話題のニューカマー、4シリーズ グラン クーペがショールームに登場しました。
420i グラン クーペのM Sport (アルピン・ホワイト3)です。
低く構えたフォルムは3シリーズセダンとは一線を画し、ぐっとスポーティーです。
リアからの眺めも精悍です。前傾姿勢が強く、躍動感に溢れています。
4シリーズ グラン クーペ(4GC)単独の写真だと3シリーズ セダンとの違いが分かりにくいので、比較した画像を掲載します。
名前に「クーペ」と付くだけあって、上半身(グラスエリア)が薄く、ルーフラインはより流麗です。
側面のキャラクターラインの凹凸も深く、より抑揚に富んで見えます。
尚、5ドアという点で共通している3シリーズGTと4GCの比較については、
過去記事【3シリーズGTの試乗車ができました。】で取り上げましたので、ぜひ合わせてご覧下さい。
真横からの画像を比べると、4GCはルーフが低いことに加え、特にリアガラスの傾斜がなだらかなのが分かります。
3シリーズセダンも他社の競合車に比べれば十二分にスタイリッシュですが、4GCはそれに輪をかけてスポーティーです。
実車を見ると、スタイリングには抗しがたい程の魅力があります。
リアドアのドアノブを隠せば、2ドアクーペと見紛うほど伸びやかなフォルムです。
フロントフェンダー後方にBMW最新の空力アイテムであるエア・ブリーザーが採用されているのも、2ドアクーペと共通しています。
スタイリングが魅力的であることの裏返しとして、居住性も気になるところです。
3セダンと比較して4GCは全高が約40mm・室内高が前席で12mm・後席で13mmほど低いようですが・・。
前席は、3セダンとほとんど変わらない居住性があります。
乗り比べれば、4GCの方が少しAピラーが寝ているかな?と思いますが、ルーフ高に合わせてシートポジションをわずかに低めにすれば、その違いは気にならない程です。
後席の居住性は・・・
ひざ前・足元は、3セダンと変わらない十二分なスペースがあります。
頭上には、身長172cm(かつ座高は高め)の私が姿勢を正して座った場合、後頭部付近でも手のひら1枚プラスアルファ程の空間があります。
実際はリラックスした姿勢で座ることが多いと思われるので、ほとんどの方にとって不足の無い空間があるのではないでしょうか。
そして、室内デザインが巧みなのか、視覚的・心理的な圧迫感は皆無です。
2世代前(E46型)の3シリーズセダン以上の空間があり、十二分の実用性がある後席だと思います。
荷室容量は480Lあり、3セダンと変わりません。
さらにリアゲート(電動)が大きく開き、かつ隔壁が無いため、リアシートを倒した際には3セダンを上回る積載性があります。
4GCには、3セダンと同じく4WDモデル(420i xDrive)もあるため、スキー等のレジャーでも活躍できます。
【40代が"あきらめなくてもいい"クルマ】という商品説明もありますが、まさに「クーペとセダンのいいとこ取り」な車です。
4GCのフロントフェイスは、3セダンでは無く4シリーズクーペ(2ドア)に準じています。
上下に薄いキドニーグリルはヘッドライトにスムーズにつながり、横方向の連続感をより強調しています。
(ちなみに新型M3セダンも、3セダンでは無く4クーペに準じたフェイスです。)
BMWの最新のスポーツマインドが、4GCには込められています。
今週末は、4シリーズ グラン クーペ デビュー・フェアを開催致します。
尚、当記事でご紹介した展示車は、諸事情により来週以降はご覧頂けません。
ぜひ今週中にご来店の上、この "あきらめなくてもいい"クルマ の魅力をお確かめ下さい。 G.Sekido