【autoblog 日本語版】というサイトでは、
世界中の車に関する色々な情報が毎日発信されています。
「全米人気No.1の自動車サイト」だけあって、エンターテイメント性が高い情報が多いのが特徴です。
そんなautoblogでは、
【The-List (リスト):車マニアが死ぬまでにやりたいこと1001】
: クルマ好きが挑戦してみたいことを実際にやってしまおうというオリジナル番組
という動画を公開しています。
最近その"The-List"の動画に、日本語字幕が入ったものが公開されつつあり、
しかもBMWに関連したものもございましたので紹介致します。
ドイツを訪問し色々なことに挑戦する、3本立ての企画です。
1本目は、以下の動画です。
今回は、番組ホストのジェシーとパトリックが独ミュンヘンにあるBMW本社に出向き、BMWが新車購入時にオプションとして行っている「ヨーロピアン・デリバリー」というプログラムを体験してきた。
この「ヨーロピアン・デリバリー」とは、「米国・カナダなどに在住の購入者を対象にBMWが行っているプログラムで、ヨーロッパ旅行と新車購入が組み合わされたサービス」とのことです。(残念ながら日本は対象外です・・。)
その「楽しい上にお買い得な納車プログラム」を体験するためにBMW Weltを訪れ、
その足でBMW Museumや工場の生産ラインも見学し、
最後は自ら購入した車に乗って!アウトバーンを走り、
ニュルブルクリンクへと向かいます。
(それらも全て「ヨーロピアン・デリバリー」に含まれるイベントのようです。)
その様子を見ることができる、とても希少で面白い動画です。
※動画の中で「この工場だけで毎日1万1000台が生産されます」
という字幕が出ますがこれは誤訳で、正しくは「1100台」です。
2本目は、この動画です。
M3コンバーチブルでニュルブルクリンクに向かう途中、
ブーフローにあるアルピナ本社に寄ります。
目的は、7シリーズをベースにしたアルピナの最高峰「B7」を借り、アウトバーンで時速300kmオーバーに挑戦するためです。
実は、欧州の大手自動車メーカー(特にドイツメーカー)は、交通安全のための「紳士協定」により、時速250kmでリミッターが働く設定を基本としています(一部例外もあります)。
ただしアルピナなどの小規模メーカーはその紳士協定を結んでいないため、車の性能の限界まで速度を出すことができるのです。
制限速度が最高でも時速120kmのアメリカから、せっかく速度無制限区間もあるアウトバーンに来たからには、何としても限界に挑戦したいということでしょうか。
アルピナ社CEOのボーフェンジーペン氏の案内の元ファクトリーを案内され、
アウトバーンでは途中給油を挟む何度かのチャレンジの末、
時速300kmを達成します。
アウトバーンでの交通ルール等も紹介されていて、これも非常に興味深い動画です。
3本目はこの動画です。
【やっぱり難しい! 素人が「M3」でニュルブルクリンクに挑戦!!(字幕付き)】
車好きにとって聖地のようなサーキットといえば、世界有数の難関コースとして知られるニュルブルクリンクだろう。今回は、ジェシーとパトリックがドイツを訪れニュルでの走りに挑戦した。
ニュルを走るに当たり、2人はこの「グリーン・ヘル」について学び、シミュレーターでコーナーの感覚を掴み、最後に"ニュルブルクリンクの女王"と呼ばれるレーサー、サビーネ・シュミッツがハンドルを握るM3に同乗してレクチャーを受けた。
しかし、全長約20キロのニュルブルクリンク北コースには、無数のコーナーがあり、高低差は300メートルにもなる、まさに過酷を極めた超難関サーキット。実際に走るとなると、シミュレーターやビデオゲームのように簡単にはいかないことが、2人のドライビング時の表情から見て取れる。それでは2人がニュルをアタックする様子をご覧いただきたい。
工場から自分たちで持ち込んだM3コンバーチブルで、いよいよ聖地に挑みます。
ニュルブルクリンクは、
「コーナーの数が172もある。」 「コーナーの多くがブラインドコーナーとなっている。」
「路面が波打ち、ほこりっぽく滑る。」 「コース幅・エスケープゾーンが狭い」
などの過酷な条件が揃った「世界最長かつ世界有数の超難関コース」です。
ドライバーには運転技術はもちろん、体力も精神力も記憶力も?求められます。
2人のチャレンジの結果は、ぜひ動画をご覧ください!
以上の【The-List (リスト):車マニアが死ぬまでにやりたいこと1001】は、
企画が面白い上に、画質や音質も良く、長さも適度で、非常に優れた動画です。
これが無料で、しかも動画によっては字幕付きで公開されているなんて、もったいないとすら思う程です。
ぜひ、職場等のPCやスマホではなく、ご家庭の大画面PCで音声も聴きながらご覧になられることをお勧めします!(^▽^)
ちなみに・・・
ニュルブルクリンクで2人にレクチャーを施したサビーネ・シュミッツは、
このコースのレースで通算45勝!を挙げた「ニュルブルクリンクの女王」です。
かつてはBMWチーム所属のプロレーシングドライバーであり、
現在は"RING-TAXI"(お客様を乗せたM5でニュルを限界走行)のドライバーでもあります。
イギリスの人気クルマ番組TOP GEARで、商用バンでニュルに挑戦したTVタレント・司会者でもあります。
そんな方が世界一の難コースの「専属運転手」なんて、とっても贅沢ですね・・!
上記の「ヨーロピアン・デリバリー」にしても、この"RING-TAXI"にしても、
ドイツ本国におけるBMWの顧客向けサービスは贅沢で素晴らしいと思います。
("RING-TAXI"や"BMW Welt"、"BMW Museum"については
過去記事【ドイツ&イギリス研修旅行のレポートです!】でも
ご紹介しておりますので、ぜひ併せてご覧ください。)
私も上記のサービスをドイツで体験してみたいと思うと同時に、
日本でもこのようなサービスが展開されることを期待します! (^^) G.Sekido