性能は悪化させずに省燃費化が図れるとのことです。

ただしタイヤの直径は大きくなる(今まで15~17インチを履いていた性能の車が19~21インチに置き換わる)ので、車両自体の設計から変える必要があります。



このタイヤの採用を前提とした車創りをすると、デザイン的にも楽しくなりそうです。


mini-rocketman-concept-3-thumb-471x275-11816.jpg
 

コンパクトカーに採用したとしたら、こんなイメージでしょうか・・?
(このコンセプトカー自体は、残念ながらお蔵入り?してしまったようですが)




ラン・フラット・タイヤ(RFT)を始めとする既存のタイヤもどんどん進化しています。

40T-thumb-471x353-11865.jpg

【市販ランフラットタイヤ「POTENZA S001 RFT」説明&試乗会・前編】




「第3世代」のRFTでは、パンクしてたわんだ時の発熱を抑制する素材を開発・採用してサイドウォールの薄肉化を実現し、乗り心地を向上させています。



37T2-thumb-471x312-11867.jpg

【市販ランフラットタイヤ「POTENZA S001 RFT」説明&試乗会・後篇】


目視でも分かるほどサイドウォールは薄くなり、一般のタイヤ(非RFT)とほとんど変わらないばね係数(たわみにくさ)になりました。

現実に、RFTを装着したBMWやMINIの乗り心地はここ数年で飛躍的に向上し、そのネガをほとんど感じなくなりました。
 

 t222-thumb-471x313-11869.jpg

目に見えるドレスアップから目に見えない素材の進化まで、タイヤも日々変わっているようです。

「クルマといえばガソリンで走るもの」という常識が変わりつつあるように、
「タイヤといえば黒くて丸いもの」という常識も変わっていくのかもしれませんね!  G.Sekido






   2013年6月7日 00:00  |  技術

世界中
うんうんする
0


06-thumb-471x314-10371.jpg

【BMW 3シリーズ グランツーリスモ】が、ついに国内でも発売になりました!


詳しくは、ぜひ下記サイトをご覧ください!

【ニュー BMW 3シリーズ グランツーリスモ誕生。】:スペシャルサイト
【多様化するニーズに応える「3シリーズ グランツーリスモ」】:Car Watch
【BMW、「3シリーズ グランツーリスモ」を発表】:webCG


また、当ブログの過去記事
【ジュネーブショーにて発表になった「新ジャンル」】でもご紹介しましたので、
ぜひご参照ください。



詳しい商品説明は上記サイトに譲りまして・・・。

今回のブログは、3シリーズGTに
「BMWモデルとして初めて装備」された仕組みに注目したいと思います。




AB-thumb-471x171-10373.png

それは、【エア・ブリーザー】と名付けられた装備です。
フロントホイールハウスの後部に設けられた「切り欠き」のような仕組みです。

> フロント・ホイール・ハウスに流れこむ空気を、ホイール・ハウス後方のエア・ダクトを経由して、サイド・パネルから放出させるものであり、ホイール・ハウスに流れこむ空気の方向を変えることでホイール周辺で発生する乱気流を抑え、空気抵抗を減少させます
というものです。

エア・ブリーザーの働きをさらにご説明するには、もう一つ説明すべき技術があります。



AC-thumb-471x332-10380.png

> エア・ブリーザーは、エア・カーテンと組み合わせると特に効果的に作用します。

エア・カーテンとは、フロント・エプロン左右両端のエア・インテークから取り込まれた空気を、高速でフロント・ホイール・アーチへと放出することで作り出される空気の流れによって、フロント・ホイールの側面をカーテンのように覆い、ホイール及びホイール・アーチ周辺の乱気流を抑え、空気抵抗を低減するテクノロジーです。  


エア・カーテンは1シリーズクーペのマイナーチェンジで初めて採用され、その後新型3シリーズセダンにも採用されました。

そして3シリーズGTでは、さらにエア・ブリーザーが初採用されたのです。




12-thumb-471x285-10376.jpg

空気はこのようにエアカーテンを通り、ホイールの上を流れ、エアブリーザーを通って後方に流れます。

実際の空気の流れや効果を確かめることは難しいですが、相応のコストをかけて製品に採用するという事は、燃費向上に一定の効果があるということでしょうか。




img_3d2408cb0d46f26cf5297e84b1636eec282139-3-thumb-471x587-10386.jpg

先日、ドイツ本国で発表になった【新型X5】にもこのエア・カーテンとエア・ブリーザーらしきものが見えます。

「フロントホイールハウス後ろの切り欠き」は今後のBMWデザインの特徴の一つになりそうですね。



これらの新しい装備の解説を見ると、乗用車の空気力学の進歩を感じます。


 

aerodynamic-thumb-471x177-10389.jpg

従来の乗用車の空気力学といえば、主に車体上面の空気をきれいに流し、空気抵抗や揚力を押さえるというのが主眼だったと思います。

近年では燃費等に対する要求の高まりと共に、車体下面をカバーで覆ったりフラットにして、下側の空気の流れも意識されるようになりました。




k-bigpic-2620-2-thumb-330x336-10391.jpg

それがさらに進化し、マクラーレン・P1フェラーリ・F12等のスーパースポーツカーでは、車体の内部や側面に積極的に空気を流し、さらなる空力効果をPRするようになりました。




BMWSauberF1windtunnel-thumb-330x247-10393.jpg

これらはF1を頂点とするモータースポーツでの空力解析から
フィードバックされた技術がもたらしたデザインだと思います。


(もっとも最近のF1の空気力学といえば、緻密で正確な解析は当然として、
 意図的にウイングを失速させるFダクトダブルDRSWダクト
 排気ガス流を利用したブロウン・ディフューザー
 空気の粘性を利用したコアンダ・エキゾーソトなど
 斬新かつ奇想天外な技術に、差別化の舞台は移りつつありますが..。)



話はどんどんそれますが、
F1の空力といえば、最近はこんな車も出てきました。

img_20130305_11180035_5_l-2-thumb-330x517-10401.jpg

ランボルギーニ・ヴェネーノパカーニ・ゾンダ レボリューションでは、
一時期のF1で主流となった「シャーク・フィン」のような、中央に垂直に立った空力パーツを採用しています。

高速走行時の挙動の安定効果を狙った?のでは無いかと思いますが、後方視界は悪化しますし、サイドビューの印象は大きく変わり、色々な意味で波及効果が大きなアイテムだと思います。

自動洗車機はNGでしょうね。(^^;
(いずれも3億円以上!の車ですので、自動洗車機を使うことはないでしょうが..。)



と、いったところで・・・。


乗用車のさらなる燃費向上や運動性向上を図り、
パワープラント(動力源)や製造素材は目覚ましく進化していますが
空力技術も前進しているようです。

 

 BMW-Vision-EfficientDynamics-Aerodynamics-01-lg-thumb-471x206-10433.jpg

自動車のスタイリングも、まだまだ新しく変化しそうですね!  G.Sekido





世界中
うんうんする
0


06-thumb-471x314-10371.jpg

【BMW 3シリーズ グランツーリスモ】が、ついに国内でも発売になりました!


詳しくは、ぜひ下記サイトをご覧ください!

【ニュー BMW 3シリーズ グランツーリスモ誕生。】:スペシャルサイト
【多様化するニーズに応える「3シリーズ グランツーリスモ」】:Car Watch
【BMW、「3シリーズ グランツーリスモ」を発表】:webCG


また、当ブログの過去記事
【ジュネーブショーにて発表になった「新ジャンル」】でもご紹介しましたので、
ぜひご参照ください。



詳しい商品説明は上記サイトに譲りまして・・・。

今回のブログは、3シリーズGTに
「BMWモデルとして初めて装備」された仕組みに注目したいと思います。




AB-thumb-471x171-10373.png

それは、【エア・ブリーザー】と名付けられた装備です。
フロントホイールハウスの後部に設けられた「切り欠き」のような仕組みです。

> フロント・ホイール・ハウスに流れこむ空気を、ホイール・ハウス後方のエア・ダクトを経由して、サイド・パネルから放出させるものであり、ホイール・ハウスに流れこむ空気の方向を変えることでホイール周辺で発生する乱気流を抑え、空気抵抗を減少させます
というものです。

エア・ブリーザーの働きをさらにご説明するには、もう一つ説明すべき技術があります。



AC-thumb-471x332-10380.png

> エア・ブリーザーは、エア・カーテンと組み合わせると特に効果的に作用します。

エア・カーテンとは、フロント・エプロン左右両端のエア・インテークから取り込まれた空気を、高速でフロント・ホイール・アーチへと放出することで作り出される空気の流れによって、フロント・ホイールの側面をカーテンのように覆い、ホイール及びホイール・アーチ周辺の乱気流を抑え、空気抵抗を低減するテクノロジーです。  


エア・カーテンは1シリーズクーペのマイナーチェンジで初めて採用され、その後新型3シリーズセダンにも採用されました。

そして3シリーズGTでは、さらにエア・ブリーザーが初採用されたのです。




12-thumb-471x285-10376.jpg

空気はこのようにエアカーテンを通り、ホイールの上を流れ、エアブリーザーを通って後方に流れます。

実際の空気の流れや効果を確かめることは難しいですが、相応のコストをかけて製品に採用するという事は、燃費向上に一定の効果があるということでしょうか。




img_3d2408cb0d46f26cf5297e84b1636eec282139-3-thumb-471x587-10386.jpg

先日、ドイツ本国で発表になった【新型X5】にもこのエア・カーテンとエア・ブリーザーらしきものが見えます。

「フロントホイールハウス後ろの切り欠き」は今後のBMWデザインの特徴の一つになりそうですね。



これらの新しい装備の解説を見ると、乗用車の空気力学の進歩を感じます。


 

aerodynamic-thumb-471x177-10389.jpg

従来の乗用車の空気力学といえば、主に車体上面の空気をきれいに流し、空気抵抗や揚力を押さえるというのが主眼だったと思います。

近年では燃費等に対する要求の高まりと共に、車体下面をカバーで覆ったりフラットにして、下側の空気の流れも意識されるようになりました。




k-bigpic-2620-2-thumb-330x336-10391.jpg

それがさらに進化し、マクラーレン・P1フェラーリ・F12等のスーパースポーツカーでは、車体の内部や側面に積極的に空気を流し、さらなる空力効果をPRするようになりました。




BMWSauberF1windtunnel-thumb-330x247-10393.jpg

これらはF1を頂点とするモータースポーツでの空力解析から
フィードバックされた技術がもたらしたデザインだと思います。


(もっとも最近のF1の空気力学といえば、緻密で正確な解析は当然として、
 意図的にウイングを失速させるFダクトダブルDRSWダクト
 排気ガス流を利用したブロウン・ディフューザー
 空気の粘性を利用したコアンダ・エキゾーソトなど
 斬新かつ奇想天外な技術に、差別化の舞台は移りつつありますが..。)



話はどんどんそれますが、
F1の空力といえば、最近はこんな車も出てきました。

img_20130305_11180035_5_l-2-thumb-330x517-10401.jpg

ランボルギーニ・ヴェネーノパカーニ・ゾンダ レボリューションでは、
一時期のF1で主流となった「シャーク・フィン」のような、中央に垂直に立った空力パーツを採用しています。

高速走行時の挙動の安定効果を狙った?のでは無いかと思いますが、後方視界は悪化しますし、サイドビューの印象は大きく変わり、色々な意味で波及効果が大きなアイテムだと思います。

自動洗車機はNGでしょうね。(^^;
(いずれも3億円以上!の車ですので、自動洗車機を使うことはないでしょうが..。)



と、いったところで・・・。


乗用車のさらなる燃費向上や運動性向上を図り、
パワープラント(動力源)や製造素材は目覚ましく進化していますが
空力技術も前進しているようです。

 

 BMW-Vision-EfficientDynamics-Aerodynamics-01-lg-thumb-471x206-10433.jpg

自動車のスタイリングも、まだまだ新しく変化しそうですね!  G.Sekido





   2013年6月1日 00:00  |  技術

世界中
うんうんする
0


CapD20130531-thumb-471x194-9735.jpeg

【BMW i】は、電気自動車およびプラグイン・ハイブリッドに特化したBMWの新しいサブブランドです。

その製品の第一弾である【BMW i3】のデビューが近付いてきました。




BMW-i3-Concept-side-view-3-thumb-471x440-9732.jpg

電気自動車であるi3には、様々な新しい技術が盛り込まれています。

その中でも最も意欲的な項目は、何と言っても車体骨格にCFRP:カーボン・ファイバー強化プラスチック(以下カーボンと略します)を用いることです。

カーボンはスチールやアルミとは段違いに軽量かつ強靭ですが、成形に非常に手間がかかり、製造コストが高くつくのが特徴です。


ちなみに今までに販売された車で、車体骨格にカーボンを用いた代表的な車を列記しますと・・・。

【メーカー名・社名】           発売開始年・発売当時のおよその価格
【ブガッティ・EB110】            1991年・  4000万円
【マクラーレン・F1】             1993年・1億円
【フェラーリ・F50】              1995年・  5000万円
【フェラーリ・エンツォ】           2002年・  8000万円
【ポルシェ・カレラGT】           2004年・  5000万円
【ベンツ・SLRマクラーレン】       2004年・  5800万円
【ブガッティ・ヴェイロン】         2005年・1億6300万円
アルファロメオ・8C           2007年・  2200万円
【アストンマーティン・One-77     2010年・1億6000万円
【レクサス・LFA】              2010年・  3750万円
ランボルギーニ・アヴェンタドール  2011年・  4100万円

・・・と言ったところです。(^^;ゞ

「生産台数を少数に限った、超高価なスポーツカー」しか実例がありません。
「製造コストを度外視して、性能を最優先にできる車」ともいえると思います。

そのカーボン車体を、大量生産を前提としたコンパクトカーに採用することは、非常に画期的なことだと思います。
 


電気自動車は大容量のバッテリーを搭載することにより重くなりがちですが、
運動性能と航続距離の向上のために、BMWはカーボン車体を選択しました。

> 10年以 上にわたる研究と製造のノウハウを持つBMWは現在、SGLオートモーティブ・カーボン・ファイバーズ社とともに、炭素繊維や炭素繊維シートの開発・生産 を行っています。 という努力の成果です。

過去の数千万円以上のスポーツカーの多くが、「手作業と巨大なオーブンによって成形されるドライカーボン」を使用していたのに対し、近年は「熱可塑性樹脂や紫外線硬化樹脂を用いたRTM法」も開発されたことも、低コスト化へつながったものと思われます。


※CFRPやBMW iのカーボン車体に関しては、過去のブログ記事
【大胆な選択に隠れた野望?】
【画期的な小型車戦略】でもご紹介しておりますので、ぜひご参照ください。




img_1aaaca0a96a34d0d003dd850680b324e252277-thumb-471x314-9788.jpg

その画期的なi3の特性と製造技術に関して、
【「BMW i3」はそこまで来ている BMWイノベーション・デイに参加して】:webCG
で詳しく紹介されています。




Marge000010531-thumb-471x353-9793.jpg
 

「生産拠点となるライプチヒ工場は、電力を全て風力発電で賄う」など、画期的な取り組みについても詳しく解説されています。
カーボン素材の採用が、生産・組立工程も含め省エネルギー・低公害につながっているとのことです。

(ちなみにライプチヒは旧東ドイツ地域でベルリンに次ぐ大都市だそうです。)



そして、私が以前から疑問に思っていたことへの回答も書かれていました。

 

カーボンは特性上、スチールやアルミの様に溶接や曲げ加工ができません。

事故を起こした後の破損部分の修理が難しいのでは? と懸念していたのですが..。




img_c8e917f8374c2b5b6c4c94837810ecad132878-thumb-471x314-9796.jpg

> CFRP製のライフモジュールは、リペアはそれほど難儀ではない。破損部分をカットして新しいパーツを組み付ける作業は、スチールモノコックボディーの鈑金(ばんきん)よりはるかに簡単だ。

とのことです!安心しました。
要するに、破損部分をカットして、補修用部品を接着するのだと思います。

それどころか、

> そもそもCFRPは外部には露出しておらず、外板パネルに覆われている。しかもそれは傷のつきにくいサーモプラスチック製だけに、普段使いでの小さな傷などはかえって少なくなりそう。総じてi3は、従来の車種より保守・維持費用が20%ほど安く抑えられるというから意外である。

とのことです。
これで私もカーボン車体の採用を全面的に喜べます(^^;ゞ



 6163238995_10c98c4b7d_z-thumb-471x230-9814.jpg

( 画像はi8のレーシングカー仕様のイメージです )

i3のデビューが待ち遠しいのはもちろんですが、
軽量で強靭なカーボン車体をもつ【i8】の登場もますます楽しみになってきました。

BMWが掲げる【EfficientDynamics】は、燃料の向上・排出ガス低減を実現しながら、同時に比類なきパフォーマンスを追求します。

BMWは、BMWにしか創りだせない未来を見せてくれそうです! G.Sekido





世界中
うんうんする
0


CapD20130531-thumb-471x194-9735.jpeg

【BMW i】は、電気自動車およびプラグイン・ハイブリッドに特化したBMWの新しいサブブランドです。

その製品の第一弾である【BMW i3】のデビューが近付いてきました。




BMW-i3-Concept-side-view-3-thumb-471x440-9732.jpg

電気自動車であるi3には、様々な新しい技術が盛り込まれています。

その中でも最も意欲的な項目は、何と言っても車体骨格にCFRP:カーボン・ファイバー強化プラスチック(以下カーボンと略します)を用いることです。

カーボンはスチールやアルミとは段違いに軽量かつ強靭ですが、成形に非常に手間がかかり、製造コストが高くつくのが特徴です。


ちなみに今までに販売された車で、車体骨格にカーボンを用いた代表的な車を列記しますと・・・。

【メーカー名・社名】           発売開始年・発売当時のおよその価格
【ブガッティ・EB110】            1991年・  4000万円
【マクラーレン・F1】             1993年・1億円
【フェラーリ・F50】              1995年・  5000万円
【フェラーリ・エンツォ】           2002年・  8000万円
【ポルシェ・カレラGT】           2004年・  5000万円
【ベンツ・SLRマクラーレン】       2004年・  5800万円
【ブガッティ・ヴェイロン】         2005年・1億6300万円
アルファロメオ・8C           2007年・  2200万円
【アストンマーティン・One-77     2010年・1億6000万円
【レクサス・LFA】              2010年・  3750万円
ランボルギーニ・アヴェンタドール  2011年・  4100万円

・・・と言ったところです。(^^;ゞ

「生産台数を少数に限った、超高価なスポーツカー」しか実例がありません。
「製造コストを度外視して、性能を最優先にできる車」ともいえると思います。

そのカーボン車体を、大量生産を前提としたコンパクトカーに採用することは、非常に画期的なことだと思います。
 


電気自動車は大容量のバッテリーを搭載することにより重くなりがちですが、
運動性能と航続距離の向上のために、BMWはカーボン車体を選択しました。

> 10年以 上にわたる研究と製造のノウハウを持つBMWは現在、SGLオートモーティブ・カーボン・ファイバーズ社とともに、炭素繊維や炭素繊維シートの開発・生産 を行っています。 という努力の成果です。

過去の数千万円以上のスポーツカーの多くが、「手作業と巨大なオーブンによって成形されるドライカーボン」を使用していたのに対し、近年は「熱可塑性樹脂や紫外線硬化樹脂を用いたRTM法」も開発されたことも、低コスト化へつながったものと思われます。


※CFRPやBMW iのカーボン車体に関しては、過去のブログ記事
【大胆な選択に隠れた野望?】
【画期的な小型車戦略】でもご紹介しておりますので、ぜひご参照ください。




img_1aaaca0a96a34d0d003dd850680b324e252277-thumb-471x314-9788.jpg

その画期的なi3の特性と製造技術に関して、
【「BMW i3」はそこまで来ている BMWイノベーション・デイに参加して】:webCG
で詳しく紹介されています。




Marge000010531-thumb-471x353-9793.jpg
 

「生産拠点となるライプチヒ工場は、電力を全て風力発電で賄う」など、画期的な取り組みについても詳しく解説されています。
カーボン素材の採用が、生産・組立工程も含め省エネルギー・低公害につながっているとのことです。

(ちなみにライプチヒは旧東ドイツ地域でベルリンに次ぐ大都市だそうです。)



そして、私が以前から疑問に思っていたことへの回答も書かれていました。

 

カーボンは特性上、スチールやアルミの様に溶接や曲げ加工ができません。

事故を起こした後の破損部分の修理が難しいのでは? と懸念していたのですが..。




img_c8e917f8374c2b5b6c4c94837810ecad132878-thumb-471x314-9796.jpg

> CFRP製のライフモジュールは、リペアはそれほど難儀ではない。破損部分をカットして新しいパーツを組み付ける作業は、スチールモノコックボディーの鈑金(ばんきん)よりはるかに簡単だ。

とのことです!安心しました。
要するに、破損部分をカットして、補修用部品を接着するのだと思います。

それどころか、

> そもそもCFRPは外部には露出しておらず、外板パネルに覆われている。しかもそれは傷のつきにくいサーモプラスチック製だけに、普段使いでの小さな傷などはかえって少なくなりそう。総じてi3は、従来の車種より保守・維持費用が20%ほど安く抑えられるというから意外である。

とのことです。
これで私もカーボン車体の採用を全面的に喜べます(^^;ゞ



 6163238995_10c98c4b7d_z-thumb-471x230-9814.jpg

( 画像はi8のレーシングカー仕様のイメージです )

i3のデビューが待ち遠しいのはもちろんですが、
軽量で強靭なカーボン車体をもつ【i8】の登場もますます楽しみになってきました。

BMWが掲げる【EfficientDynamics】は、燃料の向上・排出ガス低減を実現しながら、同時に比類なきパフォーマンスを追求します。

BMWは、BMWにしか創りだせない未来を見せてくれそうです! G.Sekido





   2013年5月11日 00:00  |  技術

世界中
うんうんする
0


先日、BMW JAPANからこのようなプレスリリースが発表になりました。

【国土交通省が公表する「平成27年度燃費基準達成・向上達成レベル ベスト10」に9つものBMWモデルがランクイン】


このニュースは、多くの自動車ニュース系サイトにも取り上げられていました。



非常にかいつまんで書くと・・・

「国土交通省が発表した燃費の良い車ベスト10のうち、なんと9台がBMWでした!」 というニュースです!
(ハイブリッド車を除く平成24年末現在で販売されている普通・小型自動車が対象です)



とても素晴らしいニュースですが、ちょっと分かりにくい部分もありますので
もう少し説明させて頂こうと思います。



まず前提として・・・。

国土交通省より「平成27年度燃費基準」というものが定められています。




CapD20130511_1-thumb-471x48-8196.jpeg

車両重量を16段階に区切って、それぞれに基準となる燃費(JC08モード)を定めてあります。
(ガソリン車とディーゼル車で基準は同一です。)


この燃費基準を基に、いわゆるエコカー減税対象車が決定されます。

この基準を達成すると自動車取得税&重量税が50%減税、
この基準をプラス10%達成すると、75%減税といったものです。
(さらに平成17年基準排出ガス75%低減レベルを満たす必要もあります。)


平成24年末現在で販売されている普通・小型自動車の重量区分別のベスト10が国土交通省から発表になっています。



CapD20130511_2-thumb-471x306-8199.jpeg

この表はハイブリッド車も含むランキングとなっています。
なので多くはハイブリッド車に占められていますが、中~大型車ではBMWがかなり検討しているのも見てとれます。


そして、「上記の燃費基準の達成率(倍率)を重量で区分せずに比べ、
かつハイブリッド車を除外したところ、ベスト10のうち9台がBMWになりました」 というのが冒頭のニュースです。



具体的には、このようなランキングになりました。

CapD20130511-thumb-471x219-8193.jpeg

ベスト10 (同率10位が2台あるので、全11車種になっています) のうち、
BMWがなんと9台を占めました。

2.0L 4気筒ディーゼル搭載車が5車種 (1,2,4,5,5位)
2.0L 4気筒ガソリン搭載車が3車種 (7,7,9位)
3.0L 6気筒ガソリン搭載車が1車種 (10位) と、エンジン別に綺麗に並びました。



・・・ここで少々話はそれますが・・・。


そもそも燃焼時の単位体積当たりのCO2の発生量は、ガソリンと軽油では異なり、後者の方が約10%多いです。
それにも関わらず燃費基準がガソリンとディーゼルで同一なのは、CO2削減という観点から考えると疑問を感じます。
そしてその燃費基準の達成率をガソリンとディーゼルを一律に比べ、さらにハイブリッドを除外することの意義も、個人的には少々疑問です。

ですが、このランキングは国土交通省から発表された資料なので、
BMWが有利になるように恣意的に作成したランキングではありません。

ということはこの比較方法は客観性があり、意義があるのでしょう。


・・・ といった個人的な些細な疑問はさておいて・・・。




燃費に対する取り組みがどのメーカーでも最重要視されるなかで、
1つのメーカーがランキングをこれだけ独占するというのはすごいことです。

BMWが推し進めてきた直噴・ダウンサイジングターボ化、多段AT・クリーンディーゼルの導入などが結実した成果です。


20130325181438fc5-thumb-471x186-8202.jpg


 

ところで、このランキングは「BMWはとても燃費が良い」ということと同時に、別の見方ができると思います。

それは、「BMWは重い」ということです。

もう少し具体的に書くと、「同程度の燃費性能を持つ競合車と比べると、車両重量が大きい」ということです。


前述しましたように、このランキングの基となっている燃費基準は、車両重量によって区分されています。

「その重量区分の中で燃費が良い」ということは、燃費を基準にして他車と比べると
「より軽い他車と同程度の燃費性能を持っている」ということであり、
「同程度の燃費性能を持っている他車より重い」ということでもあります。


他車より重いということは、色々なケースがあります。

・ボディサイズが大きい(室内が広い・積載性が高い・スタイリングが伸びやか)
・車体の密度が高い(剛性感が高い・衝突安全性が高い)
・機能や装備が充実している(優れた足回りや利便機能など)
  等の、車としての価値を高める要素があります。

もちろん、最適化設計等が劣っていて無駄に重くなるというケースも(一般的には)あります。

BMWは軽量化にも熱心に取り組み、進んだ技術を持っているメーカーです。
アルミを始めとする各種素材の車体各部への導入は当然として、近々発売されるi3では量産小型車(電気自動車)の車体にカーボンを採用!するほど、軽量化には余念がありません。



「他車より重い」、とだけ書くとネガティブに捉えられそうですが、BMWの場合、
「燃費を基準にした場合、車造りが他車より贅沢」と言い換えることもできると思います。


実態としては、前者と後者の両方を兼ね備えている、つまり
「他車より燃費に優れ、他車より贅沢な車造りがなされている」ということにより
このような圧倒的なランキングになったのでは、と思います。



・・・と、いうことで・・・。
 

 main511-thumb-471x187-8205.jpg

今週末は、【BMW xDrive エキサイティング・フェア】を開催しております
すべてのBMWに1.99%特別低金利ローン実施中です。

「他車より燃費に優れ、他車より贅沢な車造りがなされている」
BMW最新モデルをご覧に、ぜひショールームにお越しください。  G.Sekido





世界中
うんうんする
0


先日、BMW JAPANからこのようなプレスリリースが発表になりました。

【国土交通省が公表する「平成27年度燃費基準達成・向上達成レベル ベスト10」に9つものBMWモデルがランクイン】


このニュースは、多くの自動車ニュース系サイトにも取り上げられていました。



非常にかいつまんで書くと・・・

「国土交通省が発表した燃費の良い車ベスト10のうち、なんと9台がBMWでした!」 というニュースです!
(ハイブリッド車を除く平成24年末現在で販売されている普通・小型自動車が対象です)



とても素晴らしいニュースですが、ちょっと分かりにくい部分もありますので
もう少し説明させて頂こうと思います。



まず前提として・・・。

国土交通省より「平成27年度燃費基準」というものが定められています。




CapD20130511_1-thumb-471x48-8196.jpeg

車両重量を16段階に区切って、それぞれに基準となる燃費(JC08モード)を定めてあります。
(ガソリン車とディーゼル車で基準は同一です。)


この燃費基準を基に、いわゆるエコカー減税対象車が決定されます。

この基準を達成すると自動車取得税&重量税が50%減税、
この基準をプラス10%達成すると、75%減税といったものです。
(さらに平成17年基準排出ガス75%低減レベルを満たす必要もあります。)


平成24年末現在で販売されている普通・小型自動車の重量区分別のベスト10が国土交通省から発表になっています。



CapD20130511_2-thumb-471x306-8199.jpeg

この表はハイブリッド車も含むランキングとなっています。
なので多くはハイブリッド車に占められていますが、中~大型車ではBMWがかなり検討しているのも見てとれます。


そして、「上記の燃費基準の達成率(倍率)を重量で区分せずに比べ、
かつハイブリッド車を除外したところ、ベスト10のうち9台がBMWになりました」 というのが冒頭のニュースです。



具体的には、このようなランキングになりました。

CapD20130511-thumb-471x219-8193.jpeg

ベスト10 (同率10位が2台あるので、全11車種になっています) のうち、
BMWがなんと9台を占めました。

2.0L 4気筒ディーゼル搭載車が5車種 (1,2,4,5,5位)
2.0L 4気筒ガソリン搭載車が3車種 (7,7,9位)
3.0L 6気筒ガソリン搭載車が1車種 (10位) と、エンジン別に綺麗に並びました。



・・・ここで少々話はそれますが・・・。


そもそも燃焼時の単位体積当たりのCO2の発生量は、ガソリンと軽油では異なり、後者の方が約10%多いです。
それにも関わらず燃費基準がガソリンとディーゼルで同一なのは、CO2削減という観点から考えると疑問を感じます。
そしてその燃費基準の達成率をガソリンとディーゼルを一律に比べ、さらにハイブリッドを除外することの意義も、個人的には少々疑問です。

ですが、このランキングは国土交通省から発表された資料なので、
BMWが有利になるように恣意的に作成したランキングではありません。

ということはこの比較方法は客観性があり、意義があるのでしょう。


・・・ といった個人的な些細な疑問はさておいて・・・。




燃費に対する取り組みがどのメーカーでも最重要視されるなかで、
1つのメーカーがランキングをこれだけ独占するというのはすごいことです。

BMWが推し進めてきた直噴・ダウンサイジングターボ化、多段AT・クリーンディーゼルの導入などが結実した成果です。


20130325181438fc5-thumb-471x186-8202.jpg


 

ところで、このランキングは「BMWはとても燃費が良い」ということと同時に、別の見方ができると思います。

それは、「BMWは重い」ということです。

もう少し具体的に書くと、「同程度の燃費性能を持つ競合車と比べると、車両重量が大きい」ということです。


前述しましたように、このランキングの基となっている燃費基準は、車両重量によって区分されています。

「その重量区分の中で燃費が良い」ということは、燃費を基準にして他車と比べると
「より軽い他車と同程度の燃費性能を持っている」ということであり、
「同程度の燃費性能を持っている他車より重い」ということでもあります。


他車より重いということは、色々なケースがあります。

・ボディサイズが大きい(室内が広い・積載性が高い・スタイリングが伸びやか)
・車体の密度が高い(剛性感が高い・衝突安全性が高い)
・機能や装備が充実している(優れた足回りや利便機能など)
  等の、車としての価値を高める要素があります。

もちろん、最適化設計等が劣っていて無駄に重くなるというケースも(一般的には)あります。

BMWは軽量化にも熱心に取り組み、進んだ技術を持っているメーカーです。
アルミを始めとする各種素材の車体各部への導入は当然として、近々発売されるi3では量産小型車(電気自動車)の車体にカーボンを採用!するほど、軽量化には余念がありません。



「他車より重い」、とだけ書くとネガティブに捉えられそうですが、BMWの場合、
「燃費を基準にした場合、車造りが他車より贅沢」と言い換えることもできると思います。


実態としては、前者と後者の両方を兼ね備えている、つまり
「他車より燃費に優れ、他車より贅沢な車造りがなされている」ということにより
このような圧倒的なランキングになったのでは、と思います。



・・・と、いうことで・・・。
 

 main511-thumb-471x187-8205.jpg

今週末は、【BMW xDrive エキサイティング・フェア】を開催しております
すべてのBMWに1.99%特別低金利ローン実施中です。

「他車より燃費に優れ、他車より贅沢な車造りがなされている」
BMW最新モデルをご覧に、ぜひショールームにお越しください。  G.Sekido




#Div_HeaderMenuBar { display: none; }
+ プロフィール +
Sun Motoren BMW
Sun Motoren BMW
Sun Motoren カーくるビジネスブログアカウントです。
+ アーカイブ +
2023年04月 (5)
2023年03月 (4)
2023年02月 (4)
2023年01月 (4)
2022年12月 (4)
2022年11月 (4)
2022年10月 (4)
2022年09月 (5)
2022年08月 (3)
2022年07月 (5)
2022年06月 (4)
2022年05月 (4)
2022年04月 (5)
2022年03月 (4)
2022年02月 (4)
2022年01月 (4)
2021年12月 (4)
2021年11月 (4)
2021年10月 (5)
2021年09月 (4)
2021年08月 (3)
2021年07月 (5)
2021年06月 (4)
2021年05月 (4)
2021年04月 (5)
2021年03月 (4)
2021年02月 (4)
2021年01月 (4)
2020年12月 (5)
2020年11月 (4)
2020年10月 (5)
2020年09月 (4)
2020年08月 (3)
2020年07月 (5)
2020年06月 (4)
2020年05月 (4)
2020年04月 (5)
2020年03月 (2)
2020年02月 (5)
2020年01月 (3)
2019年12月 (4)
2019年11月 (5)
2019年10月 (4)
2019年09月 (4)
2019年08月 (5)
2019年07月 (4)
2019年06月 (4)
2019年05月 (5)
2019年04月 (4)
2019年03月 (5)
2019年02月 (4)
2019年01月 (3)
2018年12月 (4)
2018年11月 (5)
2018年10月 (4)
2018年09月 (5)
2018年08月 (4)
2018年07月 (4)
2018年06月 (4)
2018年05月 (4)
2018年04月 (4)
2018年03月 (5)
2018年02月 (4)
2018年01月 (4)
2017年12月 (5)
2017年11月 (4)
2017年10月 (4)
2017年09月 (5)
2017年08月 (4)
2017年07月 (4)
2017年06月 (5)
2017年05月 (3)
2017年04月 (4)
2017年03月 (5)
2017年02月 (4)
2017年01月 (5)
2016年12月 (5)
2016年11月 (4)
2016年10月 (4)
2016年09月 (5)
2016年08月 (4)
2016年07月 (5)
2016年06月 (5)
2016年05月 (4)
2016年04月 (5)
2016年03月 (4)
2016年02月 (4)
2016年01月 (4)
2015年12月 (4)
2015年11月 (4)
2015年10月 (5)
2015年09月 (4)
2015年08月 (3)
2015年07月 (5)
2015年06月 (4)
2015年05月 (4)
2015年04月 (4)
2015年03月 (4)
2015年02月 (5)
2015年01月 (4)
2014年12月 (5)
2014年11月 (4)
2014年10月 (5)
2014年09月 (5)
2014年08月 (4)
2014年07月 (4)
2014年06月 (4)
2014年05月 (4)
2014年04月 (4)
2014年03月 (4)
2014年02月 (5)
2014年01月 (3)
2013年12月 (4)
2013年11月 (5)
2013年10月 (4)
2013年09月 (4)
2013年08月 (4)
2013年07月 (5)
2013年06月 (5)
2013年05月 (3)
2013年04月 (4)
2013年03月 (5)
2013年02月 (4)
2013年01月 (5)
2012年12月 (5)
2012年11月 (4)
2012年10月 (4)
2012年09月 (5)
2012年08月 (3)
2012年07月 (4)
2012年06月 (6)
2012年05月 (4)
2012年04月 (6)
2012年03月 (5)
2012年02月 (4)
2012年01月 (4)
2011年12月 (5)
2011年11月 (4)
2011年10月 (5)
2011年09月 (4)
2011年08月 (3)
2011年07月 (5)
2011年06月 (4)
2011年05月 (4)
2011年04月 (6)
2011年03月 (9)
2011年02月 (4)
2011年01月 (5)
2010年12月 (5)
2010年11月 (4)
2010年10月 (6)
2010年09月 (5)
2010年08月 (4)
2010年07月 (6)
2010年06月 (8)
2010年05月 (6)
2010年04月 (6)
2010年03月 (4)
2010年02月 (4)
2010年01月 (5)
2009年12月 (5)
2009年11月 (4)
2009年10月 (5)
2009年09月 (5)
2009年08月 (4)
2009年07月 (3)
2009年06月 (4)
+ その他機能 +
RSS 2.0 Feed
ゲストブック
ブラウザのお気に入りに追加

 
ブログ購読
このブログが更新されたらメールが届きます。
メールアドレスを入力してください。
2025年10月
1
大安
2
赤口
3
先勝
4
友引
5
先負
6
仏滅
7
大安
8
赤口
9
先勝
10
友引
11
先負
12
仏滅
13
大安
14
赤口
15
先勝
16
友引
17
先負
18
仏滅
19
大安
20
赤口
21
先負
22
仏滅
23
大安
24
赤口
25
先勝
26
友引
27
先負
28
仏滅
29
大安
30
赤口
31
先勝
ページ先頭に戻る
ページ下部へ移動する