毎日が鬱っとおしくなるくらいにじっとりと愚図ついた空模様の梅雨の時期ですが。。。
いつもの川に向かう時に通り抜ける裏道の脇には 大輪の花を付けた紫陽花がポツポツと見えてきたので
竿を出す前にちょっと寄り道。

鹿沼の磯山神社は毎年恒例の紫陽花まつり初日を迎えたところで 参道から境内まで提灯が飾りつけられて
見物客目当ての出店も懸命に準備中。
今が盛りの紫陽花を神社のアチコチでカメラ片手に熱心に撮影しているカメラマン達に混ざるようにして
コチラも表情豊かなその姿を覗いてみます。

普段は気にも掛けていない細かな部分にも こうして意識的にカメラを向けて近寄ってみると
意外と新たな発見もあったりして

額紫陽花の中で懸命に咲く無数のマクロな花と花芽達は

窮屈な殻を打ち破ってやっと出られた外の世界に向けて喜び一杯手を伸ばしているみたいにも。。。
鬱蒼と生い茂る杉林の中には額紫陽花以外にも様々な種類の紫陽花が咲いていて

アクアカラーとでも呼びたくなるような。。。白を基調にグラデーション掛かった淡い色使いが映えています。

しっとりとした雰囲気の紫陽花が終わりを迎える頃には 勢いを増した太陽が暑い夏を引連れてきます。

鮎釣りの行きがけの駄賃のつもりでフラッと立ち寄っただけなのに すっかりと長居をしてしまいました。
空を見上げると厚く覆われた雲を透してうっすらと光が差しはじめてきたので急いで川へ向かいます。

それではっ!