流麗なルーフラインはトランクリッド上面へ滑らかに連続し、とても美しいです。 ルーフはアルミまたはカーボン(オプション)で、意外なことにサンルーフの設定はありません。
軽量化や室内空間への配慮であると共に、「スタイリングを極限まで突き詰めたため、可動機構を組み込むことが困難だった」のではないでしょうか。 後席はひざ元・頭上ともに狭く、「小さい子供なら何とか」といったところです。 その一方で、トランク容量は420Lと競合他車を大幅に上回り、トランクスルーを使わなくても(X字型に重ねて)ゴルフバッグを2セット載せられる広さがあります。
大人二人にターゲットを絞った、存分な利便性を備えています。 内装にも、普遍的な美しさと新しさが両立しています。 シートは予想以上に体にフィットする形状で、他社のリアル・スポーツ・カー並の0-100km/h加速3.7秒という動力性能に備えています。 クリスタルで仕上げられたセレクトレバーは、自然光で美しく輝く昼間はもちろん、シリーズ名を記した内部照明が反復して輝く夜間も、存在感を放ちます。 セレクトレバー、iDrive円形コントローラーの上面、オーディオのボリュームスイッチの頭部は、実はスワロフスキー製の高品質なクリスタル・ガラスを使用しています。(しかも標準装備です)
カタログや商品説明等では「スワロフスキー製であることを殊更にアピールする予定は無い」とのことですが...。
スワロフスキーの採用は目的ではなく手段であること、そして「BMW自身がトップブランドであるという誇り」によって、その方針をとっていると推測します。
7シリーズ譲りのカーボン・コア構造を、センタートンネルに採用しボディの曲げ剛性を大幅に高め、トランクリッドには樹脂素材を採用することで成形の自由度を高めつつ軽量化を図っています。
構造や素材にもBMWが持つ技術が惜しげもなく投入されています。 この優雅でセンセーショナルなラグジュアリー・クーペを、お客様にお届けできる日が楽しみです! そして、弊社にも全国的に珍しい車をご用意いたしました! M2 コンペティション の、しかもM/Tの試乗車です! 先日まであったEdition Black Shadowに代わる、弊社名物のM2の試乗車の6台目です! M2 Competitionは、コンパクトなボディにM3/M4と共通のS55型エンジンを搭載しています。 さらにM/Tによって「骨付き肉に手を使ってかぶりつく」ように、その絶品エンジンを味わえます! スロットルレスポンスとステアリングの重さのそれぞれの設定を記憶させられる「M1」「M2」ボタンがステアリングに装備されており、状況に応じた好みの組み合わせを瞬時に呼び出すこともできます。 エンジンルームにはM3/M4譲りのエンジンに加えカーボン製のストラットブレースが装備されるなど、従来型のM2のレイアウトとは大きく異なります。 従来型のN55エンジンよりもさらにレスポンスが鋭く、乾いた音質でアクセルオフ時のバブリング(バリバリ音)も盛大です。 M2 Competition専用の「左右が連結されたキドニーグリル」は、新型8シリーズやX7とも共通するBMWの最新流儀です。 M4は新世代へ、M6はM8へとバトンタッチする空白期でもあり、しばらくの期間は実質的にこの車がクーペとしての「Mの看板を背負う」ことになりますが、この新世代グリルからもその意気込みが伺えます。 新色のホッケンハイム・シルバーはノスタルジックな雰囲気も漂わせ、メッシュ風のホイールデザインと共に、「筋金入りの車好き」の琴線に触れるスタイリングを持っていると思います。