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季節が次第に初夏に近づきつつあるせいか ついこの間までヒンヤリと冷たく感じた風も爽やかさを増して
若草色に萌える山々のそこかしこに満ち溢れた生命の息吹きを感じます。

渓を流れ下る水も温んで道端に黄色い山吹の花が見えはじめてくると本格的な渓流シーズンが到来。
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この時期になると川面を飛び交う虫達の姿も多く見受けられるようになり それを捕食しようとする
渓魚の活性も高まって水面にライズが頻繁に起こり毛鉤釣りの盛期を迎えます。

仲間内で提灯天空(ちょうちんてんから)と呼ばれるこの釣りは 5mのハエ竿にひとヒロのハリスを繋ぎ止めて
その先端にパラシュートタイプのドライフライと呼ばれる毛鉤を括り付ければ完成というシンプルな仕掛け。
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水面上にこの毛鉤をポトリと落とすと 疑似餌を本物の虫と勘違いした魚がガバっと喰い付くって寸法で
このセオリー通り流れの筋に沿わせて毛鉤を流すと居付きの魚がすぐさま飛び出て毛鉤を咥えますが。。。
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狡猾な渓魚が偽物の餌であることに気付くとすぐに毛鉤を吐き出すので 僅かな時間(0.4秒程度)で
合わせる必要があるのですが コチラの腕が鈍っていてなかなか仕留められません。

一向に針掛かりしないためイチ・ニ・サン! と心の中で数えたら仕掛けを引き上げる方法に変更すると
やっと1匹目を捕らえる事が出来ました。
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型はそれほど大きくありませんが綺麗な山女魚。

その後。。。夕マズメの時合に入ってきたからか大胆に毛鉤に襲い掛かる山女魚をキャッチ。
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更に上流でもう一匹追加。
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年々進行していく老眼の影響で 夕闇の中の毛鉤が見難くなってからというものとんとご無沙汰してますが
かつては日中の時間が最大を迎える夏至の頃 午後7時30分頃まで渓魚を追って竿を振ってたっけ。。。

インジケーター代わりのパラシュートポストが見難くなるまでのホンの小一時間程度の釣りでしたが
何よりも自己鍛錬が足りず集中力が持続できないためコレにて納竿。
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それではっ!

May 3,2014 Sat   渓流釣り  | COMMENT(0)




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ここのところお彼岸‣GW・お盆のタイミングでしか竿を差すことがなかった山梨のホームリバー。

今回もまた春の彼岸に合わせて帰省したついでに年券を手に入れ 竿を片手に河原に向かいますが
既にこのエリアは解禁を迎えていて殆どの渓魚が釣りきられているはずなのであまり期待はしません。

あわよくば遊んでくれる魚がいれば儲けもの位の軽い気持ちで。。。
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伸ばした竿先に短めの仕掛けを取り付け 魚の居つきそうなポイントに餌を付けた針を振り込むと
クククッと如何にも小物らしい派手なアタリとともに上がってきたのはチビッ子山女魚。
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昨秋稚魚放流された個体なのか 小さくてもクッキリとパーマークが鮮やかな魚体を見せてくれました。

上流の流れの脇の暖流帯に餌をポトンと落とし 流れていた目印が止まった瞬間合わせを入れると
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解禁時に釣りきられなかった成魚放流の山女魚がバックりと餌を飲み込んで上がってきました。

この上の流れ込みのポイントで同じくらいのサイズをもう一匹追加。
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まだ十分なコンディションに回復してないせいか 針掛かりしてから山女魚特有の抵抗を見せることなく
すんなりと上がってくるので 次に会うときにグッドファイトを見せてくれるようお願いして流れに帰します。

更に上流に向かって歩みを進めていくと。。。
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流れの開きに落とした餌にガバっと喰らい付いてきたのは虹鱒。
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ココは元来山女魚しか生息しないはずなのですが このエリアを統括する漁協の方針なのか
それとも釣人の要望なのかは良く分かりませんが 虹鱒以外にも無差別放流が行われてます。

朝飯前のホンの小一時間遊ばせて貰ったところでこの日は納竿。
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今年度から始まった神奈川での新生活で 今までよりもグーンと近くなった山梨河川への渓流釣行。
明けて4月の第一週の放流日に再び川に立ちこみました。

前回から丁度二週間後に再び同じポイントを攻めていくと あれだけ居た山女魚は姿を隠してしまい
ブルック混じりで虹鱒ばかりが釣れ上がってきます。
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釣った魚達をズック魚籠に押し込み 放流場所から少し離れたポイントに再放流するのが今回の狙い。

もう少し陽気が暖かくなって虫達が飛び交う頃に フライロッドを振って毛鉤で遊ばせて貰いたいので
広範囲に魚を散らす作戦を実行してますが 警戒心薄い虹鱒ゆえ釣りきられるだろうなぁ。。。

GWまで何とか頑張って生き残って欲しい。
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それではっ!

April 9,2014 Wed   渓流釣り  | COMMENT(5)




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早いもので3月の声が聞こえてくると地元河川がいよいよ解禁を迎えて渓流シーズンが開幕。

ここのところ毎週末続いた除雪作業で 魚信を楽しむなんてこともすっかり忘れかけていましたが
解禁日だけはお祭りなので参加しない訳にもいかず ホームグラウンドの上流部に車を走らせます。
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暦の上では春だというのに山の中にはまだまだ冬景色が広がっていて平地の暖かさとは無縁の世界。

でも今日の日を待ちきれなかった釣り人たちが 凍える寒さの中アチコチの放流場所にスタンバイしてます。
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朝寝坊気味にゆっくりと家を出発してしまったので もう入り込む隙間も無いかもって内心心配してましたが
昨年と同じポイントに早朝から出動していた名人Sさんの脇にスルリと割り込ませてもらいました。

釣り支度を整えて河原に降りると 放流されたばかりの山女魚を狙って皆さん目印に集中しています。
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周りでドンドンと魚を釣り上げている姿が目に飛び込んできますが はやる心を抑えながら仕掛けをセット。

遅ればせながら名人達の竿の放列に混じって竿を伸ばさせてもらい今年の渓流釣りがスタート。
解禁は釣堀状態とはいえ状況に合わせた仕掛けと餌がマッチしてないと山女魚は口を使いません。
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提灯釣り気味に全長を短くした道糸の先にはフトコロ広めの針を付け放流魚には定番のイクラを二粒。
アタリが明確に解るよう針の直ぐ上にガン玉を打ってアワセの体制を整えます。

目の前の流れの中に揺らめく山女魚の姿を見つけてはしつこく流し続ける事およそ3時間。。。
たっぷりと山女魚の引きを楽しませて頂きました。
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身を切るような水の冷たさのせいか 多くの山女魚達は石の下へ逃げ込んでしまったようなのでコレで納竿。

チョッと早いけれどお昼を頂きます。
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最近は6月になると鮎釣りが始まり忙しくってなかなか渓流域に来る機会も減ってしまったのですが。。。
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この川の上流にある立ち寄り温泉では美味しい蕎麦も楽しめるので シーズンが終了するまでの期間は
渓流釣りと温泉と蕎麦の三つが一度に楽しめます。

自宅から車を走らせること小一時間でこんな恵まれた環境が整っているっていう事に感謝せねば。
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それではっ!
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March 5,2014 Wed   渓流釣り  | COMMENT(4)




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2


ホームグラウンドの渓流解禁から早一月。。。
街に訪れた春は日々上昇する陽気で既に晩春に突入し始めていますが山はやっと春が芽吹き始めたところ。
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そうはいっても毎日悩まされ続けている目の痒みと止まらぬクシャミの元凶のスギ花粉も飛散しきったのか
目の前のスギ林は大分緑が濃くなってきたみたいで。。。

今回 事情通から今日の放流日は山女魚と岩魚をエリア分けして渓に放つという事前情報を得たので
前回の社長出勤を反省し早朝から渓に向かいます。

でも既にスキモノの皆さんはもっと早い時間から放流はまだかまだかと待っていて
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結局はいつもどおりの遅ればせながらの到着に変わりはなかったりして。。。

気の早い名人達が早朝から延々と待たされた末 本日のポイントにやっと放流開始。

しかし漁協も年々老齢化が進んでいて ポイントまで魚の入ったバケツを持ってくる気力もないものだから
道路からロープに繋がれたバケツを手渡されて自分で川に放流をするスタイルに協力します。

やっと放流が完了したところで実釣開始!
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まるで釣堀のようにひとつのポイントを皆で取り囲んで全く渓流釣りの風情など微塵もありませんが
放流日ではこれが定石。
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岩魚が水温に馴れ始めた所で徐々に餌に食いつき始めます。

しかし 放流開始から一時間半も経ったところで食い気のある岩魚はほぼ釣りきられてしまったのか
残った岩魚の目の前に餌をチラつかせても見向きもしません。

なのでコレ以上粘ってもということで。。。こちらも十分遊ばせてもらったので早々と納竿します。
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ズック魚篭に生かしておいた岩魚を手網に移し替えるとそこそこ満足の釣果。

ところが当然上には上がいて知り合いの名人たちは。。。脅威の腕前を駆使して根こそぎの乱獲レベル
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もはや彼らが竿を出した後には一匹の魚も残っていないのでは。。。
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こんなに持ち帰って近所にお裾分けなのか はたまた毎日の食卓を岩魚の塩焼きが飾るのでしょうか?
まぁ前回 放流魚が掛からなかったのだから勘弁してもらうこととします。

楽しい思いをタップリと味あわせてもらった後は美味しいお昼を。。。
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艶々とした三たての蕎麦と
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サクッと揚げたての天麩羅も美味しくて
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心もお腹も満たされた楽しい一日の締めくくりに大満足。

GW頃には待ちに待った毛針釣りのシーズンもスタートするのでこれからの週末は休む暇もありません。
はぁ忙しい。。。
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それではっ!

April 9,2013 Feb   渓流釣り  | COMMENT(0)




  渓春
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毎年3月は各地で渓流釣りが解禁して一年の始まりと春の訪れを感じる風物詩となっているのですが
昨年は3.11の影響により放射性セシウムが国の基準値を上回ったことから地元のホームグラウンドは
解禁できずに終わりました。

しかし一年間封鎖された渓は自浄再生で新しい基準値もクリアして無事に解禁を迎える事となったので
今シーズンは全魚種年券を手に入れ密かに解禁日を心待ちにすることに。。。
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当日は自宅を出たのが遅く現地に着いた時には既に皆さんスタートの後と出遅れてしまいましたが
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先着していた名人SさんとYさんに状況を聞くとあまり思わしくない様子。。。

そもそもこの渓の解禁時は 漁協が水槽を積んだトラックで釣り師の入っているポイントを回りながら
放流するのがならわしで 魚が渓の水温に慣れてきた頃には入れ喰いの釣り堀状態になるはずが
全くアタリも無く 見える魚の目の前に餌をチラつかせても見向きもしないどころか避けて逃げる始末だと。
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百戦錬磨 手練の名手達がアレコレと考えられるだけの手を尽くしても釣れないとあっては
迷人の称号を与えられている自分など到底竿を出す気も薄れてきます。

しかし ココまで来たんだし解禁はお祭りなので取りあえずは釣り支度を始めて名人達の間に。。。

解禁とは言っても冬枯れのこの時期は渓を流れ落ちる水量も少なく水深も浅いので
渓流釣りのコンディション的にはまだまだ。

そんな中 放流魚が留まりそうな流れの緩い淀みを中心に投餌していきますが反応は無し。
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餌を変え仕掛けを変え場所を変えるもウンともスンとも。。。

魚の見える淀みを諦め 止む無く流れに任せて流していくと待望のアタリ!
今日の狙いはあくまでも放流魚でしたが上がってきたのはサビて真っ黒な魚体の天然モノ。
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本当に久しぶり。。。およそ二年振りにこの渓の山女魚との再会!
その後チビッ子山女魚を二尾追加したところで早々と昼食へ。

この渓に来るとついつい寄ってしまう温泉で頂いた蕎麦定食。
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プラス100円で蕎麦に韮をのっけた韮蕎麦が食べられると言うのでソレを注文。
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韮の甘さと蕎麦の旨味がマッチしてコレはコレでありな美味しさ。

コレを肴にお酒をチビリ。。。そして温泉に浸かってハァ極楽ってパターンが最高なんですが
車じゃそうもいきません。

食事の後も再び渓に潜り込みアレやコレやと粘ってみますが午前中と変わらぬ状況に諦めムード全開。
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何よりも頭上にたわわに実った真っ赤な杉花粉が風に揺れ出し始めましたので。。。早々退散します。

ウォ~目が痒い~
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それではっ!
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March 9,2013 Sat   渓流釣り  | COMMENT(2)




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