同じエンジンを採用する2シリーズアクティブツアラー・グランツアラーと異なり、FRである1シリーズはエンジンが縦置きです。
直列3気筒エンジンは全長が短く、その大部分がストラットタワーより後部に収まっており、「フロントミッドシップ」と言ってよいほどの搭載位置です。 かつ縦置きエンジンは振動・騒音に有利です。
(スナッチが前後方向に起こらないのでエンジンマウントを最適化しやすく、かつエンジンブロック側面が車体左右方向を向いているため騒音が室内に伝わりにくいためです。) 長らく3気筒エンジンは振動・騒音で不利とされていましたが、最新テクノロジーはそれを補って余りあります。 そもそもターボは排気の吸音効果があることに加え、バランサーシャフト等の制振技術も進化しており、緻密に制御された直噴ターボエンジンは上質かつ滑らかに吹け上がります。 かといって無個性というわけではなく、4気筒とも違う独自の快音を奏でます。 (個人的には、直列6気筒にも通じるビート感があるようにも思います。) 「際立ってパワフル」だったり、「スポーツカー顔負けにクイックなハンドリング」ということはありませんが、極めて自然な操作性と上質な乗り味です。 やはりこの高度にバランスがとられた乗り心地とハンドリングには、FRであることの利点があると思います。 ラインナップ中で最小のBMWですが、「やはりいい車だなあ」と思います。 ぜひ、最新BMWの良さが凝縮された1シリーズを、ご試乗ください! そしてそれとは対照的に・・・ ショールームには、ロングボディの新型7シリーズを展示しております。 ミネラル・ホワイトの740Liです。
伸びやかなサイドフォルムは威厳すら感じさせます。
側面に新たに入れられた複数のキャラクターラインと抑揚は、見る角度によって表情を変えます。 ロングボディの後席は、座り心地も機能的にも正にBMWの最高峰です。 極上に快適な長距離移動をお約束します。 「BMWタッチコマンド」は7インチのタブレット端末として取り外しても使用できます。 デザインも操作性も高級感があり、BMWのフラッグシップに相応しい装備だと思います。