今回の訪問先の湖北省襄陽は 大河が近くを流れているせいか内陸の割には湿度も極めて高く
肌に感じる蒸し暑さと無尽蔵に押し寄せてくる人々の熱波のせいなのか不快指数レベルは常にMAX!
そんな環境の中でも まだ我慢できる早朝の時間帯を狙って街中に出撃してみました。

普段は何もない裏通りに結構な人だかり。。。休日にはココで市場が開かれているみたいでして
中国の雑踏に踏み込むと必ずと言っていいほど漂ってくる独特な匂いに鼻を突かれながらも

地べたの上に敷かれたムシロの上に無造作に広げられた野菜や果物が目に飛び込んできました。

盥の中には襄陽の人々の旺盛な食欲を満たす名物のザリガニがウジャウジャと蠢いてて。。。

早朝から買い出しに来た人達は こんな食材を争うように手に入れては家路を急いでいる様子。
更に進んでいくと襄陽のランドマーク 諸葛孔明像のある広場に到着。

このエリアは市民憩いの広場となっていて朝から晩まで多くのエネルギーが爆発するトコロ。
中でも独楽回しとダンスが二大勢力を形成しているようで

見るからに既にリタイアしたと見受けられる老人達が棒の先に付けた紐を鞭のように撓らせて
ソレを独楽に叩きつける度にバチンバチンと広場中に大きな音を鳴り響かせています。

その傍らでは音楽を大音量で流しながら 統一した衣装で一心不乱にダンスに没頭するグループ達。
襄陽では極当たり前の日常の姿も 異国から来た人間の瞳には全てが不思議な光景に映ってしまい
とんと御無沙汰していた好奇心って奴がムクムクと湧き上がってくるのを押さえつけることができません。

それではっ!