BMW Team Studieが参戦するブランパンGTシリーズ・アジア のRound 9 & 10が、9/22(土)・23(日)に中国の上海インターナショナル・サーキットで開催されました。
前戦のRound 7&8で2戦連続優勝を果たしたチームは、今シーズンのタイトル獲得も見据えて戦いに挑みます。
【 予選 】
ブランパンGTシリーズ・アジアでは、土曜日に予選(Q1 / Q2)と決勝(レース1)、日曜日に決勝(レース2)が行われます。
Q1は81号車の木下選手が余裕のポールポジション!、82号車のMax選手は4番手タイムを出します。
Q2も81号車の砂子選手がポールポジション!、82号車の浦田選手が4番手タイムとなりました。
【 レース1 】 (Round 9)
81号車の木下選手は、ポールポジションからスムーズにスタートし後続を引き離しにかかりますが、他車のコースオフにより2週目から6周目まではセーフティーカー(SC)先導が続き、ギャップを築くことができません。
4番手からスタートした82号車のMax選手は、SC先導中に冷えたタイヤに苦しみ7番手までポジションを落とします。
SC先導が終わると両車は猛プッシュし、規定のPIT INに向かいます。
82号車を引き継いだ浦田選手は6番手でコースに復帰し、前車を追い上げます。
18周目にはついにオーバーテイクし、5位でチェッカーフラッグを受けました。
81号車の砂子選手は、前戦の優勝によるサクセスハンディ15秒の影響で2番手にポジションを落とし、コースに復帰します。
トップを追い上げたいところですが、レース後半のタイヤのグリップダウンに悩まされ、そのまま2位でレースを終えました。
(もしSC先導が無かったとしたら優勝していたと思われるタイム差でした)
優勝は最大のライバルであるAMG666号車だったので、チャンピオンシップ的にも翌日のレースは落とせない展開になりました。
【 レース2 】 (Round 10)
4番手の82号車の浦田選手は素晴らしいスタートを決めポジションアップし、ポールポジションの81号車の砂子選手と共に1-3体制を築きます。
2番手のAMG666号車を含む三つ巴の戦いが続くまま、PIT INの時間帯を迎えます。
前日の経験を活かし、チームはドライバー交代と同時にタイヤ4本の交換を敢行します。
実はブランパンGTアジアにおいて「どのチームも挑戦したことがない作戦」です!
チームは着実に最小限の時間で作業をこなし、2台をコースに送り出します。
タイヤを存分に使った走りをみせる2台と対照的に、AMG666号車はペースを落とし、結局リタイアとなります。
そして・・・
81号車の木下選手は優勝!、82号車のMax選手は2位でチェッカーを受けました!
チーム初の1-2フィニッシュです!!
この快挙により、チームランキングは今シーズンの1位が確定しました!!
(M4 GT4にとっての世界初のタイトルだと思われます)
さらに81号車の2人のドライバーランキングもトップと11点差まで追い上げてきました!
残すは、10/13(土)・14(日)の中国・寧波国際サーキットでの最終戦(Round11,12)のみとなりました。
この勢いのまま、ドライバーズタイトルも奪取して欲しいと思います! G.Sekido