もう、TVコマーシャルやディーラーでの発売などでご存じかもしれませんが、アルファロメオ・ジュリエッタです。
このジュリエッタのネーミングは、アルファロメオ・ファンからすれば待ちに待ったものかもしれません。
実際国内では、2010年の夏、アルファロメオ100周年記念イベントで公開されてから1年半余り待たされた訳ですから・・・。
今回試乗した車種は、クワドリフォリオ・ヴェルデとネーミングされた、1.75Lエンジンを搭載する6速MT車。
MTがラインナップされているところは、車好きにはグッとくるところです。
このデザインは、ぱっと見は、大きいのか小さいのかいまいちピンと来ないところがありますが、丸みを帯びたデザインなろころもあり、思ったほど大きく見せていないところがいいです。
フロントマスクは好みが分かれるところかもしれませんが、所謂ブレラや159の厳つい顔立ちから、ファニーフェイスに大きく変更。
これもアルファロメオの得意技である、見慣れるとどんどん良くなっていくというデザインの妙なのでしょうか?
![alfa05.jpg](/users/173/img/Carcle-Henshubu/JAIA-Shijokai/Alfaromeo/alfa05.jpg)
さて、車に乗り込み試乗へ。
コックピットはシンプルで、今までのアルファロメオの使い勝手をそのまま踏襲しています。
MTのシフトノブは、若干大きめですが違和感はなく、シフトフィーリングも良好です。
助手席も快適で、飽きのこないデザインかもしれません。
最近のアルファロメオに搭載されている、D.N.A.システムのスイッチ。
D(Dynamic)にすると、トルクがアップし、スポーティーなドライブを楽しめます。
この1.75Lのエンジンスペックは、最大出力235ps、最大トルク30.6kg-m(Normal)と、今までの3.2L V6エンジンスペックに近いものです。
しかしながら、やはりあの官能にはほど遠く、これからのカイゼンに期待したいところでです。
実際に走りだすと、6速MTとの組み合わせの走りに不満は無く、快適なドライブを約束してくれます。
今回は平坦な道での試乗のみでしたが、ワインディングロードでもハンドルを握ってみたい高揚に駆られるのは、アルファロメオの成せる技でしょう。
個人的には、MTは左ハンドルの方がシフトとクラッチのバランスが良いので、左MTを運転してみたいところです。
そういう中、今回の限定車に加え、左ハンドルMT車の追加輸入も決まったという話もあり、MTでアルファロメオを駆ることに期待をしている面々には嬉しいお知らせです。
万人に運転できるアルファロメオも商業的には必要ですが、往年のアルファロメオファンの声を聴いて、左MTを輸入することにしたところには拍手を送りたいと思います。
あとは、ボディーカラーの充実ですかね。
【主な諸元】
全長×全幅×全高=4,350×1,800×1,460mm
車両重量=1,440kg
エンジン:直列4気筒 DOHC 16バルブ インタークーラー付ターボ
排気量:1,742cc
最高出力:173kW(235ps)/5,500rpm
最大トルク:300Nm(30.6kgm)/4,500rpm(Normal/All weather)
340Nm(34.7kgm)/1,900rpm(Dynamic)
希望小売価格:3,880,000円(税込)
オフィシャルHPはこちらで。
reported by ハクナマタタ
February 16,2012 Thu
CATEGORY:
JAIA試乗会2012