鉛色に重く垂れ込めた空から舞い降りてくる雪は 一粒一粒がとても小さな光輝く結晶なのですが
さすがにこう毎日降り続けばそんな小さな粒達も溜まりに溜まって莫大な量になってくるってもので。。。

除雪をしない道路以外の場所を見渡せば そこかしこに雪国ならではの風景が目の前に広がります。
待ちに待った休日には結構な数の老若男女が小脇に抱えていたXCスキーに履き替えて
一面に広がる白樺林に二筋のシュプールを付けて疾走。

中には本格的な格好で競技さながら雪面に勢いよく飛び出していく人もいて。。。

ゲレンデスキーではなく実践的なXCスキーが日常的な娯楽の一部に取り込まれています。

そんななか。。。 やっぱりここは雪国なんだなぁと何よりも思わせてくれたのが乳母ソリの存在。
当たり前と言えば当たり前なんですが 車輪の付いた乳母車で雪の中を前進するのは大変ですもんねぇ。

こうやって幼い頃から辛く厳しい冬の寒さに身を晒して当たり前の日常生活を送っているのだから
温暖な関東地方に住む軟弱な人間の数十倍寒さには強くなって当然ってもんです。
こんな乳母ソリを卒業するとお次は自分自身で滑ることを楽しむようになり。。。

公園に設置された滑り台を飽きることなく繰り返し滑り降りては楽しんでいます。

カメラを向けると喜んで笑顔を見せてくれるあどけなさがとっても可愛い。

冬の季節をこうして楽しむことで 寒さには全くへこたれない立派なロシア人に成長していくのでしょう。
コチラはそうやって鍛えられてきた中学生位のお姉ちゃんたち。。。

カメラ目線でいっぱしのポーズを決め込んでくれます。
子供専用でしょうがこの公園では馬にも乗せてくれるみたいでして

初めてロシアの馬は目が青いのもいるってのに気が付きました!

そんな街にもいよいよクリスマスのシーズンに向けた飾り付けが始まって

気が付けば。。。ある日ドカッと建てられた樅の木には飾り付けられた照明が瞬き出しました。
いつの間にか駆け足でやってきた12月ですが。。。
来年1/7がロシア正教のクリスマスに当たるそうなので

イルミネーションはよその国よりもズーット長く点灯されて
いつまでもクリスマスムードを盛り上げてくれそう。。。

それではっ!