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2013年5月11日 00:00  | 技術
世界中
うんうんする
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先日、BMW JAPANからこのようなプレスリリースが発表になりました。

【国土交通省が公表する「平成27年度燃費基準達成・向上達成レベル ベスト10」に9つものBMWモデルがランクイン】


このニュースは、多くの自動車ニュース系サイトにも取り上げられていました。



非常にかいつまんで書くと・・・

「国土交通省が発表した燃費の良い車ベスト10のうち、なんと9台がBMWでした!」 というニュースです!
(ハイブリッド車を除く平成24年末現在で販売されている普通・小型自動車が対象です)



とても素晴らしいニュースですが、ちょっと分かりにくい部分もありますので
もう少し説明させて頂こうと思います。



まず前提として・・・。

国土交通省より「平成27年度燃費基準」というものが定められています。




CapD20130511_1-thumb-471x48-8196.jpeg

車両重量を16段階に区切って、それぞれに基準となる燃費(JC08モード)を定めてあります。
(ガソリン車とディーゼル車で基準は同一です。)


この燃費基準を基に、いわゆるエコカー減税対象車が決定されます。

この基準を達成すると自動車取得税&重量税が50%減税、
この基準をプラス10%達成すると、75%減税といったものです。
(さらに平成17年基準排出ガス75%低減レベルを満たす必要もあります。)


平成24年末現在で販売されている普通・小型自動車の重量区分別のベスト10が国土交通省から発表になっています。



CapD20130511_2-thumb-471x306-8199.jpeg

この表はハイブリッド車も含むランキングとなっています。
なので多くはハイブリッド車に占められていますが、中~大型車ではBMWがかなり検討しているのも見てとれます。


そして、「上記の燃費基準の達成率(倍率)を重量で区分せずに比べ、
かつハイブリッド車を除外したところ、ベスト10のうち9台がBMWになりました」 というのが冒頭のニュースです。



具体的には、このようなランキングになりました。

CapD20130511-thumb-471x219-8193.jpeg

ベスト10 (同率10位が2台あるので、全11車種になっています) のうち、
BMWがなんと9台を占めました。

2.0L 4気筒ディーゼル搭載車が5車種 (1,2,4,5,5位)
2.0L 4気筒ガソリン搭載車が3車種 (7,7,9位)
3.0L 6気筒ガソリン搭載車が1車種 (10位) と、エンジン別に綺麗に並びました。



・・・ここで少々話はそれますが・・・。


そもそも燃焼時の単位体積当たりのCO2の発生量は、ガソリンと軽油では異なり、後者の方が約10%多いです。
それにも関わらず燃費基準がガソリンとディーゼルで同一なのは、CO2削減という観点から考えると疑問を感じます。
そしてその燃費基準の達成率をガソリンとディーゼルを一律に比べ、さらにハイブリッドを除外することの意義も、個人的には少々疑問です。

ですが、このランキングは国土交通省から発表された資料なので、
BMWが有利になるように恣意的に作成したランキングではありません。

ということはこの比較方法は客観性があり、意義があるのでしょう。


・・・ といった個人的な些細な疑問はさておいて・・・。




燃費に対する取り組みがどのメーカーでも最重要視されるなかで、
1つのメーカーがランキングをこれだけ独占するというのはすごいことです。

BMWが推し進めてきた直噴・ダウンサイジングターボ化、多段AT・クリーンディーゼルの導入などが結実した成果です。


20130325181438fc5-thumb-471x186-8202.jpg


 

ところで、このランキングは「BMWはとても燃費が良い」ということと同時に、別の見方ができると思います。

それは、「BMWは重い」ということです。

もう少し具体的に書くと、「同程度の燃費性能を持つ競合車と比べると、車両重量が大きい」ということです。


前述しましたように、このランキングの基となっている燃費基準は、車両重量によって区分されています。

「その重量区分の中で燃費が良い」ということは、燃費を基準にして他車と比べると
「より軽い他車と同程度の燃費性能を持っている」ということであり、
「同程度の燃費性能を持っている他車より重い」ということでもあります。


他車より重いということは、色々なケースがあります。

・ボディサイズが大きい(室内が広い・積載性が高い・スタイリングが伸びやか)
・車体の密度が高い(剛性感が高い・衝突安全性が高い)
・機能や装備が充実している(優れた足回りや利便機能など)
  等の、車としての価値を高める要素があります。

もちろん、最適化設計等が劣っていて無駄に重くなるというケースも(一般的には)あります。

BMWは軽量化にも熱心に取り組み、進んだ技術を持っているメーカーです。
アルミを始めとする各種素材の車体各部への導入は当然として、近々発売されるi3では量産小型車(電気自動車)の車体にカーボンを採用!するほど、軽量化には余念がありません。



「他車より重い」、とだけ書くとネガティブに捉えられそうですが、BMWの場合、
「燃費を基準にした場合、車造りが他車より贅沢」と言い換えることもできると思います。


実態としては、前者と後者の両方を兼ね備えている、つまり
「他車より燃費に優れ、他車より贅沢な車造りがなされている」ということにより
このような圧倒的なランキングになったのでは、と思います。



・・・と、いうことで・・・。
 

 main511-thumb-471x187-8205.jpg

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