12009年の半ばに2度目の海外駐在となり、アルファ156SWを手放しました。 駐在先は前回と同様東南アジア、クルマの運転は出来ません。 再び禁断症状が・・(笑) 2012年初頭に帰国が決まり、またクルマ選びが始まりました。 我が家のクルマの条件は、 1. 家族3人が乗れること 2. 妻も運転するのでAT 3. あまり大きすぎないサイズ(4.5m x 1.8m程度が上限かな) といった感じで、これに見合った条件で探し始めました。 最初は、「できれば2台欲しいんだけど・・」と切り出したのですが、「ばっかじゃあないの!」 の一言であえなく却下。。(悲) なかなか手強いです。 2台所有できれば、1台はMTを選ぶことが出来て、色々と選択肢も増えるのですが。。 MTがOKであれば、一番欲しかったのがこれ。。 メガーヌ2RSです。 これは230F1 R26という限定車 この個性的なリアスタイルがいいですね~ 現実的なセンで候補に挙がったのは・・・ その1. アルファGT このベルトーネのちょっと控えめだけど美しいデザインが大好きなんです! 色はこの写真のキアーナディルーナブルーという紺色が大好きなんですが、希少色故見つかりそうにありません。。 その2. アルファジュリエッタ 発売したばかりのジュリエッタも気になりました。 ジャーナリストも雑誌等で皆絶賛でしたし。。 でも、これも正規モノは選べる色が少な過ぎる。。 並行も考えたのですが、TCTの安定性が未知数故やや躊躇しました。 色は、このブループロフォンドという紺がいいなぁ。。 その3. シトロエンDS5 これも発表されたばかりのDS5です。 写真は1月にパリに行った際、シャンゼリゼのシトロエンショールーム(C42)で撮ったものです。 これもすごいデザインですが、全幅1870mmはさすがにちょっと大きすぎ。。 あと、予算オーバー。。 そんななかで、もう一台発売以来ずっと気になってたクルマがありました。 そうランチアデルタです。 ガレージ伊太利屋での並行輸入が始まった際はユーロ高でもあり、確か諸費用等を入れると軽く500万円オーバー、これは流石にちょっと無理と思ってたのですが、凄い勢いで円高ユーロ安が進行。 1月には対円で100円を切り、とある業者が価格を30数万円ダウン! これはもしや・・と思い、複数の業者に見積もりを取ったところ、何とかなりそうな金額です。。 これはいけるかも・・・ 1月にベルギー・ブリュッセルの街中で見たデルタ。 Bカラー(ツートン)でないモノトーンの白のボディーカラーは日本では珍しく、なんか新鮮な感じがします。 というわけで、どうしてもデルタ! との思いが強くなり、日本に正式帰国前にも関わらず、とある業者とメールでやり取りをして、え~い 買ってしまえ~ ってな感じで、正式注文をしてしまいました。。 その後、納車まで半年近くかかりましたが、代車を融通頂く等とても親切に対応して頂きました。 ちなみに、他にも以下のようなクルマもちらっとアタマをよぎったのですが、ちょっと踏み切れませんでした。。 一応、条件は満たしてるんですけどね・・・(笑) マセラティクアトロポルテ(Ⅳ) このガンディーニの刺さるようなデザインが好きです。 マセラティ3200GT ブーメランテール最高です。 これでご飯3杯はいけます(笑) ルノーアヴァンタイム これもランチアと同じくBカラーですね! いつかは乗れるといいなぁ・・・ とりあえず年末ジャンボは買いました(笑)
6過去の愛車・その6 ~ アルファ156スポーツワゴン編です。 2003年から2005年迄、2年強の間、仕事で海外に駐在してました。 駐在中は、東南アジアだった為、会社の規定でクルマの運転が出来ません。 禁断症状が・・・(笑) ってことで、帰国後新たなクルマ選びが始まりました。 前回エグザンティアの際は、複数のクルマで迷いましたが、今回はアルファ156の1択でした。 1997年にデビュー(日本発売は翌1998年より)したアルファ156の印象は鮮烈なものでした。 こんなにカッコいいセダンがあるんだ。。 クラシカルな部分と新しい部分がうまくミックスされており、細部にまで強い拘りが感じられます。 前車の155や前々車の75も個人的には大好きでしたが、156は特にクルマに興味がない人が見ても、美しいと思うデザインではないかと思います。 当時は既に後継の159がデビューしてましたが、初期型156の繊細なデザインが好きでした。 この頃は、156の他にもアルファスパイダー・GTV、初代アウディTT、フォード初代フォーカス等、印象に残るデザインのクルマが多かった気がします。 これが初期型、ワルター・ダ・シルバ(現VWグループデザイン統括)デザインの個性的なフロントフェイス。 色はヌヴォラでしょうか。 美しいですね。 このオリジナルのフェイスが好きです。 5角形のライトは最初見たときはシトロエンGSを思い出しました(笑) うちは嫁が運転をするので、変速のスムーズさとトラブルを懸念してセレではなくてトルコンATモデルを選定、エンジンは自ずと2.5V6となります。 最初は、セダンのセイルブルー(紺色・以下写真)もしくはプロテオレッド(ワインレッド・以下同)を探してたのですが、両方とも希少色故見つからない。。 海外駐在後はクルマも無いんで、クルマ屋巡りが大変です。。 探し続けてるうちに、横浜港北にある某店(マセやアルファで有名な店です。 ランチアも扱ってますね。 最近はアバルトやドイツ車、レクサスにも力をいれてるようですが)、で赤の2000年式156スポーツワゴン(以下SW)に遭遇。 改めて見るとスポーツワゴンもカッコいい。 いや、むしろセダンよりも好きかも・・ 内装が、タン革で赤の外装とのコンビネーションがいい感じです。 ってなわけで、この赤のSW・V6・2.5L・Qシステム(4AT)を愛車にすることにしました。 PCがクラッシュして写真が無いので、ネットより拝借。 赤のSWです。 これは、シルバーのSW。 流れるようなルーフラインが美しいです。 当時、世界で一番美しいワゴンと言われたのはダテではありません。 全長はセダンと全く同一なんですけどね。 トランススペースは、セダンよりも少ないようですが(笑) これが、タンカラーの内装。 このドア内張りのデザイン、凝ってて素敵です。 さすがイタ車ですね。 156SWは妻の普段の買い物の足に、週末のドライブにとその後4年半、約3万キロに渡り活躍してくれました。 気に入ってたところは、何と言っても美しいデザイン(内装含む)と良い音を奏でるエンジンです。 トルコンの4ATだった為、6MTに比べると旨味は少ないと思いますが、SPORTSモードでアクセルを踏み込むと良い音がして、その気にさせてくれます。 あと、ややV6のフロントヘビー感はありますが、ハンドリングもそれなりにクイックで、運転してて楽しいです。 反面、気になった部分は、小回りが効かない(笑)、真夏はエアコンのキャパが足りない、ドアミラーが小さく後方視界が悪い、内装の立てつけが今一つ良くない、街乗りだと燃費が悪い(5~7km/リッター程度)といったところですが、どれも些細な事でした。 他に特筆すべき点はトラブルが少なかったことで、消耗品の交換を除けば4年半で起こった事はパワーウインドウのスイッチが何度か壊れた事と、走行中運転席側ドアがカーブを曲がる際に勝手に開いた事(笑 ←キーシリンダー部に錆が発生、ドアノブが押されたままになってたようです。 低速で事なきをえましたが)ぐらいでした。 消耗品類は、以前の911での教訓から早め早めの交換を励行してましたが、信頼性はかなり高いと思います。 とはいえ、消耗品は全体的に高めで、特に156SWのリアサスはニシボリックという車高調整システムが組み込まれてる為、純正品は結構なお値段がしました。 車高調整機能をキャンセルして社外品に交換したほうが圧倒的にお財布には優しそうな感じです。 156SWは妻もとても気に入っておりました。 妻曰く、デルタよりも運転しやすいとの事です。(右ハンドルだったのもあるのかもしれませんが) トラブルもほぼ皆無でしたので、これでイタ車のイメージが良くなり、デルタを購入することもOKしてくれたのかもしれません(笑) 156SW・GTAです。 GTAもカッコいいですね~ 3.2LのV6憧れます。 以下シーガルブルーという淡い水色ですが、この色も素敵だと思います。 156はアルファとしては空前のヒットとなった為、今でもよく見かけますが、前車の155がここ数年でかなり激減してしまったように、そのうちあまり見かけないようになってしまうのでしょうかね。。 個人的には、このサイズのセダンって日本で普通に使うには便利なサイズと思ってまして、エグザンティア、156SW、デルタ(ハッチバックですが) と 3台続けて 4.5m x 1.8m 程度のサイズのクルマを乗り継いでます。 C、Dセグメントが年々大型化してますが、何とかこのサイズのセダンも復活して欲しいものです。 これで、過去の愛車シリーズは一旦終わりです。 ご愛読ありがとうございました。 次回は、デルタ購入記でも書いてみようかな。。 その後の新シリーズも考えなきゃ・・です (なんとなくは考えてますが)
1今日は、ニューデルタのオプションについて、考察(というほどの内容じゃあないですが)をしてみたいと思います。 以前も書きましたが、ニューデルタは日本には正規輸入されておらず、ガレージ伊太利屋(ガレイタ)と他5-10軒程のショップが輸入販売を行っている状況です。 で、調べてみたところ、老舗のガレイタさんと私が買ったショップではオプションの選択の仕方が根本的に違うようですね。 以下ガレイタの価格表です。 2012年4月現在となっており、現時点でも一緒かは不明ですが、基本的には正規に輸入されてる車両のように価格は余り変えない方針のようですね(値引き、サービス等があるのかもしれませんが) 選べるオプションは、18インチホイール、レザーシート、BOSEサウンドシステム、サンルーフ、キセノン、パーキングセンサー、Bカラー(ツートンカラー)、メタリック、マイカペイント といったものに限られるようです。 一方で私が購入をした某ショップのオプションリストです。 (今でも同じ価格かどうかは不明です) こちらのショップでは、先ずGOLDとPLATINUMという2グレードがあり、それぞれに事細かく、1つ1つオプションが選択可能です。 リストを見て頂ければ分かる通り、特にPLATINUMはかなりの充実装備となってます。 GOLDとの大きな違いは、シート(GOLDはアルカンタラと革のコンビ、PLATINUMはポルトローナ・フラウ革)、タイヤサイズ(前車は16インチ、後者は17インチ)、Bカラー(前者はオプション、後者は標準)ですが、その他にもPLATINUMはリアパーキングセンサー(デルタは後方視界が悪いので、結構重宝してます)、フロアマット等が標準となり、私が買ったショップでは値差は20万でしたので、PLATINUMはかなりお得な気がします。 (1点のみ、本国仕様のインスタントナビ(オーディオ機能付き)がPLATINUMは標準で付きますが、これは国内ナビに入れ替えるのは手間がかかり、GOLDのオーディオのほうが入れ替えは楽なようです) というわけで、かなり標準でも装備が充実しており、私が選んだオプションはグランルーチェ(ダブルサンルーフ)のみでした。 タイヤサイズは、私のデルタは個人的なデザインの好みとコンフォート性とお財布に優しい事等を考慮し、標準の17インチですが、日本に入ってきている車両を見てると、結構オプションの18インチを履いてる車両が多い気がします。 これもとても個性的なデザインでカッコいいですけどね。 こちらは標準の17インチ こちらがオプションの18インチ カラーは写真のシルバーとガンメタの2色があるようです。 あと、結構選ばれてるオプションは、私も選んだダブルサンルーフ。 他キセノン、BOSEサウンドシステムといったところでしょうか。 おそらく日本に入ってる8割程度?はBカラー(ツートン)なのではと思います。 ひとつ気になるのが、REACTIVEサスペンションシステムというものです。 これは電子制御サスペンションのようでして、恐らくかなり少ないと思われますが、このサスを搭載した車両も日本に入ってきているようです。 私は標準サスとの比較情報が無く、トラブルが発生した時のことを懸念し選びませんでしたが、効果の程が気になるところです。 どなたか、選ばれた方はおられないでしょうか? 並行車は、納期はかかりますが(私は発注から納車まで半年弱でした)、外装内装色もそうですが、オプションも一つ一つ選べ、自分好みにカスタマイズできるのはいいですね。 日本に正規輸入されてるモデルとかでも、正規で入ってない色やオプションを選べば、かなり正規モノに対して個性を出す事が出来るのではと思います。 ニューデルタのオーナーの方で、私はこんなオプションを選んだよーという方は、感想等お聞かせ頂ければ幸いです。
今日は、ニューデルタのオプションについて、考察(というほどの内容じゃあないですが)をしてみたいと思います。 以前も書きましたが、ニューデルタは日本には正規輸入されておらず、ガレージ伊太利屋(ガレイタ)と他5-10軒程のショップが輸入販売を行っている状況です。 で、調べてみたところ、老舗のガレイタさんと私が買ったショップではオプションの選択の仕方が根本的に違うようですね。 以下ガレイタの価格表です。 2012年4月現在となっており、現時点でも一緒かは不明ですが、基本的には正規に輸入されてる車両のように価格は余り変えない方針のようですね(値引き、サービス等があるのかもしれませんが) 選べるオプションは、18インチホイール、レザーシート、BOSEサウンドシステム、サンルーフ、キセノン、パーキングセンサー、Bカラー(ツートンカラー)、メタリック、マイカペイント といったものに限られるようです。
5過去の愛車・その5 ~ シトロエンエグザンティア編です。 約3年弱ポルシェ911(964)に乗ってましたが、家族が増え確実に3人乗れる車が必要となり、買い替えを余儀なくされました。 それまでビートでのレース活動と964のメンテで結構なお金を使っていた為(笑)あまりお金を掛けることもできず、予算100万のファミリーカー選びが始まりました。 候補に挙がったのは・・・ 本命 シトロエンエグザンティア 対抗その1 プジョー406 (この前期型のグリルが好き) 対抗その2 サーブ9-3 (当時は結構走ってましたね) 大穴(笑) アルファ164 (かっこいい!) といった面々でした。 結果として、以前シトロエンBXに乗ってたこともあり、進化したハイドロがどんなものか体験してみたいと思ったのと、当時カーグラフイックの初代編集長だった小林彰太郎さん(今はランチアムーザに乗られてるようですが) が絶賛されてたのも後押しとなり、シトロエンエグザンティアを選びました。 アルファ164もかなり魅力的で迷ったのですが、トラブルが怖くて踏み切れませんでした・・(笑) エグザンティアは95年式のV-SX マイチェン前の第2世代のモデルでした。 普通のハイドロのSXのほうが乗り味がシトロエンらしいとのインプレもありましたが、ハイドラクティブⅡを体験したくて。。 色は、当時の一番人気だった(と思われる)ベールベガ(緑色)です(以下写真の色) 内装も緑のモケットでした。 デザインはBXと比べると個性が無くなったと一部では言われてましたが、私はエグザンティアのほうが好みでした。 前後ライトの形状が割とオーソドックスなのもあり、クルマに興味が無い人が見たら一見平凡な普通のセダンなんですが、よく見るととても凝ったデザインをしてます。 特に真横から見たデザインはホントに美しいと思います。 写真が無いですが、上から見たときのリアウインドウ~トランク先端までのデザインがこれまた綺麗なんですよね。 反面内装はBXに比べるとちょっと個性は薄い感じです。 エグザンティア購入後まもなく海外転勤となってしまい、実質半年強程度で手放す事になってしまった為、インプレ等あまり深くは語れませんが、乗り味は、BXよりはかなり硬い印象ですが、やわらかいながらもしっかり路面をホールドする感じはまさしくハイドロシトロエン!って感じです。 コーナリングが思いのほか楽しいんですよね。 特に高速でのフラット感というか路面を滑るような感覚は他車では味わえない美点だと思います。 何故か信号の待ってる間とかにブレーキの浮力を微妙に緩めたりするとハイドロが誤動作(?)を起こし、車体がピョコンと10cmぐらい(?)上下することもありましたが・・(笑) エグザンティアはワゴンのブレークもありましたが、これも美しいデザインだと思います。 後期型も前期型の個性をうまく残しながらも、ゴテゴテさせず新しいクルマに感じるように仕上がっており、とてもよいと思います。 後期型では、このブルーレマン(水色) のボディカラーと ベールギャラン(淡い緑色) のボディカラーが特にお気に入りです。 現在シトロエンのハイドロは、C6のディーゼルとC5のみ DS5は金属バネのみって事でハイドロの将来は何とも不透明なところですが、何とか残してほしいものですね。。 次回、その6 ~ アルファ156スポーツワゴン編 に続きます。
3過去の愛車・その4 ~ ポルシェ911(964)編です。 1999年末頃、95年に購入した92年式ユーノスロードスターの走行距離も6万キロに到達、そろそろサスやクラッチ等にへたりが見られ、そろそろ消耗品類の交換をしないとなぁ・・と考えてました。 偶々、その当時住んでた現西東京市の近くに小さなポルシェのショップがあり、何気なく通りかかると260万の値札を掲げた白いポルシェが・・ しかも、タイプ964! 何かに吸い寄せられるように引き返しショップの方の話を聞くとタイプ964の最初期型89年式のカレラ4、走行も少し多い為、この価格なのだと。。 憧れの911が300万以下に! 1989年頃はユーノスロードスターに夢中だった私ですが、同じ年にデビューした964は憧れではありましたが、いつかは・・と常に気になる車でした。 元々は、イタリア車、フランス車が好きな私ですが、ポルシェ911だけは別格、スーパーカーブームの頃の930(特にターボ)の頃から、いつか一度は乗りたいと考えてました。 964は16年もの間(1974年~1989年)続いた930の後釜として、89年にデビューしましたが(カレラ4のみ、カレラ2は翌90年)、当時はポルシェ初のパワステやAT(ティプトロ)等の搭載により、軟弱になった等 一部で色々と物議を醸したモデルではありましたが、私個人としては旧さと新しさが絶妙にバランスしたとても魅力的なクルマに映りました。 ご存じの方も多いかと思いますが、以下写真のピンクの車両が通称964と言われてるモデルです。 次の993までが空冷、その後の996からは水冷、以後997、991と現在に至ってます。 ← 間違ってましたので、訂正 上述の白いカレラ4は程なくして売約済となってしまったわけですが、もう止まりません。。。(笑) かくして、964探しが始まったわけですが、これがなかなかタマが無い。。。 第一希望としてはやはりクーペで2駆(RR)のカレラ2のMT、予算の問題もあるので、初期型(90or91年式)、色は出来れば定番の黒、白、赤、ガンメタ等でなく、青系、緑系、ワイン系等・・・ なんですが、カレラ4も視野に入れても当時はタマが 全くと言ってよいほど無く、あきらめかけてた頃に東京の某幹線道路沿いのマンションの1Fでやってる小汚いショップ(失礼)で90年式クーペのカレラ2、MT、ガンメタ、走行6万キロという個体が・・・ このお店、店の前でオイル交換をやってます。 大丈夫だろうか…(笑) ガンメタは希望の色でなかったのですが、その他は希望に合致してます。 これを逃すともう見つからないかも・・と考え、手付金の端数の8000円(笑)を払い、買ってしまいました。 (当時デルタインテグラーレに乗ってた悪い先輩・笑 にそそのかられたというのもありますが・・) すっかり舞い上がってた私は、車の程度云々を気にする余裕もありませんでしたし、知識もありませんでした。。 こうして、当時の新車価格の約1/3 の10年落ち、ポル君が2000年の3月に私の元に来たわけです。 写真が残ってないのですが、色はスレートグレーメタリックという以下の写真の色です。 当時はR32GT-Rでもガンメタがイメージカラーでしたし、流行ってたんですかね。。 この色の964は多かったです。 納車になり初めて乗った時の印象は、想像してたよりは、意外と普通だな。。というものでした。 ドラボジも以外と普通だし、クラッチも普通につなぐ分にはそれほど気難しくもない、エンジンもなんだか低速だとアメ車みたいだなぁ・・と。 とはいえ、美しいボディラインを眺めてるだけで十分満足でした。 全幅なんて1660mmしかなく、5ナンバー枠でロードスターよりも狭いのに、まったくそんな風には見えません。 その後、エアクリーナを変えただけで、吹き上がりが激変! 低速だとアメ車のような音が高回転になるにつれ粒が揃い快音に変わる様や、独特のコーナリング感覚、何とか4人乗車の出来る優れたユーティリティー等々、さすが911だなぁ。。と感銘を受ける部分も多かったです。 964は多彩なボディカラーも魅力的でした。 日本も当時はバブルのまっただ中であった為、ホントいろんな色の964も見る事が出来ました。 青系、緑系だけで各々10色ほどの色があり、全部で40~50色!ぐらいのカラーバリエーションがあったのではと思います。 今では考えられませんが。。 以下ボディーカラーのほんの一部です。 ルビーストーンレッド ピンクなのに下品にならないのは流石ですね。 マリタイムブルー この色のRSはカッコいいです! スピードイエロー これはチョップドルーフのスピードスターですね。 シグナルグリーン これもド派手ですね。 バイオレットブルー なんか、バブル期を思い起こさせる色です (結構好きですが。。) 今から思うと、他の964には全く乗った事も無いのでよくわかりませんが、完調の個体はこんなものではなかったのかもしれません。 当時はローンを組んで買ったこともあり、それほどお金をかける事も出来ず、壊れた個所を治すのと、消耗品を定期的に交換するのが精一杯で、思い切り手を掛けてあげる事が出来ませんでした。 ショップも何軒かあたりましたが、本当に信頼出来るショップにもついぞ巡り合うことも出来ませんでしたね。 最後はかなりのオイル漏れをおこし、家庭の事情もあり、2003年1月に手放してしまいました。 964を所有する事により、1.信頼出来るショップを見つける 2.予算に余裕を持ったクルマ選びを 3.多少高くても程度の良い車両を、若しくは最初にある程度お金を掛けて整備をする 4.その後は先手先手でメンテを実施 といった車選び、維持に大切な事を身をもって学びました。 964も1993年に生産が終了して20年程が経ちますが、いつかまた縁があればですが程度の良いクルマに乗りたいなぁ・・と思います。 以下私の一番好きなアメジストのボディカラー、こんな色でさらっと乗りたいものです。 (あれれ、なんか今のデルタの色にちょっと似てますね・・・) 長文、お付き合いいただきありがとうございました。 次回、その5 ~ シトロエンエグザンティア編に続きます。