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一昨日 日曜日の1°富士チンクエチェントポーリに合わせて帰省した前日は
会津で不発に終わったドライフライでの釣りを甲州のホームグラウンドでトライ。

ここは家から歩いて数分で畔に降り立つことができる規模の小さな河川ですが
長年竿を振り続けているので魚の着くおおよそのポイントを熟知しているのが強み。

空を見上げると晴天無風でフライフィシングのコンディション的に申し分ありません。
yamameflyfishing1.jpg
早朝の気温は思ったよりも肌寒く感じますが 東の山端から射してきている朝日は
日が高くなれば逆に暑くなりそうな気配をプンプン匂わせています。

ただ 渡河した際にウエーディングシューズを伝わってくる水は結構冷たく感じられ
試しに水温を測ってみると12℃を指していますが渓流魚にとっては敵水温。
yamameflyfishing2.jpg
この水温ならやる気のある魚がポイントにいればきっと反応はあるはずと信じて
水面に目を凝らしてみますがハッチが無いせいなのかライズが発見できません。

とりあえずはパラシュートフライで様子を探っていくことに決めてタックルをセット。
yamameflyfishing3.jpg
いかにも魚がいそう!ってポイントは既に他の釣り人に釣りきられていると判断して
流芯脇のたるみをメインに瀬を叩きながら短い距離を丹念に流して探っていきます。

ポトンと落したフライが流れに漂い始めた瞬間 ガボッ!と派手にフライを咥えて
出てきたのは山女魚。
yamameflyfishing4.jpg
自分が釣り上げられたのが信じられないといった感じのキョトンとした表情がたまりません。
yamameflyfishing5.jpg
更に先に進んだところで流し切ったフライを回収しようとピックアップしたところに
ガツン!と食いついてきたのは虹鱒。
ランディング後にカメラを出すのにもたついているとスルっと逃げていきました。

まぁ。。。よくあることなので気を取り直して次のポイントへ向かいます。

フライが魚のぬめりで浮かなくなってきたのでフォルスキャストで水分を飛ばして
フロータントを指先で擦り込んで浮力を回復させたあとの一投目にでてきたのは
またもや山女魚。
yamameflyfishing6.jpg
釣り上ってくる山女魚は型を揃えたようにみんな手の平サイズ。
yamameflyfishing7.jpg
これからひと夏を越えて秋の産卵期に向かってどんどん大きくなっていきますが
このくらいのサイズでもしっかりとパーマークが出ていてとっても綺麗な魚体です。

次の小さなスポットで出た一匹もガッチリとフライを咥え込んだ山女魚でした。
yamameflyfishing8.jpg
一番良い部分にフックが掛かっているので こうなると滅多な事では外れません。
yamameflyfishing9.jpg
何を捕食しているのかお腹の中にストマックポンプを差し込んでチェックすると
yamameflyfishing10.jpg
釣りをしている最中にも飛んでいるカゲロウ等の姿は見かけませんでしたので
案の定 この山女魚は主に水棲昆虫を主食にしていたようです。
yamameflyfishing11.jpg
そうこうしているうちに背に受けていた日もだいぶ高くなってきて上流の水面に
自分の影が差してきたので影を映さぬよう注意しながら更に釣り上っていきます。

何度となく魚はフライに反応しているものの疲れてきたのか合わせ損ねが続きます。
そんななか何とかキャッチしたのも山女魚。
yamameflyfishing12.jpg
水面のドライフライを追う集中力もだいぶ衰えてきて注意力が散漫になってきたので
顔にあどけなさが残るこの一匹を最後に納竿します。
yamameflyfishing13.jpg
狡猾な山女魚はドライフライの釣りでは最高にスリリングな瞬間を感じさせてくれて
小さな魚であってもゲームフィッシュとしては十分に駆け引きを楽しませてくれるので
ドライで楽しめるシーズンの到来が毎年待ち遠しいです。

朝食前のほんの束の間でしたがヘボ釣り師と遊んでくれた山女魚達に別れを告げ
また次に再会できることを楽しみに帰宅します。
yamameflyfishing14.jpg
それではっ!

May 29,2012 Feb   渓流釣り  | COMMENT(2)




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数年振りに降り立った会津の渓流はウェーダーから伝わる水温が予想以上に冷たく
期待していたライズも全く見えません。
yamanomegumi1.jpg
ここぞと思うポイントや瀬を叩きながら釣り上がっていきますが反応はゼロ。
ティペットの先に結んだドライフライは空しく流れに引きずられて行くだけ。。。

入渓点から500メートル程進んだところで見切りをつけて川から上がり土手を引き返しますが
ふと何気に視線を落とした先に見えるのは見覚えのある姿。
yamanomegumi2.jpg
その場にしゃがみ込んで辺りを見回すとアチコチににょきにょきと伸びるワラビ。

釣りに来ているのも忘れフライロッドを投げ出し しばしワラビ取りに没頭します。
yamanomegumi3.jpg
更に違う川では山ウドも発見!
もうこうなると目は魚を追わず山菜に向くばかりで釣りにはなりません。
辺り一面に山ウドの清冽な香りが漂う中 素手で地面を掘り返していただきます。
yamanomegumi4.jpg
山菜取りの人達が気付きにくい渓流沿いの場所には山の恵みが残っているもので
魚の反応が悪く思ったとおりの釣りができない時は
釣り人の特権でこの時期限定の春を頂きます。

灰汁抜きが必要なワラビはすぐには頂けませんが
山ウドは酢味噌和えと天ぷらで食卓を飾ってくれました。
yamanomegumi5.jpgyamanomegumi6.jpg
栽培ものには無い強い香りとほろ苦さが山菜を感じさせてくれます。
年に一度だけの贅沢な出会いに感謝。。。

それではっ!

May 21,2012 Mon   渓流釣り  | COMMENT(2)




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渋滞回避でアチコチ寄り道した挙句に何とか実家に到着した2日後
おおよそ一月振りに近所の川に降り立って魚達に遊んでもらいます。

さすがに季節は春から初夏に向けて装いを変えている真っ最中で
淡く萌える梢や一月前の山の中には姿の無かった花達も
今が盛りとばかりに咲き乱れていました。
yamabukikeiryu1.jpg
この山吹が渓流に咲きだす時期は水も温んで渓流魚の喰いが一段と活発になってくる
年間で一番良いシーズンです。

川から離れた場所を歩いて下り 流れの中に潜んでいそうな魚を狙ってスタート。
チョッとした淀みの中を数回流していると竿先を伝わって小気味よいアタリ!
yamabukikeiryu2.jpg
若干小ぶりながらも上がってきたのはブルックトラウト。
近年 岩魚に代わって放流されることが多くなっている外来種ですが
貪欲な食性を持ち合わせているため岩魚同様に釣りきられてしまうのも早いと思われます。

更に上流に進みポイントに投餌すると。。。
yamabukikeiryu3.jpg
コンディション抜群の薄紅色を纏った山女魚。
まるで産卵期を思わせる艶やかな体色を身に付けた元気な一匹。

綺麗な渓魚を眺めて放流を繰り返しながら歩みを進めていくと。。。
yamabukikeiryu4.jpg
たいした水深も無く見落としてしまうようなポイントからポツポツ顔を出してくれたのは
これまた鮮やかな朱点を纏ったブルックトラウト。
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手網枠一杯に伸びた魚体は今日一番のサイズ。

更に同じようなポイントからブルックをもう一匹追加。
yamabukikeiryu6.jpg
頭部にまで入った虫食い模様が岩魚の仲間で有ることを主張しています。

最後に竿先を絞ってくれたのは銀毛気味の山女魚。
yamabukikeiryu7.jpg
あまり綺麗な魚体では有りませんがこの一匹を釣り上げたところで納竿します。

おそらくチビッ子山女魚と思われるツンツンアタリや取り込みをミスった分も含めても
およそ二時間程度の短時間でしたが十分に遊ばせてもらえて満足のいく釣果でした。

数日後 毛ばりで再チャレンジしようと思った時には折からの大雨で渓流は濁流に様変わりし
チャンスを逃してしまいましたが次の機会に竿を振らせてもらいます。
今回キャッチした渓魚達にはそれまでにグッドコンディションに変身していることを期待します。

それではっ!

May 5,2012 Sat   渓流釣り  | COMMENT(2)




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これでもか!ってくらいに休日まで目一杯セットされていた送別会の網の目をかいくぐって
やっとの思いでおよそ一週間遅れのお彼岸墓参りへ向かいます。

山梨の気候は栃木よりも数段暖かいと言いたいところですが 山間部ではあまり変わりなく結構寒くって
mitsutouge.jpg
遠くに見える山肌にも 未だ残雪が見えるくらいで春の訪れが足踏みをしているよう。

寒風の中 何とか墓参りを済ませたらお楽しみに移ります。。。

栃木の河川の多くが正式な解禁を迎えられず年券購入の踏ん切りもつかない状況ですが
既にこちらは3/15には解禁を迎えました。
nenken.jpg
毎年年券を購入する馴染みの釣具店で都留漁協の年券を手に入れて川に降り立ちます。

昨年襲来した大型台風の影響は この管内でホームグラウンドにしている河川にも
大きな被害をもたらせたようで 川の様子が以前とは全く様変わりしていて
魚の着き場となるようなポイントがほとんど土砂で埋まっています。

そんな変わり果てた川ですが取りあえず探りを入れてみます。
entei.jpg
餌をセットして重めの錘が川底に沿って流れるように竿を操作しますが
思っていた以上に川底は浅く 表層の速い流れに仕掛けが流されてしまいます。
十数投餌を流してみましたが全く魚の気配が感じられない上 魚影すら視認できません。

既に解禁から10日以上経過しているため釣りきられてしまったのか。。。
ここはスパッと見切りをつけて次のポイントに移動します。
keison.jpg
到着後 川から離れて下流から細かいポイントをくまなく攻め上がっていきます。

なかなか魚の反応が有りませんが
チョッとした深みの流れの筋に沿って餌を流しきった辺りで待望の魚信!

竿を曲げてくれたのは成魚放流モノですがパーマーク鮮やかな山女魚。
yamame.jpg
およそ半年振りの渓魚との嬉しい再会です。

時間的な問題もあってこれで終了しましたが これから陽気が良くなるにつれて
渓魚の動きも次第に活発になってくるでしょうから今後が楽しみです。
次回この川に立てるGW頃にはドライフライで毛針釣りも楽しめることでしょう。

あ~でもやっぱり栃木で早く竿を出したいなぁ。。。

それではっ!

March 28,2012 Wed   渓流釣り  | COMMENT(0)




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