1980年代頃までのスチールバンパーのクルマ達を集めたカーショーの開催情報を入手したので
台風の影響で大雨となった日曜日に宇都宮環状線外回りを東に向かい みずほの自然の森公園へ。

生憎の空模様なので駐車場は水浸し。。。しっかりと長靴に雨合羽着の完全装備で会場入りします。
ゲートをくぐって直ぐ 目に付く場所にドカンと陣取っていたのは威風堂々クラウン軍団。



色々と手が加えられたクルマが多いですが よーく見てみると長いクラウンの歴史の中で派生した
ボディバリエーションが揃ってます。

いつかはクラウン!ってキャッチコピーのおかげで クラウン=高級セダン って刷り込まれていましたが
当時 需要があったにせよひとつの車型でセダン・バンそしてトラックまで網羅していたって事実が凄い。
ココに参加していたクルマ達のおかげで味わい深いクラウンの世界を改めて思い知らされました。
そんな綺麗にレストアされたクルマ達から離れた端っこで寂しそうに佇んでいたのは。。。まさかっ???
この手のカーショー巡りではなかなかお目にかかれない箱スカのライト バン!

いかにも手に入れた時のまんまの姿で色褪せて錆の浮き出た外観はそれなりですが。。。
ホイール以外はいまだに当時のままの姿を留めていると思われる奇跡の一台に目は釘付け。
当時の面影そのままにバンボディにまで奢られたサーフィンラインがスカイラインの血筋を現しています。
興味の無い人は思いっきりスルーしそうなクルマですが 実はダイハツ ベルリーナの後を引き継ぎ
呉服屋を営んでいた叔母から譲り受けて我が家にやってきたのと同じクルマなのです。

今から半世紀近くも前に東北旅行に連れて行ってもらった時には 思い出をギッチリと詰めこみながら
親父の運転で母と叔父・叔母に姉と自分の6人を詰め込んで東北をトコトコと走りまわりました。
(時効でしょうが。。。今 考えたら明らかに定員オーバー!)
夜間の走行時は姉と二人 荷台に布団を敷いてもらって寝ていたのを今でもハッキリと覚えています。
そんなクルマのリアデザインってこんなんだったんだぁー!って改めて隅々まで見つめてしまいました。

オーナーさんに伺ったところ このクルマは排ガス規制で従来のバン登録のままでは乗れなくなってしまい
わざわざ御苦労されて乗用車登録に変更したそうで 今のナンバーは5ナンバーに変わってはいましたが
正直 そこまでして維持されてるってなかなか真似できない。
おもいっきり超個人的ノスタルジックな過去の記憶がまさかこんなところで蘇るとは。。。

それではっ!