毎年 厳冬期にイベントが開催されているのは知っていたものの今まで足が向かなかった日光。

近所の有名な観光地って混んでるってイメージといつでも行けるって思うとなかなか行かないもので。。。
この時期 日光市内では観光客誘致のために様々な趣向を凝らした催しものを行っていますが
そもそも真冬の日光に来るのはかなりのツワモノだけだろうと勝手に解釈して混雑は無いと判断。
まずは日光の入り口にあたる 鉢石宿のおひなさま というイベントからチェック開始。

会場のひとつ日光観光協会の中には 立派な段飾りから素朴な吊るし雛や

寄り添う姿もほのぼのとしたお雛さま

ほっこりと心癒される幸せな雰囲気が満ち溢れた空間で 十分に目の保養をさせてもらいました。
表に飛び出て少し歩いた先には名物の水羊羹のお店。。。

日光に来るとココ鬼平(きびら)で買って帰るのがお約束。
いつ食べても美味しいこの水羊羹

しっとりとした瑞々さを保っていて甘さ控えめなさっぱりとした大人の味わい。
美味しい日光もしっかりとGETした後はメインイベントへ突入。
中禅寺湖から流れ落ちる大谷川が形成する憾満ヶ淵を会場にした日光キャンドルページェント。
夜のイベントのため日が落ちないと始まりませんので 今回初めて来た憾満ヶ淵周辺を歩いてまわります。

さすが冬の日光。それも渓谷沿いとあって宇都宮では見ない雪もガッツリと残っていてかなり寒い。。。
そんな厳しい環境の淵の周りにじっと我慢して座っているお地蔵さん達。



並び地蔵という名前のこのお地蔵さん
参拝者がその数を数えてみるとその都度数が違うことから 化け地蔵とも呼ばれています。
そんなお地蔵さん達を繁々と眺めていると 徐々に辺りが暗くなりイベントスタート!

キャンドルに灯された炎がゆらゆらと会場を照らしだす頃 冬の夜空を花火が彩ります。



およそ半年振りに天空の花火を楽しみますが この時期は夏と違って空気も澄み渡っているせいなのか
パッと華開いた姿もクッキリ鮮やかで 爆裂音もあたり一帯に大きく鳴り響いています。
この後 再び憾満ヶ淵へ。。。

キャンドルだけが照らし出す道を覚束ない足取りで進んでいくと ライトアップされた憾満ヶ淵が出現。

その回りにはキャンドルの仄かな灯りに照らされた化け地蔵達。

微かに揺らめく炎が昼間の姿とはまた一味違う不思議な空間を演出するひととき。
しかし耐え難い冷気にはお地蔵さん達のように我慢できず最早限界。。。
そそくさと退散します!

それではっ!