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低気圧の影響から烈風が吹き荒び 遂には風花も舞いだして身も心も縮みあがる寒さの県北。
冬枯れの大地に顔を出し始めた春の使者に逢いに出掛けてみました。

到着した場所は天然記念物や市の指定文化財として手厚い保護を受けているエリアで
県内有数の群生地として知られている 大田原の金丸緑地環境保全地域。
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那須野が原扇状地の扇端部にあたるこの地域は 蛇尾川等の伏流水が創りだした湿地帯で
群生地に設置されている木道の下に広がる落葉の絨毯の中にお目当てが見え隠れ。。。
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遠目には落葉に同化して解り難いですが 暗紫色の仏炎苞が地面から飛び出しているのが数箇所
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更に傍に近寄ってみると目に飛び込んできたのは座禅草。
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名前の由来は暗紫色の仏炎苞の中にある楕円形の肉穂状花序が 座禅を組む僧侶に見えることからだそう。
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地面のアチコチからニョキっと飛び出している姿を目で追いかけます。
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なんだか姿形が水芭蕉に似ていると思ったら同じサトイモ科の仲間。
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そもそもココは湿地帯ですが 乾燥しきっていて水分も無さそうな冬のこの時期に開花するとは。。。

仏炎苞の中にある丸い塊に小さな花を沢山咲かせて この時期にはまだ少ない虫達に必死にアピール!
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太古の昔から連綿と続く命の営みに感服。

落葉に埋もれるようにひっそりと生きている座禅草に決して華やかさはありませんが
春に向って一歩一歩確実に歩み出している姿が目に焼きつきました。
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それではっ!
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February 27,2013 Wed     | COMMENT(3)




  蠟梅
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1


冬晴れの土曜日は久しぶりにチンクで出撃。
風が強く少し寒さも感じましたが 青空の上に燦々と降り注ぐ日差しに誘われて上河内の羽黒山へ。

ココでのお目当ては黄色い花をつけて辺り一面に好い匂いを撒き散らす蠟梅。
細く曲がりくねった山道を勝手にシフトダウンするデュアロジに エンジンが悲鳴を上げながらやっと到着。
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地元民のみぞ知るマイナースポットかと思いきや 意外や意外 県外ナンバーの先客もいて結構な賑わいです。
しかし 残念ながら肝心の蠟梅は未だ三分咲きといった感じでしょうか。。。
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ともあれ山腹に張り付くようにして枝を伸ばす蠟梅に近寄ってみます。
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綻んでいる蠟梅の数が少ないせいなのか いつもなら辺り一面に放たれている香りも若干弱弱しくって。。。
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それでもそっと顔を近づけてみれば 蠟梅特有の好い匂いが鼻腔の奥まで春の香りを届けてくれます。
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この芳しい香りに誘われるのは人間だけでは無いようで。。。ジョウビタキもお花見の真っ最中。
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今年の冬はいつになく寒さが厳しいせいなのか 山の中の蠟梅は思ってた以上に開花が遅れているようですが
もう一度満開の頃に訪れるチャンスを貰ったと思えばヨシ!とします。

山に訪れた早春の使者。。。また逢いに来ます。
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それではっ!

February 18,2013 Mon     | COMMENT(4)




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7


暦の上では立春も過ぎて日もだんだんと長くなり日々暖かくなっていく季節になっているはずですが
北関東の栃木ではまだまだそんな実感が沸き難いのが本音。。。
それでも野山に咲く花達からは徐々に春が近づいている便りが聞こえてきます。

暖かな陽気に誘われて春を探しに到着したのは鹿沼 永野の山里。

時間は間もなくお昼時。。。まずは花より団子ならぬ蕎麦でお腹を満たします。
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県内でも蕎麦の産地として有名な永野では 地元の奥さん達が寄り集まって作ったお店の蕎麦が絶品!
数人集まれば笊に盛られた五合打ち 一升打ちといった豪快な量を皆でつつきながら美味しく頂けます。

一掴み手繰った挽き包みの田舎蕎麦は 喉越しもツルっと滑らかに胃の腑へ滑り落ちて
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一緒に頼んだ揚げたての天麩羅をヒョイっとつまみながら。。。
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アッと言う間に完食!
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蕎麦っ喰いには堪らない。。。幾ら食べても食べ飽きないのはココの蕎麦の持つ底力か。。。

お腹も一杯になったところで肝心の花巡りを開始。
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長かった冬に別れを告げる春の使者 福寿草。

大地に根を張り力強く花開いた黄色い姿は健気にして可憐。
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バイブルにしている矢口 高雄先生の釣り漫画に登場して以来 気に掛けていたのにも関わらず
実物を真近で見るのはコレが初めてで。。。

作品に登場した時に覚えたアイヌ語の名前はチライアパッポ(イトウの花)。
チライ(イトウ)が産卵のために遡上する早春の時期に咲くことからこう呼ばれています。
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土の中から花弁だけをチョコンと出したような姿は見ていて可愛らしい限りですが
綺麗な花には棘が有るのたとえどおり 実は有毒植物で開花前の姿は蕗の薹と間違えての誤食例も。。。
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間違っても天麩羅なんかで食べようとせず 遠くからそっと静かに見守っているのが正しい愛で方です。
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それではっ!
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February 12,2013 Feb     | COMMENT(4)




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1


鬼怒川が流れ下る上三川の蓼沼親水公園河川敷に咲く 絶滅危惧種 カワラノギク。

この花は玉石等がある河川敷でしか生息できないため 河川の氾濫で流下する土砂等の堆積による
玉石河原の減少や 他の植物(萱・葦・潅木)に生息域を追われたこと等が要因となって
生息地である関東各地の河川で姿を消しつつあるため地域毎に保護活動が行われているようです。
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今回 訪れた場所もそんな保護区域の一角。
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遠目にはどの花も今が盛りとばかりに可憐な薄紫の花弁を目一杯に広げてアピールしていますが
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物言わぬカワラノギクが花弁に雨粒を一杯湛えた姿は 大粒の涙を溜めて嘆き訴えているようで
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本来 野生種のこの花は厳しい自然環境下でも生き抜く術を携えていたはずなのに
もはや保護区域でしか自生できなくなったことを悲しんでいるようにもみえます。
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なかには人間の力による環境破壊で住処を奪われてしまったカワラノギクも当然いるはずで
生存環境を奪った人間が造りだしたコロニーで保護育成されているなんて矛盾に呆れ返っているかも。

絶滅して色合いも思い出せない存在にならないようにしたいもの。。。
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それではっ!

November 6,2012 Feb     | COMMENT(0)




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2


6月初旬のローズフェスタでは 数多くの薔薇が咲き競いあう姿が見られた真岡の井頭公園ですが
秋の薔薇は前回にも増して色を深め艶のある花を付けているようなのでちょと眺めてきました。
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まずは赤い薔薇から
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若干見頃を過ぎてしまった感は否めませんが それでも真紅の彩りでたっぷりと魅力的な姿を見せつけています。

そして黄色。
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流麗な姿だけに留まらず 鼻腔の奥深くまで漂う芳しい香りは他の薔薇にはみられない特徴。

他にも数種類の薔薇が秋空のもと今年最後の美の競演を繰り広げていました。
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来園者を魅了する薔薇たちも あと僅かな期間で今シーズンの終焉を迎えることになりそう。

ローズガーデンからの帰り道では金木犀が程良い香りを周囲に撒き散らしていて
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季節は深まる秋へ一歩一歩着実にシフトアップを続けているようです。
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それではっ!
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October 16,2012 Feb     | COMMENT(0)




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